タブレットPOSレジのおすすめとは?人気POSレジアプリの比較
テナントの面積を小さくした店舗の開業が主流になっています。そのため、レジやキッチンなどをできる限りコンパクトにし、客席を広くとることが一般的になっており、レジはスペースを取らないタブレットPOSレジが一般的になっています。
また、タブレットPOSレジの特徴としては、外部アプリと連携することで、会計、予約や在庫管理などの情報も連動させることができ、定量的な経営の実現と労働生産性の向上に役立てることができます。
ただし、以下のような悩みもあります。
開業を検討する店主や店舗責任者にとって、どのタブレットPOSレジを選べば良いのかがわかりません。
というのも、POSレジアプリ次第で、できることが異なってきます。そのため、それぞれでできることの違いを理解しておく必要があります。
ここではタブレットPOSレジアプリの特徴と、それぞれのPOSレジアプリでできることの違いについて紹介したいと思います。
5分でわかるPOSレジの教科書
POSは、キャッシュレス決済導入だけでなく、会計、顧客管理、予約管理、集客ツールと連携する店舗経営を管理する重要なシステムです。POSでできることを簡単に理解!
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レジ・POSレジ・POSレジアプリの違いとは?
レジと言えば、代金を計算して、レシートを出力するツールとして知られています。レジの種類を大きく分けると、レジスター、POSレジ、タブレットPOSレジの3つに分けることができます。
レジスター | POSレジ | タブレットPOSレジ | |
---|---|---|---|
イメージ | |||
入力方法 | 手動 | 登録もしくは手入力 | 登録もしくは手入力 |
レシート出力 | ◯ | ◯ | ◯ |
売上分析 | × | ◯ | ◯ |
在庫管理 | × | ◯ | ◯ |
顧客管理 | × | ◯ | ◯ |
ソフトのアップデート | × | × | ◯ |
通販・予約システム 等との連携 | × | × | ○ |
キャッシュレス決済 | × | 端末が必要 | ◯ |
レジスター
レジスターとは、会計の入力とレシートの出力をするだけの専用端末で、個人店舗などでよく見かけます。導入には、専用端末のみを購入するだけのシンプルなものですが、売上・在庫・顧客の分析をすることができず、基本的にはキャッシュレスに対応できません。
POSレジ
POSレジは、予め商品情報を入力して、スキャナーでバーコードを読み取ること決済を行います。レジスターに比べると打ち間違いによる決済のミスが少ないのが特徴で、売上・在庫・顧客の分析に必要なデータの出力も可能です。ただし、専用端末を使うことで、POSレジのソフトのアップデートができず、通販や予約システムなどとの連携ができません。
タブレットPOSレジ
タブレットPOSレジは、一般的に販売されているiPadにアプリをインストールし、レシートを出力するプリンターや商品情報を読み込むスキャナー、オーダーを取るスマホなどと連携して使うことができます。
ソフトのアップデートはもちろん、各種アプリと提携している通販、予約システム、勤怠システムなどとも連動することができます。また、キャッシュレス決済にも対応することができます。
タブレットPOSレジの導入は、以下が主な目的となります。
- 多種多様なキャッシュレス決済に対応した集客の対策
- 各種ITツールとの連携で、経営の効率化
- スペース対策
それぞれのタブレットPOSレジの特徴とは?
タブレットPOSレジは、iPadをレジ端末にして、周辺機器と組み合わせることで、決済のほかに、経営管理を行うことができるものです。
タブレットPOSレジは、さまざまなサービスがありますが、その中でも人気のスマレジ、エアレジ、ユビレジを紹介します。また、需要があるタブレットPOSレジとして、POS+も紹介します。
スマレジの特徴とは?
