ブログ集客とは?ブログ選びから難易度を下げるためのポイントも紹介

ブログ集客とは、ブログを使って自社の商品やサービスを売るために集客をすることです。
ブログだけでなく、オウンドメディアの数も非常に増え、それがSEOによる集客を難しくしているという印象があります。しかし、Googleなどの検索エンジンは、新鮮で専門性の高いコンテンツを持つブログを評価する仕組みを持っています。要点を押さえれば、現在からでもブログによる集客は十分可能です。
この記事では、ブログを集客ツールとして積極的に活用したい方向けに、要点を理解することで難易度を下げるポイントについて解説します。
ブログ集客の仕組みとは?
ブログ集客とは、検索エンジン、ソーシャルメディア、メール配信などからの流入ユーザーに対し、そのニーズに合ったコンテンツを提供することで、ユーザーの興味を深め、資料請求や購入行動に結びつける手法のことを指します。
ブログ集客の最大のメリットは、コンテンツを簡単に配信できる点にあります。特定のテーマや情報を詳細に、かつパーソナルな視点から述べることで、ユーザーとの信頼関係を築き、その結果として集客効果を高めることが可能です。
ブログ集客には基本的に以下のことが求められます。
- 読みやすいデザインであること。
- SEOに万全の対策ができること。
- CTAの表示などマーケティングに必要な機能は追加できること。
読みやすいデザインであること
ブログは、読みやすくわかりやすいように作り込むことが前提にあります。そのため、通勤中の電車の中などを想定し、スマホでも見やすいようなレスポンシブデザイン、そして、表示の高速化は必要です。
また、コンテンツ自体も内容がわかりやすいようにするため、図解や挿絵を入れることで、読了率を高める工夫も必要になります。
ブログ集客の主なアクセス源とは?
ブログ集客では、基本的なアクセスの主軸は、Googleをはじめとした検索エンジンです。
そのため、ブログを作成する際には、Googleなどの検索エンジンが評価する要素であるE-E-A-T(Experience-経験、Expertise-専門性、Authoritativeness-権威性、Trustworthiness-信頼性)を考慮することが重要です。結果的に、検索結果のランキングにおける評価を高め、より多くのユーザーへ自身のブログを届けることが可能となります。
Googleユーザーの検索意図に合致したブログの記事を書きます。その中で、自社の商品やサービスの価値がわかるように記事を書くことで、購入意欲を高めます。
ただし、医療やお金などの分野では、検索結果が社会に大きな影響を与えてしまうため、YMYL(Your Money Your Life)アップデートのような特殊なアルゴリズムが採用されています。この分野では、医療機関などの専門性のある企業のドメインでなければ、基本的には、SEOでの集客は困難です。
ブログ集客にはCTAが重要である。
CTAとは、Call to Actionと呼ばれる特定の行動を促すために使われるポップアップ、バナー、ボタンのことを指します。たとえば、「資料請求する」、「商品を購入する」、「メールマガジンに登録する」など、具体的なアクションを明示するCTAを設けることで、集客効果を一層高めることが可能です。
集客に強いブログはどれなのか?
