Retty(レッティ)の特徴とは?メリットや導入コストについて解説
Rettyは実名制のグルメサイトで、ユーザーのおすすめ情報が中心です。SNS感覚で使え、信頼性の高い口コミが特徴です。星評価は3段階のみで、ポジティブな情報が集まりやすくなっています。無料掲載も可能で、中小の飲食店でも気軽に利用できます。
Rettyを導入するメリットとは?
信頼性の高い口コミによる集客効果
Rettyは実名制のため、信頼性の高い口コミが集まります。サクラや悪意ある投稿が少なく、真摯な感想が中心。ポジティブな口コミが多く、店舗イメージ向上に貢献。実名制により投稿者の信頼性が高まり、潜在顧客の来店意欲を高めます。
効果的な情報発信
SNS的な使用感で、ユーザーの滞在時間が長いのが特徴。タイムライン機能により、リアルタイムのお店探し以外でも露出チャンスがあります。季節メニューやこだわりを「つながり」のあるユーザーに発信でき、効果的な情報拡散が可能です。
人気店ページ広告がほかのグルメサイトよりも安い
グルメサイトの集客は、サイト内検索で上位に表示されることが重要です。ほぼすべてのグルメサイトは、この検索順位では有料会員が上位表示され、無料会員は下位に表示されます。
Rettyでは、任意のキーワードで優先表示を獲得することができる人気店ページ広告を設定することができます。例えば、食べログで競合が多すぎて、上位表示が安定しないキーワードでもRettyであれば上位を取れる可能性もあります。
客層と客単価の向上
Rettyは30〜40代の利用者が半数を占め、比較的年齢層が高いのが特徴。グルメ志向のユーザーが多く、クーポンや安さ目当ての客が少ないため、客単価が比較的高めになる傾向があります。質の高い顧客層の獲得が期待できます。
マーケティングデータの活用
Rettyの管理画面では、実名ファンリスト、店舗ページの閲覧数、電話件数、予約状況などの情報が確認できます。これらのデータを活用することで、効果的なマーケティング戦略の立案や顧客管理が可能になります。
Rettyを導入するデメリットとは?
Rettyは、以前は予約手数料がかからないことで、自社の予約システムの代替品として有効活用できる点が大きな導入メリットでしたが、現在は、ほかのグルメサイトと同等の予約手数料がかかります。
ウェブ予約が成立すると、ランチタイムでは1人あたり110円、ディナータイムでは1人あたり220円の送客手数料が発生します。
また、これはほかのグルメサイトにも共通して言えることなのですが、ウェブ予約が複数のサービスになった場合は、予約台帳サービスを導入しないと、予約管理が複雑化してしまいます。飲食店の新規顧客の集客としてグルメサイトを導入する場合は、集客力の高いほかのグルメサイトが優先されることが多いです。
Rettyを2本目、3本目のグルメサイトとして導入する場合は、導入しているPOSレジ次第では、有料の予約台帳サービスを併せて導入しなければならないのは、注意が必要です。
Rettyの導入コストとは?
Rettyは無料で登録もできますが、簡単な表現しかすることができません。新規の集客とウェブ予約を獲得したい場合は、有料プランからの検討が必要です。
無料プラン
Rettyは基本的な店舗情報の掲載を無料で行うことができます。無料プランでは以下の機能が利用可能です:
- 店舗基本情報の掲載・編集
- メニューや写真の掲載
- アクセス解析機能
有料プラン
プラン名 | 月額料金(税込) | 契約期間 | 人気ページ広告枠数 |
---|---|---|---|
ブロンズS | 28,600円 | 6ヶ月 | 7本 |
ブロンズS | 24,200円 | 12ヶ月 | 7本 |
シルバーS | 37,400円 | 6ヶ月 | 9本 |
シルバーS | 31,900円 | 12ヶ月 | 9本 |
ゴールドS | 59,400円 | 6ヶ月 | 14本 |
ゴールドS | 53,900円 | 12ヶ月 | 14本 |
すべての有料プランに初期費用5,500円(税込)がかかります。
有料プランの主な機能
- 人気店ページ広告
- ネット予約機能
- 日付指定の店舗検索での表示
- Googleビジネスプロフィール連携
- 当日空席枠での表示
- Google・Yahooとのメディア連携
- 店舗ページ内の広告非表示
業態限定プランは廃止
ラーメン、そば・うどん、バー専門店向けの特殊プランがありましたが、現在は廃止されています。
Rettyの導入を検討する際は、店舗の規模や集客ニーズに合わせて適切なプランを選択することが重要です。