X Premiumとは?現在使える機能まとめと導入メリット

X Premium

X Premiumとは、X(Twitter)の月額制の有料プランです。

X Premiumにすることで、ブルーバッジや長い動画を投稿することなどができるようになりました。これにより、X(Twitter)の活用の幅が広がり、積極的なマーケティングが可能になります。

ここでは、XPremiumにする具体的なメリットや使える機能について解説をしたいと思います。

目次

X Premiumにするためには?

X Premiumにするためには、変更したいアカウントにブラウザからログインして、X Premiumのメニューをクリックします。(上記の画像では、Twitter Blueと表示されている箇所)

すると、上記のようなポップアップが開きますので、購入するをクリックします。現在は、期間限定価格980円ですが、機能が拡充されたり、円安などが発生すると値上げも考えられます。また、Apple Store経由で契約をすると、1,380円と高いため、Twitterと直接の契約がおすすめです。

また、X Premiumの支払いにはクレジットカードが必要になります。

X Premiumにすると、アイコンとアカウント名を一時的に変更できなくなります。本名や社名で使いたい場合は、上記の手順よりも先に変更しましょう。また、 ブルーバッジがつくと、変更できるようになりますが、再度審査が入るため、一時的にブルーバッジが表示されなくなります。

X Premiumの機能とは?

X Premiumにすると以下の機能が利用できたり、表示されるようになります。X Premiumの新規機能については、ヘルプページを閲覧すると掲載されています。

ブルーバッジの追加

認証されるとアカウント名の隣にブルーバッジが追加されます。ブルーバッジが付いているため、通常のアカウントより目立つようになります。ブルーバッジは、アカウント名もしくはアイコンを変更する度に再審査に時間がかかります。

また、後述するリプライや投稿の表示のブーストは、ブルーバッジに紐づいています。そのため、アイコンやアカウント名はあまり変更しないことをおすすめします。

リプライが認証済みにも表示される。

X Premiumになると、通知が認証済みの方にも表示されるようになります。通常の全てにも表示されますので、リプライや引用リポストの表示が目に留まりやすくなります。

再生時間の長い動画のアップロードが可能

通常の場合、X(Twitter)はウェブサイト、iOSアプリ、Androidアプリでのアップロードを4分間の動画に制限しています。X Premiumに加入しているユーザーは、ウェブサイトでは60分、iOSアプリ・Androidアプリでは10分までの動画をアップロードすることができます。

2023年5月18日追加 X Premiumでアップデートできる動画の長さが120分までに拡張されました。

ポストの投稿60分以内は編集が可能

ポストの投稿は、投稿してから60分以内であれば、5回まで編集することができます。読み返してみて、内容がおかしいと感じることはよくありますので修正が可能です。修正したコンテンツは、修正を加えたことがわかるようになっており、以下のように修正前と修正後がわかるようになっています。

なお、現在以下のポストは編集ができません。

  • スレッド
  • 返信
  • リポスト
  • プロモポスト
  • 投票
  • 固定されたポスト
  • サードパーティーサービスを使って送信されたポスト
  • X Proから送信されたポスト
  • サブスクリプションポスト

ポストの取り消し機能

ポストを取り消すことができます。この機能は、ポストを編集する機能とは異なり、ユーザーに閲覧させる前に内容を見直し、修正することができます。取り消しが可能な時間が経過した時点で、ポストは公開されます。

最大25,000文字までの投稿が可能

エックスの投稿が、従来は、280文字(全角140文字)でしたが、X Premiumの加入者は、2023年4月14日から、25,000文字(全角12,500文字)で投稿することができます。タイムラインでは、最初の280文字(全角140文字)が表示されます。それ以上は、詳細を表示することで全文を表示することができます。