スマレジとは、株式会社スマレジが提供するタブレットPOSレジです。
2022年段階では、118,000登録店舗を突破しています。
特徴としては、引換券やクーポン券などをレジで発行することができたり、セルフレジ化することもできます。また、会計、販売管理、顧客管理、ECなどと連動することができ、店舗運営に必要な機能を一元管理化できることが特徴です。
スマレジの有料プランに含まれる機能も紹介しています。また、詳細は、資料請求でご確認ください。
会計 | 弥生 MoneyForwardクラウド TKC 会計フリー 奉行クラウド MJSLINK |
販売管理 | Ones Closet OBIC7 SMILE CAMMACS Kintone flam |
予約管理 | TORETA |
セルフオーダー | IGREK |
EC | ECCUBE アシスト店長 NEXT ENGINE |
エアレジの特徴とは?
エアレジとは、株式会社リクルートが提供するタブレットPOSレジです。
特徴は、POSレジアプリの全ての機能を全て無料で使うことができます。
エアレジがエアペイを使うことで、ほとんどのキャッシュレス決済を使うことができます。
また、一般的に必要とされるキャッシュレスに対応しており、基本的な売上管理業務ができますので、個人経営の規模の店舗から幅広い人気があります。エアレジも外部アプリとの連動が可能です。
ユビレジの特徴とは?
ユビレジとは、株式会社ユビレジが提供するタブレットPOSレジです。
大きな特徴には、サポートが手厚いことがあります。導入については専門のコンサルタントから指導を受けることができますし、その後のフォローアップも受けることができます。タブレットPOSレジを使いこなせるか心配な店主にはおすすめです。
POS+(ポスタス)の特徴とは?
POS+は、飲食、小売、美容のそれぞれが使いやすく設計されている、ポスタス株式会社が提供しているタブレットPOSレジです。
POS+は、レストランの予約システムとしては馴染みのあるTableCheckと連携できるタブレットPOSレジです。手数料のかかるグルメサイトのウェブ予約に頼らずに運営していきたい場合は、ポスタスを前提に検討するのが良いでしょう。
TableCheckは、予約にクレジットカードの情報の入力を必須にする設定ができる予約管理システムです。ノーショー(予約の無断キャンセル)を防止できます。
それぞれのタブレットPOSレジの導入コストの比較
どうしても気になってしまうのはアプリの利用料金です。タブレットPOSレジの導入コストは、2つに分かれます。
- スマレジ、エアレジ、ユビレジなどのPOSレジアプリ(ソフト)の利用料金
- タブレットや周辺機器の購入費用
これらの費用は、どのタブレットPOSレジでもかかります。
POSレジアプリの利用料
サービス名 | 利用料金 |
---|---|
スマレジ | 無料 〜 上位有料プランあり |
エアレジ | 無料 |
ユビレジ | 無料 〜 上位有料プランあり |
POSレジアプリは、利用自体は、スマレジ、エアレジ、ユビレジどれも無料から始めることができます。
ただし、全機能を無料で利用することができるのは、エアレジのみです。それに対して、基本的なレジとして他のPOSレジアプリは機能しますが、全ての機能を使えるわけではありません。
スマレジでは、引換券やクーポンを発行でき、連携できる外部システムが多いことに特徴があります。これらの機能は、プレミアムから活用することができます。そのほかに、顧客件数10万件以上でセルフレジを導入したい大型店舗向けのプレミアムプラス、飲食店向けのフードビジネス、小売店向けのリテールビジネスなどのプランがあり、こちらには、コールセンター対応がついています。
ユビレジでは、専任のコンサルタントが付いて導入までのサポートがあるほか、アフターサービスでは、コールセンターでの対応があります。
POSレジアプリの有料の基準として、インストアの販促を強化したい時は、スマレジを選択。レジの操作に不安がある時は、ユビレジを選択。導入コストをゼロにしたい時は、エアレジを選択。
周辺機器の購入費用
サービス名 | 利用料金 |
---|---|
スマレジ | 株式会社スマレジにお問い合わせください。 IT導入補助金の対象です。 |
エアレジ | 株式会社エアレジにお問い合わせください。 全国のビックカメラもしくはポンパレモールで購入できます。 |
ユビレジ | 株式会社ユビレジにお問い合わせください。 |
タブレットPOSレジの導入には、iPadを含めた周辺機器が必要になります。業種・業態によって、必要な周辺機器は異なります。また、導入費用は高額になりがちですので、レンタルサービスを利用できたり、補助金で買い取ることで負担を小さくすることができます。
スマレジでは、IT導入補助金を利用して、タブレットPOSレジを導入することができます。
上記はスマレジのIT導入補助金を利用した場合の補助金の例です。補助金を活用することで、タブレットPOSレジの導入費用を大きく減らすことが期待できます。IT導入補助金を活用した導入は、株式会社スマレジにお問い合わせください。
各種タブレットPOSレジが対応しているキャッシュレス決済とは?
