飲食店のGoogle上の表示「お手頃」「高級」などの決定方法と修正方法
飲食店をGoogleで検索すると、安価、お手頃、高級などの文言が表示されていることがあります。この部分は、ビジネスオーナーが編集できるわけではなく、来店経験のあるユーザーのアンケート結果から出力されています。
設定方法
例えば、ガストをみてみると、安価と表示されています。この表示はアンケートの結果の平均が安価であると評価しています。
アンケートは誰でも答えることができ、「簡単な質問にお答えください」をクリックすることで参加が可能です。
ランダムでこの飲食店についての質問が出てきます。基本的に考えなくても答えれるものばかりで、その質問を元に表示が決定される仕組みになっています。
表示結果について
「安価」「お手頃」「高級」などの表示結果は、つまりは自店舗の顧客がアンケートを答えることによって決定していることになります。
ディナーのイメージが高級であるのにも関わらず、お手頃と表示されている場合がありますが、これは、ランチタイムがリーズナブルな金額で提供した結果、ランチを利用する顧客がディナーを利用する顧客数よりも増えてしまい、アンケートの結果がランチのイメージに準じる結果になってしまったためと考えられます。
また、アンケートに答えた人の満足度にかなり影響されます。例えば、「高いですか?」という質問に、料金に対しての満足度は、顧客それぞれで異なります。高いと思う人もいれば、安いと思う人もいるでしょう。
そのため、実際リーズナブルを意識している店舗でも「提供している料理は料金以下」という評価が多数派の場合は、高級と評価されますし、高級店であることを意識している場合であっても、「提供している料理は料金以上のクオリティー」と評価されれば、お手頃に評価される場合もあります。あまりこの箇所の表示を気にする必要はありません。
表示結果の変更方法
Googleビジネスプロフィールのダッシュボードから変更できるわけではありません。アンケート結果で望む表示を実現するためには、アンケート結果を可能な限り自演自作してしまうか、ランチとディナーの客層の乖離を可能な限り抑えることがあります。
スタッフ全員でアンケートを答える。
アンケートによる表示の歴史は浅いため、アンケートの件数自体はそこまで集まっていない可能性が高いです。そのため、表示したい評価を意識してスタッフ全員が簡単なアンケートを答えることで、評価を変更できる可能性もあります。
もちろん、人気店の場合は、アンケートの件数自体がすでに多かったり、今後も自然的に増加が見られると考えられますので、この方法では難しいです。
ランチの価格帯を上げる。
昼は格安ランチ、夜は高級の場合は、間違いなくそのお店の評価は、安価になります。格安ランチは、客数を集める反面、口コミを格安水準で塗り替えてしまうからです。そのため、評価を底上げしたいと考えた場合、基準を料金だけで判断してしまう顧客を減らすしかありません。そのため、格安ランチをやめてしまうか、ランチの価格を上げてリブラディングをしましょう。
MEOへの影響は?
現在、この機能は廃止されているので、安価と表示されているから、「渋谷 ランチ 安い」などで検索して上位に表示されやすくなるなどはありません。MEOでは気にする必要性がなくなった機能といえます。
まとめ
この部分の評価について、少なくとも相談者のほとんどは気にしている傾向にあるようです。これは、顧客の主観であり、実際そのような評価になっているのは店舗側にも原因があります。
気にした方が良いのは、毎日の経営で経営している飲食店の総利用者数は増えているはずなのに、口コミが全く増えないことの方だと思います。人気店になれば悪い口コミがある程度増えるのは仕方ありません。対策としては平均評価が上がることだけを意識しましょう。
Googleビジネスプロフィールは、インターネット上の看板のようなものです。表示されている情報は全て看板の一部の情報だと思って編集しましょう。
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最終更新日 : 2024年7月7日