自演のクチコミでGoogleマイビジネスやクチコミの評価を上げるリスクとは?

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クチコミが全くつかず、焦ってしまい自演をしてしまう人は少なくありません。まだ、クチコミの件数が少ない場合は、影響はそこまで大きくありませんが、自演の件数が増え出し、評価が異常に上がってしまうと自演が大きな問題になることになります。

それでは、なぜ、自演のクチコミが問題になるのかを説明いたします。

目次

自演とは

自演とは、なりすましのことです。他人になりすまし、客観的なレビューを書くことでクチコミの件数を増やし、評価を上げる行為を指します。

Googleのマップ検索では、SEOの要素にクチコミの件数や評価があります。そのため、自演でクチコミの件数を増やし、評価を上げることで、露出を高めることができ、平均評価も高いので集客に繋がります。

食べログのステマ

食べログでは評価が3.5を超えていることが優良店であると言われています。つまり、この基準を満たすまで食べログのレビューを自演すれば、この基準に至り、集客ができるようになる仕組みです。

2012年1月に食べログは、いわゆるやらせに該当する口コミを金銭で書く業者の存在を公表し、話題になりました。景品表示法の不当表示に該当することを前提で調査されたそうですが、これで業者を罰することはできなかったそうです。

現在でもこの金銭を支払うことで口コミを書く仲介業者は存在しますが、自演の最大の問題は体験せずにクチコミを書くことです。実際に有用なレビュアーを派遣するなど、ある意味インフルエンサー活用と見分けがつかないサービスになっており、なお判定が難しくなっています。

Googleマイビジネスの高すぎる評価

整体、整骨院では、古くからクチコミを購入することが行われていました。例えば、エキテンなどでは、クチコミに対して、Amazonギフトがその場で当たる仕組みがあります。

この仕組みを店内で伝えれば、その場でクチコミを書いてもらえます。ここでのポイントは、目の前にいるタイミングでクチコミがつけられるため、アカウントと顧客を紐づけられるということです。現に、Googleマイビジネスを見て回ると、匿名のクチコミに対して、相手が誰なのかわかっているような書き込みも目立ちます。

そのため、このジャンルでは平均値が異様に高く、Googleのマップ検索でも件数が100を超えているのに、平均が4.8の店舗も存在するくらいです。

これは、一見さんお断りの高級店のようなクチコミのつき方で、明らかに不自然な評価とも言えるでしょう。

自演はなぜ問題なのか?

MEOの対策で自演を行っている事業者や代行業者が存在するのは確かなことです。それで、集客ができているという事業者も実は多いです。しかしながら、これらに関しては、大きな問題があります。

自演はそもそも禁止行為されている。

しかし、再度説明しますが、自演はなりすましです。Googleをはじめとするクチコミサイトの全てはなりすましを明確な禁止行為として指定しています。

一部のクチコミサイトでは、レビュアーのレベルを評価に反映させる手段をとっていますが、Googleなどではローカルガイドのレベルが反映されるようなことはありません。また、判別が難しいため、ペナルティーなどの処分になりづらいことが問題視されます。

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実物よりも圧倒的に品質が良いものと誤認されるリスクがある。

国産牛をブランド牛と偽る優良誤認や一番安くないのに一番安いとする有利誤認とは言いづらいです。そのため、景品表示法違反とは言えません。

評価を人為的に操作していることになりますので、明らかなステマではあります。その評価を信頼して訪れた行ってみたお店で失望したということは割と多く耳にする話ではあります。

自演で起こる可能性があること

IPアドレスなどの判定によるランキングの降下、いわゆるBANがあると説明しているところも多いですが、自演はお客様に報酬を与えて行っている可能性もあります。報酬の対価でクチコミを書いてもらうことも違反なのですが、リアルなやりとりをGoogleが知るには、通報しかありませんし、印刷物などの物証がなければ判定も難しいところです。

結局、書き込まれた端末が全て一緒だったなどがなければ、ペナルティーを課すこと自体非常に難しいことになります。顧客にクチコミを書き込むようにお願いすること自体は推奨されているためです。そのため、同じwifi回線が使われることがありえます。

低評価が次々とつきだす

最も可能性が高いことです。期待値が上がって来店した結果、実際の評価に見合わず失望してしまったところに、グーグルに評価をつけてくださいと言われたら、その場では最高評価をつけるかもしれませんが、帰宅後書き直したり、別のアカウントで本当のことを書くことはあるでしょう。

実際に、とある歯医者では、短期間にクチコミが付き、評価を上げました。しかし、その後に長文の星1のクチコミがつき、さらにはそれに続いてたくさんの低評価が付きました。その結果、4以上の評価だったその歯医者は、3を割り込むくらいまで低下しました。

ステマをやっていると書き込まれる

店舗の中には、お客様に5の評価をつける作業を代行しているようです。

この行為自体が、明らかな自演であることがわかるため、この行為をGoogleマイビジネスに書き込まれる可能性があります。ステマは、落胆させるパワーワードです。この書き込みは運営者には削除することができません。あまりに高い評価とこの書き込みがリンクし、新規顧客の評価が書き換わります。

将来的にランキングがめちゃくちゃ下がる

Googleのビジネスリスティングに表示されている評価は、平均値が評価になっています。そのため、新規のアカウントでもローカルガイドレベルが高いアカウントでも評価の影響がありません。

自演している店舗の特徴は、1つしかクチコミのないアカウントが大量の星5を供給している点です。将来的にローカルガイドレベルが反映されると、これらのアカウントのクチコミは信頼性がありませんので、星の数が一気に低下する可能性があります。

どのような判定になるのかはなってみないとわかりませんが、これらのクチコミはSEOでいう低品質なリンク相当です。ローカルガイドに満たないクチコミが大多数であることは、不自然と判定するのが妥当なように思えます。

まとめ

クチコミによる評価は、集客に影響を及ぼしてしまうため、自然にクチコミがつくのを待つのは、件数も質も安定して良くなりません。MEOの要因として、クチコミが挙げられているのであれば、無対策でいる方が店舗運営者側としてはリスクがある話です。

クチコミをお願いすること自体は推奨されていますので、積極的にクチコミをお願いしましょう。Googleマイビジネスからメッセージを送ることができます。

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