WordPressが最も手軽で適したブログと言えます。それは、SEOに強く、自由度の高いカスタマイズが可能だからです。
WordPressのブログ集客での強さを発揮するためには、適切なカスタマイズが必要です。
WordPressは、レンタルサーバー、ドメイン、WordPressテーマ、そしてプラグインを組み合わせてカスタマイズを行います。
ブログ集客の難易度を下げるためには、要点を踏まえる必要があります。
レンタルサーバー

レンタルサーバーとは、ブログのデータを格納する格納庫であるサーバーのレンタルサービスです。URLを通してデータをリクエストすることでブログが表示されます。レンタルサーバーで重要なポイントは以下の2つです。
- 表示が安定し、高速表示が可能であること。
- 設定が簡単であること。
WordPressの表示の安定性や速度を高速化するには、KUSANAGIが組み込まれていることが良いとされています。KUSANAGIは、WordPressのようなCMSを高速動作させるための仮想環境を整備するシステムです。これが導入されているサーバーでは、ブログの表示速度を上げることができます。
また、ブログ集客の初心者には、電話サポートがあった方が親切です。また、安定したアフターフォローは、ユーザー数が多いサービスの方が手厚いですし、情報が豊富に掲載されているサービスの方が使いこなしやすいです。
これらの条件を満たすレンタルサーバーは以下の2つが該当します。
レンタルサーバーはどっちでも良い
WordPressテーマ
WordPressテーマは、ブログのデザインを決定します。それだけではなく、CTAの設定やSEOの設定、エディタの操作性に影響します。WordPressテーマの中には、必要以上にデータを出力してしまい、表示が安定せず、表示速度も遅くするものもあります。
ポイントとしては、初期の状態でCWV(コアウェブバイタル)のスコアが良好なものを選択することです。
それ以外にも編集がしやすく、装飾の豊富さなどもテーマを選定するポイントです。その点では、有料テーマであるSWELLがとても優れています。

SWELLは、使いやすいブロックエディタ、優れたデザイン性、そして、CWVのスコア改善を考慮に入れているWordPressテーマです。
実は、このブログも長い間別のWordPressテーマを活用していましたが、SWELLに変更しました。読みやすいデザインになりましたしし、CTAの設置の自由度も増しました。

PageSpeedInsightsでは、携帯電話環境では93、パソコン環境では99のスコアでした。このスコアリングは、特にSEO対策に意味があります。テキストが長文化しているため、データが大きいページの安定表示に影響するからです。
また、WordPressは、テーマの変更にとても手間がかかります。そのため、途中からのテーマ変更はおすすめできませんので、初心者の方ほど、SWELLを導入した状態をおすすめしています。

ドメイン
ドメインとは、直訳すると住所であり、ドメインを入力することで、ブログやメディアを表示することができます。
他にユーザーがおらず独占的に使用しているドメインを独自ドメイン、他のユーザーと共有しているドメインを共有ドメインと言います。共有ドメインで有名なブログサービスは、noteやアメブロです。
Googleは、多様性の原則を採用しているため、基本的に1つのキーワードに1つのドメインから表示される記事数を1つとしています。つまり、共有ドメインのブログでは、複数のブロガーが1つのキーワードについて記事を投稿した時に、ブロガー全員から1ページの記事しかGoogle検索には露出しません。
そのため、ブログ集客を行う時は、独自ドメインを使うことが原則です。
また、ドメインには、運用年数や被リンクの多さからドメインパワーが蓄積されています。ドメインパワーが強いほど、SEOには強いので、基本的にはサービスサイトのサブディレクトリにブログを設置することが多いです。
プラグイン
プラグインとは、WordPressのコアファイルと合わせることで、さまざまな機能を実装することができるファイルのことです。WordPress内部から検索することで、ほとんどが無料で利用可能です。
プラグインは便利ですが、一度インストールすると、データベース内に専用のテーブルを作ってしまいます。そのため、表示速度が低下する直接的な原因ですので、有効化する見込みのないプラグインは使わず、最低限のプラグインで運用するようにしましょう。
ブログ集客が難しい業種とは?
ブログ集客は、検索してきた人に売りたい商品の魅力を伝える仕組みなので、ほとんどの業種で有効です。
ただし、ブログが広告とみなされる業界では、Googleのアルゴリズムが特殊であったり、表現に規制があるため、ブログの内容を自由に選べないこともあります。
- YMYLアップデートが適用されている業種
- 広告規制が頻繁に変更になる業種
YMYLアップデートが適用されている業種
