アメブロ集客は古い?成功する手順と代替となる集客手法

パソコンを見る猫

アメブロをビジネスの集客に使える方は限定的だと言えます。アメーバは、芸能人関連や女性向けサービスが発達しており、女性向けのブログサービスと言えます。ただし、検索エンジンからの集客が共有ドメインの特性から望むことができないので、SNSに近いサービスと言えます。

この記事ではアメブロが集客に活用できるケースを紹介し、比較されやすいInstagram、WordPress、noteと比較した情報も紹介していきます。

目次

アメブロとは?

アメブロ(Ameba Blog)は、サイバーエージェントが運営するブログサービスです。2004年にサービスを開始し、日本で最も人気のあるブログプラットフォームの1つとなっています。

主な特徴は以下の通りです:

  1. 無料で利用可能で、初心者にも使いやすいインターフェース
  2. 豊富なデザインテンプレートやカスタマイズ機能
  3. スマートフォンアプリでの投稿・閲覧に対応
  4. 芸能人や有名人も多数利用しており、ファンとの交流の場としても活用
  5. アメーバピグなどのサイバーエージェントが提供する他のサービスとの連携

アメブロは、個人ユーザーだけでなく、企業やブランドのプロモーション活動にも利用されています。ブログを通じてファンや顧客とのエンゲージメントを高めることができるプラットフォームとして、幅広い層に支持されているサービスです。シンプルな操作性と多彩な機能を兼ね備えていることから、ブログ初心者から上級者まで、様々なユーザーのニーズに対応しています。

アメブロの集客面での仕組みとは?

アメブロは、ブログというよりはアメーバユーザーのコミュニティです。それは、Googleなどの検索エンジンからの流入は確かに獲得はできるのですが、共有ドメインであることやアメブロドメインの流入のほとんどは芸能人ブログであるため、専門性の高いキーワードでは上位表示をすることが非常に難しいです。

そのため、アメブロでは、いかにアクティブなアメーバユーザーに読者登録してもらえるかが重要なポイントとなります。

アメブロでのSEO

アメブロは、全てのブログがameblo.jpのドメインで運用されています。WordPressのような独自ドメインのブログとの違いは、Googleへの露出です。

Googleは、検索結果に多様性を重視しているため、一部の例外をのぞいて1キーワード1ページのindexが原則です。そのため、例えば、税理士が複数いて、確定申告の記事を書いている時には、数ある確定申告の記事の中から1つが出力されます。

そのため、アメブロ内で記事を書いても、独自ドメインブログであれば、Google検索の対象の記事になっていても、アメブロのような共有ドメインでは、同じ内容の記事で競合するところからスタートします。

アメブロドメインの流入キーワード

また、アメブロドメインの流入キーワードを調査すると、ほとんどが芸能人の指名検索であり、客観的にアメブロは、芸能人のブログサービスとして認識されています。そのため、ドメインが強くても、E・E-A-Tを高めることが非常に難しく、ブログの基本的な集客方法であるSEOは使えないと考えます。

アメブロのフォロー(旧:読者登録)の仕組みが重要

アメブロは、ユーザー内のブログをフォローする仕組みがあります。これは、アメーバのサービスを活用しているユーザーが使用可能な仕組みで、フォローすると管理画面内のフォローフィードに情報が掲載されます。

アメーバのメインのユーザーは、芸能人や占いなどの女性向けサービスが多いこともあり、女性と言えます。そのため、親和性の高い、占い、ファッション、美容、健康のジャンルのビジネスであればアメブロと親和性が高いと言えます。

アメブロで集客するための運用方法とは?

アメブロは、ユーザー数が非常に多いブログであるため、同じテーマのブログも多数存在します。その中から、Googleに表示されるようにする対策を実施するのが困難であり、SEOを切り捨てるしかありません。

そのため、アメブロを使った集客の運用は、基本的にWordPressのように1つのキーワードを解説する書き方をしません。読者登録数を増やし、購買意欲を高める記事を書いていきます。

