集客

飲食店にSEO対策は必要なのか?

集客手法の中では、SEOは知名度の高い方法です。そのため、飲食店でもSEOが有効なのかを知りたい飲食店の経営者は多いと思います。

そこで、集客の施策としてSEOの優先度などを解説したいと思います。

なお、飲食店の売上アップや集客に関するまとめ記事は以下のページですので、興味のある方はそちらをご覧ください。

飲食店の売上アップ・集客の増加をするための具体的な手法と考え方【2018年改訂版】

SEOとはどのような集客方法なのか?

SEOといえば、特定のキーワードでGoogleやYahoo!Japanを検索した時に、良い順位に表示させる方法と認知されています。例えば、一昔で言えば、「地域名+居酒屋」などの地域を特定した複合キーワードで良い順位になれば、集客に繋がるという話題がほとんどでした。

しかし、現在では、グルメサイトのサービス数が増えており、それぞれでSEOを当たり前のように実施しております。そのため、レストラン・食堂・居酒屋などのキーワードはもちろんのこと、料理名に至るキーワードまでグルメサイトが上位を独占するようになりました。

このような話題を耳にすると、SEOに着手することは意味がないように思えます。しかし、来店に結びつくキーワードはこれらだけではありません。例えば、観光を目的にした人であれば周辺エリアの情報を求めます。また、レシピを検索する際に、「プロが教える小籠包」などのキーワードを検索します。これらは、直接飲食店を探すキーワードではありませんが、間接的にお店の存在を知ることができるキーワードです。

SEOとは、検索エンジンでお店の情報を認知してもらう方法です。メニューのこだわりはもちろん、空間、サービスなどを訴求し、まだ来店したことのない人に来店動機を与えることがSEOの目的です。

上記はとある飲食店の公式サイトにSEOを行った結果で、検索エンジンからの流入のみをグラフ化したものです。月に数件の記事を追加していった結果、前年度に比べて5倍の流入結果となっております。

これも無闇に記事を追加したわけではなく、テレビに出た時のメニューの紹介や検索される可能性の高い旬な食材名や記念日名をキーワードにし、そのお店のセールスポイントを最終的に紹介する記事に仕上げています。その結果、新規の顧客が増えました。

飲食店が集客目的でSEOに着手する優先度は?

飲食店がSEOに着手する優先度はかなり低いです。これは、即効性が集客方法には求められるためで、集客力のあるキーワードで検索結果に反映するまでに時間がかかるSEOよりも他の集客方法が優先されるからです。

例えば、顕在的ニーズである宴会の獲得であれば、食べログやホットペッパーグルメを検索する幹事さんが多いです。また、Googleでジャンル検索をする場合、検索結果ではなく、地図のビジネスリスティングを参考にすることが多いです。これは、純粋に店舗のリストであるためで、Googleマイビジネスの運用や知名度が影響しています。

そして、積極的に集客する方法としては、SNS広告が優れております。認知を拡大できる上に、最終的にフォローをリクエストして興味を持ってもらった人はフォロワー化することができます。また、ポスティング広告も高い営業効果があります。

SEOは、記事の蓄積やそれを行うためにWordPressなどのCMSをホームページに組み込む必要があり、一定の効果を出すためには、100万円〜300万円の予算を確保する必要性があります。

飲食店のSEOはどのようにすれば良いのでしょうか?

SEOはキーワードでの順位のみが気にされる傾向がありますが、飲食店の場合、目的は来店です。ここに繋がることを意識して、Webサイトに記事を追加していきます。ただ単に書いていくのではなく、各記事で最終的にお店のセールスポイントを訴求する構成にしていきます。ブログの記事を書くというよりは、営業資料をオンラインで公開するイメージです。

1.サーバー容量が大きいものにする。

飲食店のホームページをみると、画像の最大容量が30MB、もしくは、格安レンタルサーバーを活用しているため非常に表示が遅いケースを見かけます。

これからたくさんの情報を追加します。この環境で良いわけがありません。そこで、エックスサーバーなどの大容量のレンタルサーバーを契約し、ホームページを移管することから始める必要性があります。