YMYLとは、Your Money Your Lifeの頭文字をとったアップデートのことです。金銭や健康のように人生に大きな影響を与えるジャンルの検索のアルゴリズムは、発信者の専門性、権威性、信頼性の高さを求める検索の順位付けを行います。
例えば、医学関係、保険関係、法律関係の記事では、しっかりした情報機関や執筆者の情報が優先的に表示されます。
そのため、一般人がYMYLアップデートが適用されているジャンルでブログ集客することは、かなり難易度が高いです。
広告表示ルールが頻繁に変更になる業界
法律の変更が激しく、広告の表示ルールが頻繁な業界であれば、ブログの記事の書き直しも頻繁に行わなければなりません。
そのため、無駄に手間がかかってしまうこともあり、人的なリソースを割くことができないのであれば、ブログ集客はあまり向いていないと考えられます。
ブログ集客を成功させるためのブログ構築の方法

それではブログ集客の基礎的な知識は解説しましたので、早速ブログを構築し、集客するための手順を解説していきます。
現在のブログ集客の環境では、テーマを決めない雑記ブログは、E-E-A-Tの観点からスコアリングが低いため、ニーズのある分野で専門性を高めることが主流になっています。
テーマは自分が販売したい商品やサービスと関連性が高いものを選択します。
ブログのカテゴリーを決定します。大きな分類では、多くても5つくらいにまとめて、それ以上増やす場合は、関連性の強いカテゴリーの子カテゴリーに指定します。
記事を書く前に、キーワードを選定します。キーワードの想起方法は、GoogleサジェストやSEOツールの関連キーワードや類似キーワードを活用します。記事を書く前に主軸になるキーワードはエクセルなどにまとめておきます。
検索回数(検索ボリューム)の少ないキーワードを狙っても仕方がないので、事前に調査ツールを活用するのも重要です。
ブログの記事を作成します。ユーザーの検索意図を反映させた記事を書くことを心がけ、SEOで自然流入が獲得できる記事にすることを意識します。ただ書くことを意識するのはやめましょう。
検索順位チェックツールを活用し、選定したキーワードに対してのブログの検索エンジンの掲載順位の推移を計測します。検索意図は、徐々に変化していき、過去に書いた記事が意図を反映しなくなることはあり得ます。
順位が思わしくなかったり、下落したタイミングで内容をリライト(書き直し)し、掲載順位の向上を目指します。
現在のSEOはコンテンツ重視と言われていますが、被リンクがなければ上位表示させることはほぼ不可能です。
大手メディアが記事を書くたびに、いきなり上位表示することが多いのは、被リンクをすでにたくさん獲得しているメディアの記事だからと言えます。
この被リンクは質が高く、専門的なリンクほど価値があります。事実、大学のWebサイトからリンクが一個設置されただけで、平均順位が急激に上がったブログも存在します。
なお、ブログ集客では、ノウハウ系のテーマであればTwitter検索を、ライフハック系のテーマであればInstagram検索がされる可能性があります。そのため、SNSの運用を併せて実施することが効果的です。
ブログ集客の手順1.テーマを決める。
SEOには、E-E-A-Tの考え方があります。E-E-A-Tとは、経験、専門性、権威性、信頼性のことで、これらが明確なコンテンツほどGoogleから見て良質なコンテンツとされています。
たとえば、資産運用に関するブログを書いたとします。資産運用には、株式運用、仮想通貨、FXなどがあり、さらに細分化されています。つまり、この内容では幅が広すぎるため、さらに絞り込んだブログに専門性で負けてしまう可能性があります。
テーマの絞り込みは可能な限り需要があるけれど、小さなもので考えた方がSEOで負けづらいブログを作成することができます。資産運用であれば、米国株など特定の銘柄に特化させます。
ブログ集客の手順2.カテゴリーを決める。
カテゴリーは、記事のグループを決めるものです。カテゴリーにテーマと関連性が薄いものが含まれていたり、あまりにも多かったりすると、そのブログのテーマが分かりづらいものになります。
そのため、テーマを決めた段階で、書く内容の大分類を決定してしまい、カテゴリーに登録します。
WordPressでのカテゴリーの設定は、投稿>カテゴリーで編集します。
カテゴリー編集のポイントは以下の通りです。綺麗に並べ替えをしたいときは、プラグイン「Category Order and Taxonomy Terms Order」を利用します。
ブログのカテゴリーを設定する時は、以下のように設定します。
名前:カテゴリー名を登録
スラッグ:カテゴリー名の英語名を登録
親カテゴリー:そのカテゴリーが属するカテゴリーを選択。例えば、親カテゴリーがラーメンだとすると、子カテゴリーは、とんこつ、みそ、しょうゆなどのスープによる分類、もしくは、北海道、東北、関東…などの地域による分類を行います。
ブログ集客の手順3.キーワードを選定する。
次にキーワードを選定します。一番手っ取り早いキーワードの探し方は、競合サイト分析です。狙ったキーワードで上位表示しているブログが何のキーワードを選定しているのかを分析します。この時、分析ツールを使いますが、私は、SE Rankingを活用しています。
