X(Twitter)でフォロー&リポストキャンペーンを行う方法とは?
フォロー&リポストキャンペーン(旧フォロー&リツイートキャンペーン)とは、X(旧Twitter)の指定のアカウントのフォローとリポストをしてもらうことの見返りに、抽選でクーポンやプレゼントを送るキャンペーンのことです。
このキャンペーンで企業側はたくさんのフォロワーを獲得することができ、露出もできるメリットがあります。しかし、テレビでもフォロー&リポストキャンペーンは懸賞として紹介されていることもあり、同一人物に、当選の確率を上げるために複数アカウントで登録されたり、顧客化の見込みのないフォロワーを増やしてしまうこともデメリットです。
そのため、キャンペーンの実施方法には工夫が必要です。
フォロー&リポストキャンペーンを行うメリットとは?
フォロー&リポストキャンペーンを行うことで、フォロワーを大量に獲得することができます。また、リポストも行われるため、Xのアカウントが拡散され、接点のないユーザーにも企業や店舗が認知されます。
そのため、フォロー&リポストキャンペーンは、広告の一種と考えます。提供するプレゼントを工夫すると、店舗では集客にそのまま繋がります。たとえば、ペアのお食事券をプレゼントし、提供するメニュー例の画像を応募ポストで紹介します。画像で興味を持ち、当選しなくても来店予約につなげられます。
また、インスタントウィンの仕組みを使うと、新しいフォロワーを獲得しつつ、クーポンをばら撒くこともできます。インスタントウィンとは、リポストなどの特定の行動に連動して抽選をその場で行い、DMやリプライで抽選結果を自動送信する仕組みのことです。
フォロワーの獲得と宣伝を両方運用ができるため、フォロー&リポストキャンペーンは、X(旧Twitter)を活用したマーケティングの中では、コストパフォーマンスが高いキャンペーンと言えます。
X(旧Twitter)でフォロー&リポストキャンペーンを行う方法とは?
大規模なフォロー&リポストキャンペーンには、ツールを活用する必要があります。これは、Xが、リポストした人の確認が最新で100件までしか確認ができないためです。これでは公平な抽選ができないため、ツールを活用するのが前提となります。
フォロー&リポストキャンペーンは、大きく分けると通知を自動化するか、担当者がDMで通知するのかで分かれます。これらは、ツールで管理する必要があり、キャンペーンの仕組み次第で選ぶツールが異なります。
フォロー&リポストキャンペーンを企画します。何を認知させたいのか、何を売りたいのかを明確にし、プレゼント、サムネイル、応募詳細ページを用意します。
インスタントウィンの仕組みで、自動で抽選を行い、当選者に通知するようにしたい時は、インスタントウィンに対応したツールの導入をあらかじめ決定しなければなりません。
フォロー&リポストキャンペーンは、多くの人が参加するほど有利になります。そのため、店舗であれば、LINE公式アカウントや店内でもアナウンスを行い、キャンペーンに参加してもらいます。また、十分な拡散が期待できない時は、X広告を使います。
X広告には、タイムラインにポストを広告として表示させるプロモポストとフォロワーを獲得する目的のプロモアカウントがあります。キャンペーンを成功させることが目的なので、プロモポストで広告を出稿します。
抽選のみを行いたい時
リポストを行ったフォロワーをフィルタリングし、その中から抽選を行います。例えば、プレゼント件数自体が少なく、抽選結果を確認してからプレゼントをしたい人を確定させたい場合は、インスタントウィンの自動通知はせず、抽出と抽選のみを実施します。
この際に使用するのは「SocialDog」です。SocialDogのビジネスプランには、X(旧Twitter)キャンペーン機能が含まれています。
SNS運用ツールSocialDog
評価:
Xの予約投稿やフォロー管理、ソーシャルリスニング機能で口コミの管理もできます。 Businessプランを使うことで、Xキャンペーンの施策の実行ができます。
ビジネスプランでは、特定のポストに対する反応を調べることができます。
Twitterユーザーをフィルタリングすることができ、
などの特定の反応をしたユーザー一覧を作ることができます。これらのユーザーリストに対して、抽選を実施し、当選者のリストをCSVでダウンロードすることができます。また、抽選結果からアダルト系のアカウントや懸賞を目的にしたアカウントを除外する機能も備わっています。
この方法を選択した時は、キャンペーンのポストには、締切期日を設定する必要があります。
インスタントウィンを導入したい時
インスタントウィンでは、特定の条件を満たしたユーザー向けに、リプライやDMで自動で結果を通知します。スタッフの手間がかからず、大規模なクーポン配布には向いている施策です。
インスタントウィンを行うためには以下のようなツールを導入します。
Atatter for Twitter
Atatterは、Web遷移によるサービス訴求、豊富なオプションの無料提供を特徴とするX(Twitter)キャンペーンツールです。カンバセーションカードや消し込み型クーポンなど、多彩な機能を備え、フォロワー獲得やWebサイト送客、店舗送客など売上に直結するキャンペーン実施が可能です。
