テーブルオーダーを導入するメリットと導入方法の解説

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テーブルオーダーはテーブルごとに注文専用の端末が付いており、全ての注文を顧客側で完結する仕組みです。

導入することで、ホールスタッフの注文を受け付ける業務を削減することができ、多言語化により、外国人に対する接客の負担も減らすことができます。

ただし、テーブルオーダーを導入する際には注意点もあります。この記事では、セルフオーダーの導入を検討している飲食店オーナー向けに情報をまとめています。

目次

セルフオーダーシステムとは?

テーブルごとに用意されている端末から、顧客自身で直接注文をすることができるシステムのことです。

テーブルオーダーシステムを導入することで、スタッフがオーダーを取る手間を省くことができますし、オーダーミスを極力減らすことができます。その他にも、訪日外国人(インバウンド)が多い飲食店では、スタッフの負担も多いことから、多言語に対応したセルフオーダーシステムを使うことで、円滑な接客も可能になります。

テーブルオーダーでスタッフの負担を軽減することができる

ホールスタッフの業務からオーダー業務を減らすことができます。特に、宴会の受付が多い居酒屋やレストランでは、飲み放題を提供していることも多く、オーダー業務の負担が深刻でした。テーブルオーダーを導入することで、ドリンクのオーダーを自分でしてもらうことができることで、スタッフは、案内、配膳、メニューの提供、後片付けに集中することができます。

オーダーミスを減らすことができる

ハンディでの注文では、聞き間違いや入力ミスがどうしても発生します。これによって、提供メニューを間違えると、顧客とのトラブルが発生し、顧客満足度が低下するだけではなく、クレームによる低評価の口コミが書き込まれるリスクが高まります。

訪日外国人にも円滑な対応をすることができる。

2024年の訪日外国人の数は、約3,686万9,900人に達し、過去最高を記録しました。国別では、韓国(約880万人)、中国(約700万人)、台湾(約600万人)、アメリカ(約270万人)が多く、少なくとも英語、韓国語、中国語に対応する必要があります。

もちろんこれ以外からの訪日も見込まれるため、特に東南アジア系の言語に対応するのが望ましいですが、上記に比べると少ないため、翻訳アプリで対応ができることも多いです。

モバイルオーダーとテーブルオーダーの違いとは?

セルフオーダーと近い機能にモバイルオーダーがあります。モバイルオーダーは、顧客が自分のスマホでテーブルに用意されているQRコードを読み込むことで、直接注文をすることができる機能です。それに対して、セルフオーダーは、店舗側がテーブルごとに端末を用意しています。

モバイルオーダーは、端末を用意するための初期費用を節約して、セルフオーダーの仕組みを導入することができますが、顧客のスマホに電源が入っていないことやスマホを持ってきていなければオーダーを取ることができないので、結局スタッフがハンディを使ってオーダーをしなければならないデメリットがあります

セルフオーダーの注意点

セルフオーダーは、テーブルに1台のオーダー専用の端末を完備する必要があります。また、バッテリー切れを防ぐために、各テーブルに充電用のコンセントを整備しなければなりません。配線を剥き出しにするわけにはいきませんので、工事が必要になります。

この他にも、POSレジのセルフオーダーのシステムはオプションであるケースが多いため、別途月額が基本的にかかります。

また、さまざまな人が触ることで不衛生であることや、泥酔した人も操作するので端末が破損する可能性があります。そのため、端末には保証をつける必要もあり、コストが嵩むデメリットもあります。

テーブルオーダーを使うことができるPOSレジとは?