参考 SE Rankingとは?総合的SEOツールの客観的評価
SE Rankingの競合分析機能を利用することで、100位以内にランクインしているオーガニックキーワードを抽出することができます。ちなみにSE Rankingは無料トライアル期間があります。
\ 14日間の無料期間あり /

競合分析を選択し、分析したいブログのドメインを入力します。

オーガニックキーワードの詳細レポートを開くと、そのブログが何のキーワードを選定しているのかを分析することができます。また、キーワードのGoogleサジェストを使い、関連語のヒントを獲得します。Googleサジェストは、GoogleChromeの検索で、キーワードを入力した時に関連語の候補が出てきます。
キーワードを選定するポイントとしては、月間検索ボリュームがある程度存在するキーワードを選定することが重要です。月間検索ボリュームとは、1ヶ月の検索回数の見積もりです。あまりにも検索回数が少なすぎるキーワードを狙っても仕方がありません。
そのため、キーワードを選定する段階では、月間検索ボリュームが、100〜1,000程度のスモールキーワードを中心に狙います。特に、「〇〇 おすすめ」などのキーワードは集客に結びつきやすいキーワードですので、落とさずに選定します。
検索ボリュームの調査は、Google広告のキーワードプランナーを活用して調べる方法が有名ですが、Google広告を出稿しないと詳細な数値が出力されません。そのため、SE Rankingやラッコキーワードで併せて調査します。

ブログ集客の手順4.ブログのコンテンツを作成する。
その記事を書く目的を設定します。
特定の商品の購入意欲を高めることがほとんどですが、その商品の魅力の中から何を中心に紹介するのかをあらかじめ決定しておかないと、記事の構成で困ってしまうことになります。
現在のGoogle検索で上位表示されているコンテンツの傾向を調査します。特に見ておく必要があるのは、コンテンツの内容および文字数です。
コンテンツは、競合も関連語調査を行って編集している可能性があります。参考程度にみます。なぜならば、全く同じコンテンツの構成にしてしまうと、検索意図が変化したときに同時に下落してしまう可能性があるからです。あくまで、検索ユーザーに必要な情報を考える上での情報です。
文字数は全てではありませんが、上位表示されているコンテンツが、平均で5,000文字くらいのボリュームがあったときに、1,000文字で上位表示ができることは、情報不足の観点から考えづらいからです。同程度かそれ以上の情報量は必要と考えます。
E-A-Tの観点から、信頼性の高い情報が引用されており、考察もズレがないものが上位表示されるブログ記事の前提になります。そのため、主張があるときには、それを裏付けるような情報を総務省などの省庁や専門のリサーチ会社が発表している統計を調べておきます。
なんのデータもないのに書き始めると、あやふやな表現が目立つ記事内容になってしまいます。
ブログタイトルは、SERPs(Googleで検索したときに表示される箇所)にも出力され、その記事の内容を示すものです。付け方を間違えると、検索順位がつかないばかりか、インデックスされません。
検索エンジンの利用用途は調べ物です。つまり、商品の詳細、特定のノウハウを調べる時に、商品名やノウハウ名を検索クエリとして入力しますので、当然タイトルにはキーワードが入っている必要性があります。
基本的な検索されやすいタイトルの原型は、「(キーワード名)とは?→コンテンツの内容に何が書いているのか紹介する」です。
分かりやすい記事の構成にはフレームがあります。代表例は、PREP法とSDS法です。どちらも信頼性の高い論文を書く時におなじみのフレームです。
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(例)→Point(結論)で構成する方法です。
SDS法とは、Summary(要点)→Detail(詳細)→Summary(要点)で構成する方法です。
例えば、「WordPressテーマ おすすめ」のような記事を書く時は、例として具体的商品名を複数出すため、PREP法を意識して記事の構成を考えます。それに対して、特定の商品を紹介する記事を書く時は、SDS法を意識して記事を構成します。
記事は、最初に見出しを決定してしまってから書き始めると、内容にズレがないものになりますので、おすすめします。
記事を書き出します。文章に関しては、分かりづらい表現や顧客になる人が使わない表現は回避します。実際あった例としては、メンテナンスをメインテナンスと書くことです。一般人は前者を使いますが、医療従事者は後者を使います。こういったことが積み重なると、一般人の自然流入が減っていきます。
特に重視して考えなければならないのは、リード文と結論の文章です。
