ポスティング広告とは?役割や新聞折込、オンライン広告との違いを解説

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飲食店や美容室を経営している時に、最も集客ができる可能性が高い顧客は、実際に周囲に住んでいる人や仕事をしている人たちです。

そこで、特定のエリアに絞り込んで情報を最も広く拡散できる方法の1つが、チラシのポスティングです。

チラシを近隣の住所のポストに投函するポスティングは、オンラインの広告ではリーチしない層にも届きます。こちらから積極的に情報を届ける手段であるため、お店のオープン時の集客としては必ずと言っていいほど使います。

この記事では、ポスティング広告について詳細に解説します。

目次

ポスティング広告とは?

ポスティング広告とは、直接家庭や企業のポストにチラシなどを投函する広告手法です。エリア指定が可能で、地域密着型のビジネスに最適です。全戸配布と選別配布の2種類があり、それぞれ費用や特徴が異なります。効果的な反響を狙うには、エリア選定やターゲットの明確化が重要です。

ちなみに、ポスティング広告とは、事業者に印刷から配布を依頼するものを指します。自分でポスティングすることをセルフポスティングと呼びますが、セルフポスティングは広域配布がポスティング広告よりも高くつきます。そのため、以後、ポスティング広告について言及します。

ポスティング広告の特徴とは?

地域を絞り込んでチラシを配布しますので、特定地域に絞り込んで認知度を向上させたい時には高い効果があります

オンラインの広告は、年齢、性別、興味関心などの絞り込みをかけることができるので精度が高い特徴がありますが、その媒体(例えば、GoogleやSNS)のユーザーでなければ情報がリーチしません。それに対して、ポスティングは、こちらからチラシを投函しますので、媒体のユーザー以外にもリーチします。

また、ポスティング業者に依頼する際は、配布完了日までの期間が長いほど費用を下げることができます。そのため、大量に配布したい場合は、配布完了日までに十分な期間を用意しておくと、コスパ良くチラシを配布することができます。

ポスティング広告はどのような業種におすすめ?

ポスティング広告は、特に飲食店や美容室などの店舗ビジネスにおすすめです。

  • 飲食店
  • 美容室
  • エステサロン
  • 小売店
  • 不動産
  • 教室・塾
  • 害虫駆除
  • 引っ越し
  • 娯楽施設

ポスティング広告は何のために活用するのか?

ポスティング広告は、1つの情報を伝えるために活用します。よく使われるのはオープン前の告知です。店舗の自己紹介とオープンキャンペーンのお知らせのチラシを配布します。また、居酒屋などでは、12月〜4月にかけての宴会が集中する時期に先立てて、予約を獲得する目的でポスティング広告を活用する時があります。

例外として、スーパーのような日用品を多く販売している小売店では、セールの際にたくさんの商品の情報を掲載します。

全戸配布と選別配布の違いとは?

全戸配布とは、特定の地域を指定したら、その地域の家屋や事業所のポスト全てにチラシを投函します。選別配布は、特定の種類の家屋や事業所のみを対象にします。もしくは、特定の種類の家屋や事業所を除外して配布します。

全戸配布と選別配布は、住宅や事務所によって反応率に大きな差があるため、使い分けが必要とされています。例えば、一軒家と集合住宅では、一軒家の方が反応率が高いです。

どちらを行うかは、業種によります。ほぼすべての層を対象にできる飲食店では全戸配布をしますし、住宅の近所が選ばれやすい美容室では、選別配布で事業所を除外して配布します。

概要メリット
全戸配布配布エリア内の全ての建物に無作為に配布広範囲に商圏内のターゲットにリーチできる
選別配布範囲エリア内の特定の建物に限定して配布
(特定の建物を除外して配布)
・狙ったターゲット層に効率よく情報を届けることが可能。
無駄打ちを抑えられ、反応を得やすい。

ポスティング広告の効果とは?

ポスティングの反応率とは、配布したチラシや広告に対してどれくらいの反応(問い合わせ、店舗訪問、商品購入など)があったかを示す指標です。具体的には、以下の計算式で求められます。

X=反応があった数 Y=配布したチラシの枚数 Z=反応率

Z=X/Y*100(%)

ポスティングの反応率は、一般的には0.1%〜0.3%程度とされています​​。

また、以下のようなデータもあります。

当社調べでは、ポスティングしたチラシの反応(商品の購入や申込み)率は、全国平均で0.75%です。一方、新聞折込の反応率は、全国平均で0.32%となっています。このことから、ポスティングの反応率は、新聞折込の2倍以上であることがわかります。

ポスティングの反応率(反響率)はどのくらい?反応率を高めるポイントとは?-ラスクル

ただし、これは業種によって大きな差があります。例えば、ファーストフードはほぼ全員を対象にできるため反応率が高いですが、エステサロンは、美容に敏感な女性をターゲットにしており、反応率は平均よりもかなり下がります。

美容室のマーケティングには、センサンという言葉があります。これは、1,000枚チラシを配って、予約が取れるのは3人という意味です。

ポスティング広告と新聞折込の違いとは?