テーブルオーダーを導入する方法の代表的な方法は、オプションにセルフオーダー(テーブルオーダー)があるPOSレジを導入することです。テーブルオーダーが使えるPOSレジは、モバイルオーダーに比べると多くはありません。

セルフオーダーが使える代表的なPOSレジ

  • CASHIER(ハンディオーダー機能)おすすめ
  • スマレジフードビジネスプラン(スマレジ・テーブルオーダー)
  • POS+food(POS+TTO)

①CASHIER

CASHIERは、飲食業態の多様な形態に対応ができるPOSレジです。モバイルPOSレジの形態だけではなく、セルフレジの形態にも対応することができます。

CASHIERでは、テーブルオーダーは直感的な画面にデザインすることができます。スタンバイ時に広告も出せるため、LINE公式アカウントの登録を誘導することもできます。

テーブルオーダーを導入するにあたってCASHIERは、低コストで導入することができます。

POSレジ1台あたり月額4,400円+ハンディオーダー機能月額5,500円

また、他のPOSレジはハードにiPadを要求しますが、CASHIERは、Android製品で起動します。そのため用意するハードの費用も安く済みます。採用がどうしても難しいのに、採用がなかなかできない飲食店は検討の余地があります。

対応している言語:中国語、韓国語、英語

CASHIERに資料請求

CASHIERは、Androidでも起動することが特徴で、スマレジ、POS+同様の多彩なカスタマイズを実行することができるレジです。Squareターミナルと連携することができます。

②スマレジフードビジネスプラン

スマレジは、他社システムとの連携先が多いPOSレジです。スマレジには、スマレジ・テーブルオーダーがあり、このプランを導入することで、セルフオーダーを実現することができます。

ただし、スマレジ・テーブルオーダーは、スマレジフードビジネスプランのオプションとなっており、総コストは相応にかかることから、導入できる飲食店の規模は限られる傾向にあります。純粋にセルフオーダーシステムを導入したいだけであれば、CASHIERの方が費用を抑えることができます。

対応している言語:中国語、韓国語、英語、タイ語、ベトナム語、フランス語

スマレジ直接相談

多機能で外部連携先が多いスマレジの導入相談を行うことができます。導入相談は、全国各地のショールーム予約もしくはオンライン相談を選ぶことができます。何を具体的に実施したいのかをお伝えください。

③POS+food

POS+(ポスタス)は、それぞれの業界に専用のサービスを提供する有料のPOSレジです。飲食業界向けのPOS+foodでは、テーブルオーダー機能(POS+TTO)が用意されており、オプションとして追加することで、セルフオーダーを実装することができます。

対応している言語:中国語、韓国語、英語、ベトナム語

POS+food

自由度の高いPOSレジが欲しい飲食店向け。独自のカスタムサービスがあり、セルフレジやモバイルオーダーなどを含めた独自の飲食店DXに取り組んでいます。主要な予約台帳システムにも対応

テーブルオーダーを実装できるシステム

テーブルオーダーを実装するもう1つの方法が、テーブルオーダーシステムを提供するサービスにPOSレジを連携することです。こちらの方法を使うメリットは、POSレジを入れ替える時にそのシステムと連携ができるPOSレジであれば、そのまま移行することも可能な点です。

①L.B.B.Cloud

L.B.B.Cloudを導入すると、セルフオーダーのみならず、モバイルオーダー、テイクアウトオーダー、セルフレジ(現金非対応)を実装することができます。幅広い業務効率化を実現することができることが特徴です。

連携ができるPOSレジ

NECモバイルPOS

一般的な飲食店に必要な機能は、標準装備。豊富な外部機能と連携することができ、自由な業務のデジタル化を行うことができます。また、移行もしやすいのが特徴です。

まとめ

テーブルオーダーの仕組みを導入することで、ホールスタッフのオーダーの業務を削減することができます。ただし、難点としては、テーブル分のタブレット端末を用意する必要がある他、テーブルごとに電源がないといけませんので、配線の電気工事が必須であるデメリットがあります。

テーブルオーダーの仕組みの導入を検討する場合、できる限りコストを抑えることが定石です。その観点から考えると、iPadでしか起動しないアプリよりもAndroidでも起動するアプリの方が総コストは抑えることができるため、CASHIERがおすすめです。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー・集客コンサルタント。店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。

メディア掲載としては、「第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)」
「株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事」が公開される。

山形県よろず支援拠点や地方商工会青年部向けのWEBマーケティングセミナーを実施

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