echoes
echoesは、X(Twitter)キャンペーンのオールインワンツールです。インスタントウィン型キャンペーンを含む多機能を提供し、自動抽選設定、参加条件設定、オートリプライ、ランダムオートリプライ、自動DM・一括DM送信などが可能です。また、ログイン認証によるカスタマイズ可能な当選・落選画面表示、参加者リストのダウンロード、成果レポートの確認など、キャンペーン管理・自動化できます。
ATERU
ATERUは、X(Twitter)キャンペーンに特化したツールです。作業時間を60%削減し、月額4.5万円から利用可能です。インスタントウィンに対応し、応募収集・抽選作業を自動化。当選通知の自動配信や簡易レポートの生成も可能です。さらに、カンバセーションボタンの利用で応募数増加を図れます。
カンバセーションボタンは、X(Twitter)の機能で、ツイート内に最大4つの選択肢を設置できます。ユーザーが選択肢をタップすると、企業が設定したテキストが挿入された投稿作成画面が開きます。これにより、ユーザーの投稿作成手間が省け、キャンペーン応募数の増加が見込めます。
PARKLoT
PARKLoTはX(Twitter)で手軽にインスタントウィンキャンペーンを行えるツールです。主な特長として、抽選や当落連絡などの手間を省く全自動運用、最短10分でのキャンペーン開始、そして多種多様なキャンペーン形式があります。料金は月額6万円からで、初期費用として10万円です。時間と手間をかけずに効果的なキャンペーンが実施できます。
giff letter Twitterインスタントウィン
giff letter Twitterインスタントウィンは、X(Twitter)での販促キャンペーンを効率的に行うためのツールです。このサービスは、運用の自動化と詳細なターゲット設定が可能で、店舗の来客数やアプリのダウンロード数など、様々な目的に応じたキャンペーンが実施できます。一手に制作から広告までをサポートするため、手間をかけずに高品質なキャンペーンが行えます。
フォロー&リポストキャンペーンの注意点とは?
フォロー&リポストキャンペーンを効果的な集客方法と運用する時は、企画の段階で以下のようなポイントに注意する必要があります。
オファーは自社PRにつながるものにする。
フォロー&リポストキャンペーンでは、フォロワーを獲得することを目的にしています。オファーはAmazonギフトカードでも良いですが、自社PRにつながるものを用意した方が良いことが多いです。
そして、集客を重視した配布数を重視するよりも非現実的なものの方が射幸心を煽られます。飲食店であれば、餃子1皿無料を100人にばら撒くよりも、ディナーコースの一番高いものをペア1組にした方が良いです。
インスタントウィンは集客を伸ばすことが目的になる。
ファミマが肉まんが1万人に毎日当たるキャンペーンを実施しています。
インスタントウィンの仕組みを活用し、条件を満たしたアカウントを自動で抽選し、すぐに結果発表をしています。たとえば、毎日肉まんが1万人に当たるキャンペーンを行うと、肉まんがもらえるという来店動機を1万人に毎日付与することができます。
コンビニのような来店すれば、ついで買いで日用品などが売れる業態では効果的な集客方法です。この時は、原価率の低いPB商品をオファーにするのが効果的です。
#プレゼントキャンペーンなどのハッシュタグを活用する。
ハッシュタグの中には、プレゼントキャンペーン専門のハッシュタグがあります。
このハッシュタグを使うことによって、懸賞を目的としている人に見つかりやすくなります。顧客にはならない層ですが、キャンペーン開始時に参加が増えることで釣られて参加する人を増やす効果が期待できます。
リプライ数を増やすための対策を行う。
X(Twitter)のタイムラインは、ほとんどのユーザーがおすすめです。おすすめは、フォローしていないユーザーとフォローしているユーザーから約半数ずつ表示するアルゴリズムになっており、フォローしていないユーザーにも訴求するためには、フォローされていないユーザーにも露出することが重要になります。
この場合、フォロワーは直接表示アルゴリズムには関係なく、いいね、リポスト、リプライなどが影響します。その中でもリプライの加点評価が高いため、フォロー&リポストキャンペーンでは、リプライも条件に加える場合があります。この場合、リプライにさらに返信をすると、大きな加点があり、露出しやすいアカウントに育てることができます。
まとめ
X(旧Twitter)のアカウント育成の手段として、X(旧Twitter)キャンペーンは定石になっています。とても手軽にフォロワーを獲得できる施策であるため、X(旧Twitter)のアカウントを作成した時にはぜひ行いたいところでもあります。
店舗であればキャンペーンを利用して集客もできますので、X(旧Twitter)をぜひ有効活用してみてください。
X(Twitter)の基礎
X(Twitter)の用語
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最終更新日 : 2024年5月30日