リード文とは、ブログ記事の最初に記される文章のことで、ブログ記事を読むことで何が書いてあるのかを期待させる文章でもあります。リード文では、問題提起することがほとんどなのですが、これは検索エンジンから自然流入したユーザーの検索した動機が一致した時に、購読意欲を掻き立てるからです。
結論の文章は、問題解決する手段として、一番良い選択肢を専門家として伝える箇所です。この部分では、ブログ記事を読んでいる人に率直に何をするのが一番なのかを伝えます。
つまり、自社製品の特定の機能を使って解決ができるのであれば、率直に「この商品を買うのが一番良い選択肢です」と伝えるのが良いでしょう。
最近では、データをグラフ化したり、インフォグラフィック化して掲載することがトレンドになってきています。
これは、テキストだらけのブログよりも読みやすくなる効果もありますが、画像検索や転載された時に被リンクの獲得が期待できます。
抜けがちなことに、ディスクリプションの設定があります。ディスクリプションとは、タイトルと同じようにSERPsに表示される詳細のことです。記載がなければ、自動出力になってしまうため、適切な内容をまとめて記載しておきましょう。

ブログ集客の手順5.順位を計測し、記事の内容をリライトする。

最初から検索順位は良い結果になることはほとんどありません。そのため、記事の順位を計測し、リライトを繰り返して順位を上げていく必要性があります。
掲載順位の計測は、無料ツールでもその都度計測することが可能ですが、管理が大変です。そのため、通常は、GRC、SE Ranking、ノビリスタのような検索順位チェックツールを活用します。
30位以内の記事は、内容を書き換えるだけである程度まで順位が上がります。書き換える内容に関しては、関連語を調査したり、本来はその記事の内容で説明が必要だけれど、業界では当たり前すぎて説明をする必要がないと思っているものを書けば良いです。
ブログ集客の手順6.被リンクを獲得する。
今の時代は、Contents is Kingと呼ばれ、内容が非常に重視されています。しかし、Google検索をしてみると、内容が薄いと思われる記事でも上位に表示されていることがあります。
これは、検索エンジンのアルゴリズムが内容だけではなく、被リンクなどの外部要因もしっかり評価しているからです。
そもそも企業ドメインは、採用にWantedlyを使ったり、プレスリリースを行ったりしますので、サイテーションは一般のブログよりも多いですし、露出している分、被リンクも多くなります。そのため、企業のメディアの方が外部対策ができており、ブログが検索エンジンの順位で上位に表示されないことがあります。
SNSでブログを積極的に広報したり、dofollowになり得るブログ紹介サービスを使ったり、やることはたくさんあります。
集客できるブログにするためにカスタマイズが必要な箇所を紹介
ブログ集客をするためには、検索エンジンだけに評価されれば良いわけではありません。
プロフィールページを公開することで、情報発信者としての信憑性を持たせたり、成約を目的とした、商品やサービスページを用意します。また、ブログから商品ページに誘導する箇所がないと集客にはなりませんので、CTAの設置が必要になります。
プロフィールページを用意する。
ブログページにもWordPressのプロフィールウィジェットを利用することで、簡単なプロフィールは設置可能ですが、専門的なブログを書く上では、なぜ専門的で信憑性の高い情報を発信できるのかの根拠を示すページが欲しいです。
執筆者としての学歴、過去の実績、職歴などから専門家であることを自己紹介します。これによって、訪問者からはブログに書いてある情報を信用してもらいやすくなりますし、Googleには権威性があることを示すことができます。
WordPressでプロフィールページを作成する時は、固定ページで作成すれば良いでしょう。
商品ページを用意する。
販売を予定している商品・サービスの商品を用意します。例えば、集客コンサルティングのようなページです。これらのページの作成の目的は、販売はもちろん、見込み客を集めるためにメールマガジンやLINE公式アカウントに登録させることを目的にしています。
SWELLのランディングページ機能を使えば、企業サイトの商品ページの品質でページを作成することができます。
CTAを用意する。
CTAは、集客を目的にして作成した記事から商品ページに誘導する箇所です。CTAがある程度目立たなければ、商品ページの閲覧に至らず離脱してしまいます。
CTAは、PCから見た時と、スマホから見た時、どちらの画面でも考慮する必要性があります。

例えば、スマホから見た時は、ヘッダーやフッターに追従するバナーを設置することが該当します。上記の表示は、SWELLのデフォルトの機能で表示することが可能です。
また、スマホとパソコンどちらにも追従させるCTAを設置したい時は、Blog Floating Button For WPを使います。
記事下の部分にもCTAを設置することが一般的です。SWELLでは、外観>ウィジェット>CTAボックスから設置することが可能です。
ブログ集客の見込み客の集め方とは?
