個人事業主で起業する際に必ず押さえておきたいサービスとは?

実質賃金の低下で、特に地方にその傾向があるのですが、生活ができないほど初任給が低い傾向があります。

そのため、転職ではなく個人事業主、いわゆるフリーランスとして起業を検討する人も多いわけですが、無計画に起業をして逆に収入が減る人が多いです。

仕事の管理ができなかったり、取れる仕事の単価がなかなか上がらない、未払いなどが発生した場合時間を持っていかれるなど、理由は様々あります。

著名人のオンラインサロンで言われていることを鵜呑みにする人が急増している中、地に足をつけることが優先されますので、本当に使える情報を先に手に入れる必要性があります。

▼マーケティングの学習は以下のページから行います。

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目次

専門家派遣

セミナーなどに片っ端から参加するよりも、最初から専門家などに相談した方が精度の高いアドバイスを受けることができます。

そもそも起業支援を銘打った高額塾がありますが、あの支出はこれからスタートアップする人間には適正なものではありません。

できるだけ情報の供給は、公共のサービスや専門業者のオンラインサロンで行い、どうしてもできない部分は専門業者に外注するべきです。

ミラサポ(無料専門家派遣)

個人事業主で起業した場合、自分だけで考えるというのはできる限りなしにした方が良いです。

基本的に、起業したらほとんどの雑務は未経験になります。やっておかなければならないことを知らないこともあれば、やっていることが根本的に間違っている場合もあります。

ミラサポは、株式会社パソナが主体の中小企業庁委託事業で、様々な専門家を年に3回まで無料派遣する業務を行なっております。

1回最大6時間まで、自宅や事務所で相談を受けることができます。

ミラサポのメリット

  • 高額な相談料の支払いなしで相談が可能。
  • 知らなかった起業に必要な知識を吸収するためには効果的である。
  • 年度が変われば回数はリセットされる。

ミラサポのデメリット

  • 手続きが面倒。
  • 専門家を選ぶことができるが、基本的な選択権は、コーディネーターにある。
  • 一回の派遣に支払われる報酬の金額が少なすぎるため、決まりはないが、基本的に3回同じ専門家を使わなければならない。
  • ミラサポに慣れてしまうと情報の供給速度が遅すぎる。

エキスパートバンク

エキスパートバンクとは、それぞれの運営母体に登録している専門家を小規模事業主の問題解決のニーズに応じて派遣する事業です。主に、全国商工会の事務所が窓口になります。

エキスパートバンクのメリット

  • 高額な相談料の支払いなしで相談が可能。
  • 知らなかった起業に必要な知識を吸収するためには効果的である。
  • ミラサポよりも報酬が高いので、専門家の積極性はこちらの方が高い。

エキスパートバンクのデメリット

  • 手続きが面倒。
  • 専門家を選ぶことができるが、基本的な選択権は、コーディネーターにある。
  • ミラサポと同様、派遣回数が決まっているため、これに慣れると成長に壁ができる。

フリーナンス



フリーナンスは、提供したサービスの売掛け金を一定の手数料を支払う形を代替えしてくれるサービスです。

個人事業主に限ったことではありませんが、重要なのは、キャッシュフローです。手持ちの現金を常にプラスにしておかないと黒字倒産してしまいます。そのため、実質的には売上になりますが、手元に現金として存在しない売掛け金が増えすぎることは避けなければなりません。

フリーナンスは、登録された請求書に対して、その額面の金額から手数料を差し引いた金額を1〜2日の間に入金してくれます。(即日とされていますが、審査日の翌日に振り込まれますので、日数がかかります。)

フリーナンスのメリット

  • 売掛け金の回収が楽になる。(黒字倒産は最低でも防げる。)
  • 取引先の信用に関して調査も可能。

フリーナンスのデメリット

  • 手数料が高い。(最初は手数料10%)
  • 基本的に高利益商品でなければこの手のサービス利用にはデメリットがある。

会計ソフト

個人事業主は、毎月の売上や経費を確認しなかった結果、具体的に何を改善しなければならないのかわからなくなる事態に陥ることが多いです。

そのため、会計ソフトを導入し、毎月の売上管理を行い、経営のフィードバックをできるようにしておきます。個人事業主の場合、3月に慌てて確定申告の準備のために領収書を確認し出すことがありがちです。

弥生会計オンライン



弥生会計は誰もが知っている会計ソフトです。無料体験が2ヶ月付いているので、その間に使い方を覚えて、上位のプランにするのが良いかもしれません。弥生会計オンラインのほかにもインストール型があります。オンラインの方は年額ですが、インストール型の方は買い切りになります。

freee



個人事業主が導入しやすい会計ソフトには、freeeもあります。レシートや領収書をスマホで撮影し、入力することができるため、ちょっとした空き時間にスマホで会計事務作業をすることも可能です。個人事業主の場合は、19,800円(税抜)で導入が可能です。

請求書作成ソフト

請求書や見積もり書をエクセルなどで作成してしまいがちですが、うっかり上書きするなど、致命的なミスをやってしまいがちです。

特にサービス業になると、とにかく見積り書は作ることになります。クラウド上にデータを残しておいた方が、突然のパソコンの故障などでデータが消えるトラブル防止にもなりますので、基本的にはクラウドを導入することをオススメします。

misoca



請求書作成サービス大手です。最大の特徴は、売掛け金の保証サービスがあります。

特に個人事業主の場合は、売掛け金の回収ができないと、そこに資金の回収に労力を取られてしまうと間違いなく泥沼にハマります。

そのため、できる限りの売上の保証サービスを実施しているものを選択し、安心して仕事に集中できるような環境にするのも必要なことです。

クラウドソーシング

個人事業主は基本的に多忙ですし、また自分ができないことも当然出てきます。

例えば、名刺を作ったり、POPを作ったり、できる人に仕事を依頼した方が本業に集中しやすくなり、結果として労働生産性が上がります。

その人手を探す時に活用できるのがクラウドソーシングのマッチングサイトです。副業をしたい人がたくさん登録しており、中には専門性の高い人材もいます。

ランサーズ



クラウドソーシングの大手のうちの一社です。個人的なさじ加減としては、デザイン関係の案件が多いため、デザインが得意な人がそれに釣られて集まっている印象があります。例えば、チラシやバナーの作成ができない場合は、ランサーズの利用が便利です。

クラウドワークス

クライドソーシングの大手のうちのもう一社です。案件を募集すると、たくさんの応募者が集まりますが、中には経験者を装った未経験者もだいぶ紛れている印象があります。記事作成やデータの収集ではクラウドワークスを活用します。

最終更新日 : 2019年4月23日

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