STEP
ターゲットを明確にする。

ターゲットを定義します。自分が売りたい商品やサービスを購入する見込みのある人を集めることがアメブロ集客の目的だからです。

年齢や性別など購買意欲に直接関係のないターゲティングではなく、「〇〇願望がある」ような興味関心を基本にしたターゲティングを行います。

STEP
記事を書く。

ターゲットに読者登録をしてほしいわけなので、読者が興味を持つようなアメブロを作り込んでいきます。

「どんな人物であるのか?」「何をする人なのか?」「どんな実績を持っているのか?」「ターゲットが共感するような問題とその解決方法」を中心に書いていきます。

記事数としては、10記事程度を目標にしていきます。

STEP
読者登録を行う。

読者登録を行います。読者登録は、ターゲットに属するブロガーが基本になりますが、厳選しすぎると集客の効率が落ちます。アメブロで集客がうまくいっている競合のブログをみて、そのブログの読者登録をしている人に読者登録をするのが良いでしょう。

返報性の法則とは、行われた恩に対して、お返しをしようとする習性のことです。読者登録をすることで一定数のフォローバックが期待できます。

STEP
ブログを高頻度でアップしていく。

アメブロ集客で重要なことは、アクティブな読者登録を増やし、新記事でブログを見に来てもらうということです。新記事を可能な限り高頻度でアップし、提供しているサービスに興味を持ってもらいます。

アメブロとInstagramでは集客はどちらが簡単か?

総務省「30代のSNS利用率(紫がInstagram)」

アメブロ集客が優れていた点としては、アメブロには女性が多く女性向けのマーケティングが簡単であったことでした。しかし、現在は、Instagramを中心とするSNSを活用している女性が多いです。そして、アメーバ系のサービスはアクティブ率が不明確ですが、Instagramは、アクティブユーザーが増えています。

そのため、女性向けのビジネスのマーケティングツールとしては、広告出稿も可能であるInstagramの方が、日々の運用も含めた使い勝手が良く、集客も簡単です。

アメブロ集客よりも「WordPressによる特化ブログがおすすめ」

ブログ集客に着手するメリットは、SEOによる検索エンジンから購買意欲の高い人をブログに集客できることです。

アメブロでは、SEOを切り捨てるやり方しかできないため、独自ドメインブログをWordPressで作成し、特定の分野に絞り込んだブログを構築した方が効率の良い集客を見込むことができます。

ただし、ブログ集客は、Googleをはじめとする検索エンジンとの関わり合いが重要になりますので、広告運用に比べるとすぐに効果が出るわけではありません。そのため、長期的な施策であることは予め理解をしておく必要性があると思います。

アメブロとWordPressの記事の書き方の違いとは?

アメブロは、読者登録している人に向けたブログの書き方をしていて、キーワードを意識しているというよりは、何について書いてあるのかわかる程度に自由にタイトル付けを行い、コンテンツも言いたいことのみを書くのが主流です。そのため、SNSのような短文であることが多いです。

それに対して、WordPressの記事の書き方は、キーワードを意識し、Google検索で上位が取れるようなタイトルや情報量を用意します。

そのため、アメブロでは記事の量産が主流ですが、WordPressでは1つの記事を何回も書き直し、ユーザーが求める内容にすることで、Googleなどの検索エンジンで上位表示をすることが前提です。

アメブロとWordPressの初期費用の違いは?

アメブロは無料ブログサービスですので、初期費用なしでスタートできるのがメリットです。ただし、特定のWebサイトに誘客するなどの目的がある時は、固定フッター型のCTAを組み込むなどを、デザイナーに依頼してブログを作り替える必要性があります。

WordPressでは、レンタルサーバー、ドメイン、有料のWordPressテーマを導入します。レンタルサーバーは月々1,000円程度で、ドメインもサービス次第では無料でついてきます。また、WordPressテーマは、SWELLがとてもマーケティングに向いています。そのため、初期費用としては、2万円程度、月々1,000円程度の計算でコストがかかります。

ブログ集客に必要なツールに関しては、WordPress初心者におすすめの導入および提携必須のサービス一覧で紹介しています。

アメブロと特化ブログの運用面の違いとは?