1.SEO(検索エンジン経由)
GoogleとYahoo!JAPANが主な集客源です。Yahoo!JAPANはGoogleの検索エンジンと同じ仕組みを採用しており、Googleの対策をすることが結果的に全体の最適化に繋がります。
コンテンツの作成方法については、「SEO重視の集客できるブログのコンテンツ(記事)の構築方法」のセクションで解説しています。
SEOというと、特定のキーワードで上位表示をさせることがゴールのように捉えられている方もいらっしゃいますが、これはあくまで目的を達成するための手段です。手段と目的を取り間違えると方向性を見失います。
また、集客手法ですから、集客見込みのないキーワードで上位表示させても全く意味がありません。そのため、検索ボリュームがあるキーワードのコンテンツを優先的に作成します。
直接のクライアントのことですので、特定を避けるために具体名は出しませんが、特定のジャンルの料理名を中心にSEOを行い、検索ボリュームが数千〜数万のキーワードで5位以内に表示させることに成功しています。ユニークユーザーは、試作開始前に比べて、2.8倍になりました。
2.SNS
運用されたSNSからの送客は、特に限定商品の紹介を実施した時に、購入可能性の高い見込み客を集めます。
Twitter、Facebook、Instagram、LINE公式アカウント(LINE@)などがありますが、経験上相性が一番良いのはTwitterです。Twitterは、最新の世の中の情報を収集することを目的にしているユーザーが多いです。また、拡散性がもっとも強く新規の見込み客まで情報がリーチしやすい特徴を持っています。
Twitterはユーザー数が多いから良いという意見もありますが、これに関しては否定的です。他のSNSの倍の4,500万人と言われていますが、複数アカウント運用の文化が唯一あるSNSですので、本当のユーザー数は他のSNSと同じ程度です。
また、TwitterやFacebookの評価は賛否両論ですが、権威性の高いインフルエンサーなどにシェアされることで獲得したソーシャルシグナルは、SEOに効果があるとされています。ただし、ソーシャルシグナルは、Googleのアルゴリズムではありませんので、具体的な仕組みは不明です。
3.リファラ(参照元)
リファラとは、そのページに訪れた際のリンク元のページのことを指します。例えば、とあるWebサイトAから流入した場合、リファラは、このAになります。
これに対して、リファラが存在しないことをノーリファラと呼びます。ノーリファラの場合はブックマークであることがほとんどです。
例えば、関連性の高い地域密着サイトや専門サイトにリンクを設置することで、この集客数は増加します。
また、E-A-Tを意識したコンテンツは、関連性の高いコンテンツを作成しているWebサイトやブログに自然にリンクが設置される場合があります。被リンクの獲得は、ブログのドメインパワーを高めます。その結果検索エンジンでの順位向上が見られるようになっていきます。
4.メールマガジン/Webプッシュ通知/RSS購読
新規のブログ記事を更新した時に、通知が届く仕組みのものがあります。
ここでは、メルマガも一色たんにしていますが、メルマガの中にもプラグインにより通知を届ける仕組みのものがあります。
Webプッシュ通知とは、Push7のように各コンテンツで定期購読を促し、新しいコンテンツの公開や任意のタイミングで購読を決定したデバイスあてに通知を表示する方法です。
RSS購読は、RSSフィードを利用し、更新のタイミングで記事を受け取ることができます。
基本的に、ブログの閲覧者側の登録のしやすさだけを考えるとWebプッシュ通知がもっとも手軽です。
しかし、ブログ集客だけがマーケティングの戦略ではありませんので、任意のタイミングでメールを配信できるメールマガジンを導入するのが良いでしょう。メールマガジンについては、「メール配信システムのおすすめは?プロが教えるメール配信システムの選び方」で解説しております。
ただし、メールアドレスを入力するのは抵抗感があり、登録するメリットが見えづらいと登録しませんので、ホワイトペーパーなどを用意するのが一般的です。
ブログ集客でよく出るキーワード
検索意図
検索の意図とは、狙うキーワードが検索される理由や背景を指します。
例えば、「根の治療」と検索された場合、訪問者は、歯の治療を行っており、その治療について深く知ろうと考えていると考えます。更に読み込めば、現在その治療を行っているけれども、検索してしまうほど、うまくいっていないのではないかと仮定することができます。
検索意図を読む方法として、実際に検索してみるという方法があります。そのキーワードで上位に表示されているコンテンツが実質の良質なコンテンツとして認められているからです。
そこをベースにして、キーワードに求められるニーズを想起します。それらをコンテンツとしてまとめることで、独自性を保ちます。
Googleアナリティクス/サーチコンソール
ブログ集客では、改善業務も重要です。書きっぱなしの状態にすると、うまくいかなかった時の原因が追求できません。そのため、データを収集できる状態にして、そのデータを活かして改善業務を行います。
グーグルアナリティクス
標準的なアクセス解析です。よく閲覧されているページや思うような結果に至っていないページをあぶり出すことで、どのページを改善するべきなのかを見つけることができます。
サーチコンソール
グーグルの検索でのページごとの表示回数、そのうちのクリック回数、平均順位などのデータを知ることができます。例えば、表示回数が多いのに、平均順位が低いキーワードでは上位を目指すことでたくさんの訪問者が来てくれるはずです。
ブログ集客で気を付けるべき法律とは?
