Square決済とは?導入のメリットなど詳細をコンサルタントが解説
「キャッシュレス決済を導入したいけれど、どのサービスを選べば良いのかわからない!」という開業予定者も多いと思います。
比較的小規模の店舗を運営する予定で、すぐにキャッシュレス決済を使いたい、そして、後で別のサービスに入れ替える時に負担にならないサービスを選びたいという人には、Square決済をおすすめします。
Square決済は、最短当日からクレジットカード払いに対応することができます。そして、さまざまなPOSレジと連携ができるため、DXでシステムを総入れ替えをしたい時に、そのまま使える可能性が高いのも良い点です。
後からシステムを変えるかもしれないというときに、連携先の多いSquare決済を選んでおくと、再度審査に時間がかかりません。開業したときは、他に時間もかけることも多いので、Square決済がおすすめです。
おすすめSquare
評価:
Square決済、SquarePOSレジ、オンラインビジネス(通販、デリバリー)を無料で利用可能。持ち運びに便利なターミナルがおすすめ。審査が早く手早く使える!
Square決済の特徴とは?
Square決済は、シンプルで使いやすいキャッシュレス決済サービスです。
主な特徴は、初期費用・月額費用が不要で決済手数料のみ、最短翌営業日の入金、多様な決済方法への対応、POSレジ機能の無料提供などを行っています。また、連携できる機能も豊富であり、店舗が最初に導入するキャッシュレス決済にはおすすめです。
日本国内だけではなく、中国でも使われている主なキャッシュレス決済をまとめて導入することができ、訪日外国人の決済対策もすることができます。
Square決済の利用料金、入金サイクル、キャッシュレス決済、手数料とは?
項目 | 内容 |
---|---|
利用料金 | 初期費用:決済端末の購入費のみ 月額費用:無料 |
入金サイクル | 三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日 その他の銀行:週1回(金曜日) |
対応している キャッシュレス決済 | クレジットカード(Visa, Mastercard, JCB, American Express, Diners Club, Discover) 電子マネー(交通系IC, iD, QUICPay) QRコード決済(PayPay, d払い, 楽天ペイ, au PAY, メルペイ, WeChat Pay, Alipay+) |
手数料 | 対面決済:3.25% オンライン決済:3.6% 非対面決済:3.75% 請求書決済:3.25% |
対応している 主なレジ | Square POSレジ(無料) Square リテールPOSレジ(小売店向け) Square レストランPOSレジ(飲食店向け) Square 予約(美容サロン向け) エアレジ スマレジ funfo ユビレジ |
Square決済のメリットとは?
Square決済は、導入が簡単で手早く導入できるのが特徴です。
また、キャッシュレス決済は、入金サイクルが長いと、支払いが必要な時に、手元にキャッシュがない状態が発生することもあります。Square決済は、入金サイクルが最短翌営業日ですので、キャッシュフローの面での不安を緩和できます。
導入や運用が簡単!
Square決済は、オンラインでの簡単な申し込みで利用を開始できます。
審査もはやく、最短で申し込み当日に完了することもあります。また、直感的なインターフェースにより、POSレジや在庫管理などの機能を容易に操作できます。
これにより、特別な技術知識がなくても、スムーズに決済システムを導入・運用することが可能です。
迅速な入金システム!
Square決済では、売上金の入金が最短で翌営業日に行われます。また、振込手数料が無料なので、入金が遅れることで支払えないという状況の心配がありません。
リアルタイムで売上と在庫の更新が行われるため、常に最新の財務状況を把握できます。これにより、事業者は資金繰りを効率的に管理し、迅速な経営判断を行うことが可能になります。
振込口座が三井住友銀行もしくはみずほ銀行の場合は、翌営業日に入金されます。
それ以外の場合は、木曜日から水曜日のキャッシュレス決済の売上がまとめて金曜日に入金されます。
低コストで多機能!
Square決済は、初期費用や月額固定費が不要で、決済手数料のみでサービスを利用できます。
さらに、POSレジ、在庫管理、顧客管理、データ分析など、店舗運営に必要な多様な機能を無料から提供しています。また、多くの店舗が使っている運用システムと連携もできるため、事務作業の効率化もすることができます。
これにより、小規模事業者でも高度な店舗管理システムを低コストで導入できます。必要な機能のみを選択して利用することも可能で、柔軟性も高いのが特徴です。
Square決済を導入する時のデバイスを解説
Square決済を導入する際は、専用のデバイスが必要です。それぞれのデバイスの特徴について解説します。
Square ターミナル
オールインワンの決済端末です。5.5インチのタッチスクリーン、カードリーダー、レシートプリンターを内蔵しています。Wi-Fi接続で使用し、クレジットカード(タッチ決済、端末)、電子マネー、QRコード決済に対応しています。コードレスで持ち運びも可能なため、テーブル会計などに便利です。POSレジ機能も搭載しているため、小売店や飲食店など幅広い業種で利用できます。
Squareターミナルの契約方法
Square ターミナルは、Square公式サイトやAmazonの正規販売店で購入できます。公式サイトでは、クーポンコード「SQUARE24」を使用すると割引価格で購入可能です。また、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも取り扱っています。
Square スタンド
iPadを取り付けて使用するPOSレジシステムです。iPadとカードリーダーが一体となっており、回転式のスタンドで顧客側に画面を向けることができます。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応しています。既存のiPadを活用でき、スタイリッシュなデザインで店舗の雰囲気を損ねません。顧客とのコミュニケーションを重視する店舗に適しています。
購入前にSquareアカウントを作成し、審査を通過しておくことをおすすめします。
Squareスタンドの契約方法
Square スタンドは、Square公式サイトやAmazonの正規販売店で購入できます。公式サイトでは、クーポンコード「SQUARE24」を使用すると期間限定価格で購入することができます。また、ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも取り扱っています。購入前にSquareアカウントを作成し、審査を通過しておくことをおすすめします。
- 対応するiPadは?