アメブロはキーワードよりも読者が興味を持ちそうな内容を中心にし、購買意欲を煽り立てるような内容が中心になります。

それに対して、特化ブログは、検索エンジンで上位表示をして、そこからの流入を重視しています。そのため、キーワードの選定も行いますし、記事を増やすことよりも、上位表示を着実にとることができる記事を用意します。

キーワードの選定には、検索ボリューム(検索回数)がある程度見込めるキーワードを選択することが重要です。例えば、検索ボリュームが0のキーワードを選んで上位表示をしても全く意味がありませんが、500~1000程度のキーワードを1記事ごとに狙い、集客をしていきます。

SEOツールのSE rankingでキーワードを調査すると、検索ボリュームが表示されます。ここでは、アメブロ集客のキーワードは、Googleでは1ヶ月間に30件程度しか検索されていないことがわかります。

このキーワードで上位表示しても、大した集客にはならないことがわかります。

なお、日本における検索エンジンの順位とクリック率を計算したものになります。1位でも検索ボリュームの14%程度の流入しかないことは覚えておきましょう。

WordPressの運用には、SEOの知識が少なからず必要になります。

アメブロからWordPressにブログを移管したい。

アメブロには他のブログサービスにお引越しする機能がありません。そのため、ブログの記事移動は基本的にできません。

また、WordPressとアメブロでは記事の書き方が異なっており、そのまま記事を移動しても検索エンジンに登録され、自然流入が増えるということ自体がないでしょう。そのため、アメブロはそのまま残しておき、WordPressでは新しい記事を作り直すことがおすすめとなります。

2016/12に主にブログの書き換えを行ったクライアントのウェブサイトの訪問者数を表しているグラフです。このブログは、月に2〜3記事程度しか新記事を書いていません。

このグラフをみれば、記事がなんでもいい、数だけこなせばいいというのは完全に間違いだという結論になります。

集客であればアメブロよりもnoteの方が使いやすい。

同様の無料で活用できるブログサービスにはnoteがあります。noteは、情報を販売することもできる無料ブログサービスです。そのため、ビジネスユーザーが集まっており、アメブロに比べると幅の広いユーザーを対象にすることができます。

また、SNSからの流入を十分に考慮されたデザインになっており、無駄な広告などが表示されず、読みやすいブログを構築することができます。X(Twitter)をすでに行なっている人がブログを始めるのであれば、noteの方が使いやすいでしょう。

比較項目アメブロnote
ターゲットユーザー主に女性ユーザーが多く、日常的な話題やライフスタイルに関するコンテンツが中心クリエイターや専門家が多く利用し、より専門的で深い内容のコンテンツが多い
コンテンツの種類日記形式のブログ記事が中心で、写真・動画の投稿も可能長文の記事、写真、音声、マンガなど、様々な種類のコンテンツを投稿可能
収益化機能広告収入が主な収益化手段。アフィリエイトリンクの使用も可能有料記事の販売が可能。読者から直接収益を得ることができる
ブランディングカスタマイズ性が高く、ブログデザインを自由に変更可能。ブランドイメージに合わせた見た目を作れるシンプルで統一感のあるデザイン。コンテンツの内容で勝負するのに適している
集客力女性ユーザーが多いため、女性向けのビジネスに適している専門的な内容に興味を持つユーザーが多いため、ニッチな分野のビジネスに適している
コミュニティ機能コミュニティ機能が充実しており、ユーザー同士の交流が活発コミュニティ機能はあるが、アメブロほど活発ではない
商品販売直接的な商品販売機能はないが、アフィリエイトリンクを通じて間接的に販売可能noteマガジンを通じて、デジタルコンテンツの販売が可能

アメブロ集客のまとめ

アメブロに限りませんが、「何を行いたいのか?」で集客ツールの選択を行います。

新規顧客の獲得を目的にしていれば、アメブロでは、アドセンスなどの離脱箇所が多いことやSEOを切り捨てなければならない点であまりブログとしての運用には向きません。どちらかと言えば、SNSの仲間で、記事を継続的に更新する必要性があります。

特に、アメブロ推しのコンサルタントの人々は、楽しさや生きがいなどをブログ活用の理由に挙げますが、集客方法は集客が目的です。成功する確率が大きな集客方法に勝率の高いコンテンツを配信することで、顧客を作り出すことがなければ、活用していることそのものに意味が無いことになります。

アメブロで集客できなかったから、WordPressで集客ができるかというと、そんなことはありません。コンテンツが特に重要ですので、情報を積み重ね、質の高い記事を作り込むことを意識しましょう。

Last Updated on 2024年3月29日

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