チラシを配布する方法として、ポスティングと対比されるのは新聞折込です。ポスティングと新聞折込の違いは、ポスティングは、住所に対してアプローチするのに対して、新聞折込は、新聞を定期購読している世帯を対象にします。また、新聞の種類も日本経済新聞や農業新聞などを選べることから、新聞折込の方が詳細なターゲティングができます。

ただし、新聞折込の問題点は、新聞を定期購読している世帯を対象にしているため、若年者層にはリーチしづらく、ポスティングよりも配布枚数を稼ぐことはできません。

特定の地域に情報を浸透させる目的であれば、ポスティング広告を使いましょう。ターゲットが、明確である場合は、新聞折込を使った方がコスパ良く集客ができる場合があります。

新聞折込のほかにコミュニティペーパーがあります。コミュニティペーパーとは、ポスティングされる地域の情報誌のことで、チラシを挟み込むサービスを行っている事業者もあります。コミュニティペーパーへの折込は、新聞折込の良い点を持ったポスティングのイメージなので、配布部数次第で検討する余地はあります。

ポスティング広告とオンライン広告の違いとは?

ポスティング広告は地域密着型で直接顧客に訴求ができます。その一方、オンライン広告はデジタル上で広範囲にターゲティングが可能です。

ポスティングは潜在顧客へのアプローチに適し、チラシなので保存性が高いのが特徴です。オンライン広告は効果測定が簡単で、リアルタイムで調整できます。両者の特性を理解し、目的に応じて使い分けることが重要です。

また、ポスティング広告とオンライン広告の違いをテーブルにまとめました。

特徴ポスティング広告オンライン広告
ターゲティング地域限定(町丁目単位)詳細な属性設定可能
リーチ潜在顧客も含む幅広い層インターネットユーザー
費用発生配布枚数ベースクリック数ベース
効果測定比較的困難容易(リアルタイム)
保存性高い低い
開始コスト比較的低い予算設定により変動
適した用途地域密着型ビジネス広範囲のサービス・商品

ポスティング広告を出稿する手順とは?

ポスティング広告を出稿する手順を解説します。

STEP
目的と目標の明確化

ポスティング広告を行う目的を明確化します。新店舗のオープン時にポスティング広告を使う場合は、開業後の集客の目標数を掲げます。

例えば、100組の来店を呼びたい場合は、0.3%の反応率と仮定した時に、チラシの配布数は、100組÷0.3%=33,333枚の配布が必要という計算ができます。

STEP
来店動機を高める特典を用意する

購入や来店の動機になる内容がポスティング広告の成功には必要です。例えば、開店1周年セールであれば、先着○名様にプレゼントや目玉になる商品のお買い得情報を並べることも該当します。

かちプロの過去の支援例では、廃材で作った子供用のスプーンやフォークを無料で配布している小売店もありました。コストをかけなくても喜ばれる特典を用意することはできます。

STEP
チラシのデータを作成する

次にチラシのデータを作成しますが、DTPデザイナーに依頼すると3〜4万円の費用がかかります。また、ポスティング業者が作成してくれるケースもありますが、同様に費用がかかります。

最近は、CanvaやAdobe Expressのような素人でも簡単にデザインができるソフトが増えていますので、自分でデザインをすることもできるようにはなりました。

STEP
ポスティング業者に印刷と配布の依頼をかける

ポスティングはネット印刷から依頼をかけることができます。配布部数や配布する地域を指定し、チラシを入稿(PDF形式)することで、ポスティングを依頼することができます。

ポスティングの依頼ができる事業者は別記事で解説しています。

配布部数は、目標分を設定しますが、かなりのコスト高になるケースもあります。そのため、最低限の集客の効果が期待できるのは、1万部程度からと覚えておきましょう。

まとめ:地域密着型のビジネスはポスティングは重要な集客方法

スマホが普及しているため、集客の方法はオンライン広告が全盛ですが、オンライン広告は、それを見ていることが前提な上、仕組みが難解化しています。

ポスティング広告は、それに比べるとシンプルです。また、こちらからチラシを投函しますので、地域を限定した認知度向上策としては、最も確実性の高い広告です。

ポスティング広告を自在に使えるようになると、店舗の集客が楽になるのは間違いないでしょう。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー・集客コンサルタント。店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。

メディア掲載としては、「第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号)」
「株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事」が公開される。

山形県よろず支援拠点や地方商工会青年部向けのWEBマーケティングセミナーを実施

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