飲食店が活用できる無料でできる集客方法とは?

飲食店では、利幅が小さいので、単価が低い店舗ほど販促費をかけることができません。
飲食店経営では、販促費は売上に対して3%程度と考えられているためです。顧客単価の低い飲食店では、客数をそれだけ増やさなければならないのですが、販促費が使えないため、戦略としては立地の優位性が生かせない店舗では高単価戦略を基本はとります。
しかし、無料で活用できる集客ツールはありますので、おすすめの無料ツールと活用方法について紹介したいと思います。
お金をかけずに飲食店で集客はできるのか?
飲食店での集客の基本は、商圏内の人に存在を知ってもらうことにあります。存在を知る方法として、チラシ、Google検索、SNS、Googleマップ検索があります。
無料で活用できる集客ツールを使って、露出を高めていくわけですが、これには限界もあります。基本的に無料で活用できる集客ツールは、登録が無料なのであり、そこから露出できるかは、それぞれの店舗の知名度によるからです。
お金をかけずに満員にするためには、店舗が提供するメニューやコンセプトに共感できるか、週に1回は通いたいと思わせることができるかも重要です。
1.飲食店を開業したらGoogleマイビジネスを活用する
GoogleMapsは、スマホアプリで最も使われている地図アプリで、まるで周辺のスポットを紹介するようなビジュアルとなっています。
GoogleMapsに検索されるためには、Googleマイビジネスに登録し、店舗の情報を掲載します。掲載費用は無料であり、正確に取り扱いメニューやその画像を掲載することで、近隣で地図検索をした時に露出しやすくなります。
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2.ameba owndを活用し、ホームページを作成する
無料でサブドメインのWebサイトを作成できます。綺麗な画像を用意すれば、ビジュアルの良いWebサイトを作成できます。
無料では、10ページまで作成することができます。
検索エンジン対策などには不向きで、WordPressなどのCMSに比べて機能拡張をすることはできませんが、最低限の情報を掲載した公式サイトを無料で作成することができます。
3.Twitterで店舗の魅力を伝える。
飲食店が活用するSNSといえば、Instagramのイメージが強いですが、基本的に全てのSNSでは客層が異なると考えてください。
また、無料で露出を高めるためには、Twitter検索のようにハッシュタグ以外も対象にする検索の方が使い勝手が良いです。
Twitterは、MAUは、4,500万アカウント程度あり、ニュースやトレンド配信が行われていることから情報収集を目的にみているユーザーも多いです。
Twitterでは、ツイートのテキストを検索の対象にするため、地元のランドマークをキーワードに検索することで、そこに訪れたことがある人を検出することができます。つまり、それらの人を対象にフォローをしていけば、リフォローによる地元にリーチするアカウントを育成することができます。
ただし、ツイートの内容が全然魅力的でなければ、リフォローは起こりません。スマホのポートフォリオ機能を有効活用した画像を用意し、メニュー、空間、働くスタッフの笑顔などを中心に発信していきましょう。
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4.LINE公式アカウントで無料メッセージの配信
LINE公式アカウントは、無料メッセージが月1,000件までであれば無料(フリープラン)で活用することができます。
小店舗であれば、登録者数は最初のうちは、200〜300人程度になると思いますので、月に3回程度の配信ができる見込みです。
飲食店では、ある程度定期的なリピートを獲得することがとても重要です。一度利用すれば良いと考える店舗では、商圏内の市場というキャップが存在するためで、リピーターが少ない店舗は、開業して1年以内に月商が次第に減っていきます。
来店頻度を高める方法として、来店のきっかけを作ることにあり、その時に顧客に連絡をする手段がなければ、誰にも気づかれません。そのため、メールマガジンやLINE公式アカウントなどの登録制の集客ツールを活用します。
5.周囲へのチラシの配布(セルフポスティング)
ベタですが、結局周囲の人にダイレクトに伝えた方が、顧客数を稼げるところもあります。
店舗であれば、ポスティング広告を実施するのは、特定のWebを見ている条件を設定しなくても全員を対象にすることができるからです。
周囲にチラシを自分たちでポスティングすることは無料で実施できます。
ただし、印刷から配布まで行ってもらえるポスティング業者を活用した方がまとまった集客はできます。時間も節約することができます。
客数を獲得することが目的であり、無料にこだわることではないことには注意が必要
この記事を読んでいる人は、販促費を節約したいと考えている人が大半だと思います。
無料で登録できたり、活用できる集客ツールは多いですが、試用として提供していたり、工夫が必要なものがとても多いので、そこで情報発信をただ行えば集客できるわけではないことは認識しておくべきでしょう。
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