タブレットPOSレジを選ぶ上でとても重要になるのが、なんのキャッシュレスに対応しているかです。
スマレジ、エアレジ、ユビレジが対応しているキャッシュレスは以下のようになります。違いにはマーカーを引いています。
サービス名 | 対応している支払い方法 |
---|---|
スマレジ | ■クレジットカード JCB VISA Master AMEX Diner UnionPay DISCOVER セゾン ■電子マネー Appleペイ Googleペイ QUICPay nanaco iD 楽天edy WAON 各種交通系マネー ■QRコード Wechat Pay ALIPAY PayPay d払い auPay メルペイ ゆうちょペイ 楽天ペイ |
エアレジ | ■クレジットカード JCB VISA Master AMEX Diner UnionPay DISCOVER ■電子マネー Appleペイ QUICPay iD 各種交通系マネー ■QRコード ALIPAY WeChat Pay UnionPay COIN+ d払い PayPay d払い auPay J-coin Pay |
ユビレジ | STORES決済 StarPay 楽天ペイ 食べログPay Square オムニカード・ペイメント おてがるPay などの外部決済サービスと連携 詳しくはこちら |
ユビレジは、自社ではなく他社が運営してる決済サービスを活用してます。そのため、対応する決済サービスを実質選択することができます。
スマレジとエアレジのキャッシュレスを比較すると、どちらも基本的な支払い方法には対応しています。
ただし、スマレジは、nanacoやWAONなどの大手小売系のキャッシュレスにも対応しています。イオンモールなどの買い物では、WAONを使う傾向がありますので、近隣の店舗であれば、決済に使えるようにしておくと良いでしょう。
タブレットPOSレジを事前体験したい。
タブレットPOSレジは、周辺機器を購入することになりますので、簡単にどれが良いのかを決めることは難しいです。そのため、事前に確認できる環境が重要で、タブレットPOSレジ各社は、家電量販店などにショールームを用意しています。
スマレジの展示体験をしたい。
スマレジでは、体験と相談ができるショールームを用意してます。
ショールーム | 渋谷 品川 新宿 名古屋 大阪 福岡天神 |
ヤマダ電機 | LABI仙台 松戸本店 LABI名古屋 テックランド西宮甲子園店 LABI三宮 LABI広島 テックランド城南デジタル館 |
なお、ショールームに訪問する際は事前予約が必要です。来店が難しい方には、オンライン相談窓口があります。
エアレジの展示体験をしたい。
エアレジは、ビックカメラにサービスカウンターか展示されています。サービスの詳細まで知りたい時は、札幌店、有楽町店、新宿東口店、赤坂見附駅店、藤沢店、浜松店、名古屋駅西店、京都駅店、なんば店、岡山駅前店、広島駅前店、天神1号館、鹿児島中央駅店、那覇店にて展示されています。
ユビレジの展示体験をしたい。
ユビレジもショールームがあります。東京北参道と大阪梅田の2ヶ所があります。こちらも予約が必要です。
まとめ|タブレットPOSレジを選ぶコツとは?
複数のクラウドで経営管理をしていることや会計の際にクーポンを発行するなどの販売促進を行いたい時には、タブレットPOSレジでできることを比較する必要性があります。
現在活用しているクラウドとの連携ができるのか、使いやすいのか、何ができるのか、そして、何をしたいのかをベースにして、導入コストで考えるのが良いでしょう。
それぞれの事情に合わせて選択するのが良いと思いますが、私は引換券やクーポンを発行することができるスマレジをおすすめします。
レジでクーポンの発行ができるのは強みです。
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最終更新日 : 2024年9月8日