-
Squareスタンド第2世代に対応するiPadは以下の通りです。
Square スタンド(第2世代、USB-C)対応機種:
- iPad(第10世代)
- 11インチiPad Pro(第1~第4世代)
- iPad Air(第4~第5世代)
- 11インチiPad Air(M2)
Square スタンド(第2世代、Lightning)対応機種:
- iPad(第7~第9世代)
- iPad Air(第3世代)
- 10.5インチiPad Pro
- カードリーダーは別途必要ですか?
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不要です。内臓されています。また、タッチ決済にも対応しています。
Square リーダー
コンパクトで携帯性に優れた決済端末です。スマートフォンやタブレットとBluetooth接続して使用します。ICカード、タッチ決済、電子マネーに対応しており、イベントや移動販売など、場所を選ばず使用できます。
バッテリー内蔵で、1回の充電で約1日使用可能です。価格も4,980円と手頃で、小規模店舗や個人事業主に適しています。
Squareの公式サイトには、専用のドックが売っています。これがあった方が、ビジュアルもICカードの挿入もやりやすくなります。
また、有線接続の場合は、USB-Cケーブルで接続することができます。
Square レジスター
完全統合型のPOSレジシステムです。販売者用と顧客用の2つのタッチスクリーンを備え、決済機能を内蔵しています。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応し、レシート印刷も可能です。オフライン決済にも対応しており、インターネット接続が不安定な環境でも使用できます。多機能で安定性が高く、中〜大規模の店舗に適しています。
Squareレジスターの契約方法
Square レジスターは、Square公式サイトで購入できます。価格は84,980円で、クーポンコード「SQUARE24」を使用すると割引されます。また、Amazonの正規販売店や一部の家電量販店でも取り扱っています。
購入前にSquareアカウントを作成し、審査を通過しておくことをおすすめします。
基本的に小規模の店舗の導入の場合は、Squareレジスターではなく、Squareスタンドもしくは、Squareリーダーをおすすめします。
また、年間キャッシュレス決済金額が3,000万円を超える場合は、キャッシュレス手数料が安くなる可能性もあるため、公式サイトからの購入をおすすめします。
Squareキオスク
Squareキオスクは、iPadを利用した低コストで導入しやすいセルフオーダーシステムです。
注文から決済までをお客様自身で行えます。コンパクトで設置場所を選ばず、Square POSレジと連携可能です。
入り口での注文やテーブル単位でのオーダーとキャッシュレス決済に対応することができます。
Squareキオスクは、公式サイトで契約できます。また、専用のアプリが必要で、月額5,000円/1台かかります。
共通して必要なデバイス
キャッシュレス端末とレジには、他に受領書を発行するためのプリンターが必要です。また、現金払いに対応する場合は、現金を保管する必要性がありますので、キャッシュドロワーを用意しておきます。
Square決済を利用開始になるまでのステップ
- 業種、事業名(法人名または屋号)、電話番号、所在地を入力
- 法人の場合は法人番号も入力
- 必要書類:特になし(後日確認のため求められる可能性あり)
氏名、生年月日、電話番号、性別、自宅住所を入力
店舗名、住所、電話番号を入力
金融機関名、支店名、口座種別、口座番号、口座名義を入力
入力した情報を基に自動で行われる(30秒〜1分程度)
- 自動で行われ、最短で即日承認
- 必要書類:基本的になし。ただし、業種や取引内容によっては追加で以下の書類を求められる場合あり
- 営業許可証
- 登記簿謄本(法人の場合)
- 開業届(個人事業主の場合)
- 取引内容がわかる書類(契約書、請求書など)
Square公式サイトまたは正規販売店で決済端末を購入
届いた決済端末の説明書に従って初期設定を行う
設定完了後、すぐに決済の受付が可能
Square決済の導入に関するQ&A
- Square決済ではどのくらいで決済することができるようになりますか?
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最短で当日から3つのクレジットカードブランドでキャッシュレス決済を行うことができます。そして、最終的に全ての決済ができるようになるまでの所要日数は1ヶ月程度です。
- 利用開始可能なカードブランド:
- 審査完了直後からVISA、Mastercard、American Expressの3ブランドが利用可能
- その他の決済手段の審査期間:
- JCB、Diners Club、Discover:5〜15日程度
- 電子マネー(iD、交通系ICなど):1〜7営業日程度
- QRコード決済(PayPayなど):15〜30営業日程度
- 利用開始可能なカードブランド:
- Square決済の審査通過率はどの程度なのか?
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Squareの正確な審査通過率は公表されていませんが、審査通過率は比較的高いと推測されます。他のキャッシュレス決済に比べても書類が少なく、小規模店舗に選ばれる傾向にあることから言えます。
最終更新日 : 2024年11月10日