エックスサーバーの良い点

  • 表示が安定している。
  • 容量が十分すぎるほど多い。
  • CMSが安定動作をする。
  • 電話対応がある。

2.WordPressなどのCMSを組み込む。

記事の管理をしやすいように、CMS(Content Management System)と呼ばれるシステムを活用します。これを組み込むことによって、記事の追加、追記、記事の組み替えが簡単に行えます。最も有名なCMSがWordPressです。

WordPressはそのままでも活用することができますが、SEOを目的にし、さらには来店の増加を目的にする場合は、カスタマイズしなければなりません。デザインもWordPressが公式で取り扱っている無料のものからそれ以外の有料なものまであります。それぞれに特徴があり、SEOでも内部SEOに差が発生してしまいます。

当社では、積極的にSEOに取り組みたい飲食店運営企業に対しては、Webサイトの作り直しも含めたサービスを行っています。WordPressを組み込み、営業ツールとして機能するベースを作り上げるのに、約30万円前後で提供しております。もちろん、こだわりがなく、環境の作成だけであれば、格安でサービスを行っている企業もありますので、探してみるのも手です。

3.とりあえず今のSEOの仕組みが分かる本を読む。

これから対策の仕組みについてわかっていなければ、つまづいた時に理解することができません。そのため、本を一冊くらい読んでおくことをおすすめします。

本は読みやすいものを大型の本屋で選定するのが良いでしょう。専門書に近い本の方が本質について書いておりますが、専門用語も多いため理解するまでに時間がかかります。どのような仕組みであるのかを理解するためには、漫画から読んでみるのでも構いません。

4.キーワードの候補リストを作る。

集客に繋がるキーワード選びをする必要があります。通常のSEOの場合は、検索ボリュームや専門性を意識しますが、飲食店の場合は、それを意識しすぎると記事が書けなくなりますので、例えば、誕生日や結婚記念日などの記念日、接待や家族団欒などの用途、こだわりのある素材名などをピックアップする程度で良いでしょう。

5.記事を作る。

ピックアップしたキーワードを元に、お店のセールスポイントを訴求するための記事を作成していきます。

例えば、誕生日の場合は以下のように考えます。

  1. 誕生日ではどのようにすれば喜ばれるのか?
  2. 誕生日のお祝いで必要なもの・サービスとは何か?(個室や落ち着いた空間、ショーが見れるなど)
  3. お店の特徴の紹介
  4. おすすめのメニューの紹介

検索順位を上げたい場合は、上位表示されている記事と比較して足りない内容を埋めていきます。

飲食店がSEOで得ることができる集客以外の効果とは?

SEOを行うことで他の集客手法にも影響を及ぼすことがあります。

MEOでプラスの効果はある。

MEOとはGoogleマップでの地図中の順位を指します。例えば、「所沢 焼肉」と検索すると周囲の店舗を検索することができます。

Googleマイビジネスのヘルプページには以下のような記述がされています。

ビジネスについてのインターネット上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。

Googleマイビジネス:Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する

つまり、特定のキーワードを検索した場合、その店舗の屋号が含まれるページが上位の方にたくさんあるとその店舗は人気があると判断することができます。ですので、上位表示したいキーワードでは、SEOを行い、屋号の出現頻度を上げることが対策の一つとしては考えられます。

MEO対策とは?MEO導入のメリットとデメリットや基礎的な上位表示対策を解説

まとめ

飲食店の集客ではSEOの優先順位は低いです。営業を意識して記事を書く必要があるため、気軽に記事をブログを運用したいのであれば、今回紹介した方法でなくても良く、noteなどの無料のものの方が気軽に書くことができます。

例えば、個室接待を基本にしている高級店の場合は、SEOに着手するメリットはあります。なぜならば、高単価のお土産販売に結び付けることができるからです。それ以外の場合は、食べログ・ホットペッパーグルメなどのグルメサイトやGoogleマイビジネス、そして、Twitter、Instagram、Facebookの運用を優先しましょう。

  • この記事を書いた人

小形洸太

マーケティングプロデューサー。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入の支援業務に従事。その後、2009年にサクセスパートナーを設立し、集客のコンシェルジュとして、コンサルティングを提供開始。 ▶︎過去に協力したメディア 第一興商発行のDAM CHANNEL for Bizにて、ソーシャルメディアを使った集客方法の特集を8ページ監修(2018/4号) 株式会社リクルートの経営者応援マガジンパートナーズプレスにて、ホームページ作成やSNS活用のポイントのインタビュー記事が公開される。

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