自社メディアかアフィリエイトブログかで異なる部分がありますが、概ね以下の法律は気にするようにしましょう。
景品表示法
景品表示法とは、商品やサービスの品質や内容を誤認する表現や広告を規制する法律です。アフィリエイト広告は、広告主の責任になりますので、有利誤認と優良誤認を回避しなければなりません。
有利誤認とは、競合に対して自社の商品があたかも条件の良いように偽る広告や表現のことを指します。比較したグラフを作成し、売りたい商品が競合製品よりも価格が安いなどの表現を使ってしまうと抵触します。
それに対し、優良誤認とは、実際よりも優れていることや競合に比べても品質が優れていることを言及することです。ステルスマーケティング(通称:ステマ)は、広告にあるにもかかわらず、消費者を装って優良誤認を促すことが問題視されています。
ブログ集客でよくある質問
ブログ集客は、眉唾ものの間違った情報で溢れています。そのほとんどが現状とは乖離していますので、ここで解説します。
ブログは毎日書かなければならないのか?
ブログの更新を毎日行うことは、何度も顔をあわせることで親近感を得られるザイオンス効果からくることが理由でした。今の時代は、ツイッター、フェイスブック、LINE@、インスタグラム、メルマガとリアルタイムに気軽にコミュニケーションをとれる手段がたくさんあります。
そのため、わざわざブログを毎日活用する必要性は薄れていると思われます。
また、ブログ集客はコンテンツで集客します。つまり、記事数がある程度なければ集客できません。毎日ではなく、最初にできるだけ早くコンテンツを揃えるが正解だと思います。
ブログはアメブロなどの無料ブログからはじめるのが良いのか?
ブログ集客には無料のブログサービスを利用することは基本的にお勧めしません。
なぜならば、これらのブログサービスは、自社の広告宣伝のために無料で記事作成権限を貸し出しているだけであり、運営ポリシーにあわないブログ運営は許可していないからです。
数々のブログサービスのブログ集客術の書籍が販売されていますが、それらの書籍の著者のブログが削除されるというブラックジョークのような現実が多々起こっています。つまり、そのような活用方法は運営側は全否定はしないけれど良くは思っていないということになります。
ブログ集客を行いたいと思っているのでしたら、WordPressのようなCMSを活用することを助言します。
→お店ブログにアメブロは選ぶな!独自ドメインブログが良い理由
まとめ | ブログ集客で成功するためには?
ブログ集客は、検索エンジンユーザーの問題解決方法を提示し、自社の商品やサービスを紹介するある種のコンサルティング営業のオンライン版です。
ブログ集客を行うためには、まず検索意図に合致した記事を書き、SEOで上位表示ができなければなりません。そのためには、ブログの環境選びも重要になっていて、KUSANAGIが動作しているエックスサーバーとSWELLの組み合わせが私が試した中では最も良い選択肢です。
また、ブログは何を書いても良いわけではなく、商品やサービスを必要とするユーザーが検索する可能性が高いテーマを選択し、キーワードの選定もとても重要です。それだけではなく、コンテンツを管理して、良質なコンテンツに仕上げることで、集客力のあるページを用意することができます。ブログの構築方法のポイントも紹介しています。
特に主要キーワードでは、リライトを繰り返していき、明確な問題解決策を提示するような親切な記事内容にすることで、ブログ集客の精度が向上します。
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