2023年8月19日追記 現在は、最大25,000文字まで増加しています。

強調と斜字の編集ができるように

非常にわかりづらいですが、2023年4月14日から、強調(太字)と斜字の編集が可能になりました。

サブスクリプションによる収益化

一般のユーザーが支援したいクリエイターのアカウントに一定の月額を支払うことで、エックス上の活動を支援する機能。サブスクリプションをすることで、クリエイターが提供するサブスクリプション専用のポスト、その通知、スペース、専用バッジが付与されます。

サブスクリプションで収益を得るためには、フォロワーが500人以上、30日以内にアクティブであること、18歳以上であることが条件として設定されています。

収益配分による収益化

特定の条件を満たしているユーザーに、リプライ欄で表示される広告収益が配分されます。インプレッションの条件は、リプライでも満たします。そのため、収益化の条件を満たすために、興味のあるニュースにリプライをしてインプレッションを増やすことが効果的です。

リプライでのブースト

この機能により、X Premiumの返信が優先的に表示されるようになります。リプライの表示は、X Premiumが優先的に表示されます。当初は、表示件数が、無料アカウントの場合50%表示が削減されるとされていましたが、それ以上削減されている可能性が高いです。

リプライのブーストは、バッジに紐づいています。そのため、審査期間中はブーストされず、ベーシックと同じ状態です。

カスタムナビゲーション

カスタムナビゲーションは、ナビゲーションバーに表示される項目を選択して、お気に入りのコンテンツやエックス機能にすぐアクセスできるようにすることができます。アプリ画面下部のナビゲーションバーに表示される項目を、2つから6つの範囲で選択することができ、必要に応じて初期状態に戻せます。

X Premium限定のサポートフォーム

X Premiumを契約すると、専用のサポートを受けることができます。基本的にX Premiumの独自の機能の問題での問い合わせが可能です。

相互フォロー以外のアカウントにもDMを送信することが可能

2023年6月14日のアップデートで、エックスのDMは無課金では、相互フォローのみになりました。また、DMの送信メッセージ数も1日500回となり、今後上限は下がる見込みです。X Premiumは、この制限がなく、相互フォロー以外のアカウントにもDMを一方的に送信することも可能です。

X Pro(旧TweetDeck)がX Premium限定に提供

デザインが一新されて改良されたX Proが、有料ユーザー限定で提供に変更されました。

X Proは複数のカラムを1つの画面で閲覧することができ、1つのアカウントをチームで運用することができるようにしたアプリケーションのことです。

また、X Proは、カラムごとに高度な検索をすることができます。デフォルトではできないおすすめやフォローを対象にしたキーワード検索を行うことができますので、例えば、採用、マーケティング、セールスなどで検索して分けて管理することもできます。

Grokを使用可能に

Grokとは、xAI社が開発している生成AIです。Xのデータを取り込んでいるため、最新の情報をもとに出力できることが最大の特徴です。現在、Grokは、XPremium以上のプランのみ利用できるようになっています。

X Premiumのメリットとは?

X Premiumを活用することで、「目立つ」「動画を使ったマーケティングに活用することができる」などが挙げられます。エックスは、外部URLを挿入することもできるため、マーケティングの幅が広まります。

政治家がX Premiumを使うメリット

有権者に向けての情報発信や政策の認知度が高まります。例えば、10分に拡張されたスマホを使ったメッセージを使い、タイムリーな社会問題に関する考えや公約の進捗を発信することができます。Youtubeなどの外部サイトを使わないため、インプレッションを落とさず発信ができます。

インフルエンサーがX Premiumを使うメリット

インフルエンサーがX Premium使うメリットは、露出を高めることにもありますが、エックスの機能内の情報発信を強化することができます。X Premiumは、URLを投稿内に含めることもできるため、例えば、特定のサービスのプレゼンテーションを動画でアップロードし、誘導することで報酬を得ることが期待できます。

X Premiumを使う上での注意点とは?

X Premiumを契約した後には、いくつかの注意点があります。

ブルーバッジがつくまでアカウント名とアイコンは変更が不可

ブルーバッジはなりすまし防止の意味もあり、認証されるまでに時間がかかります。この間に、アカウント名やアイコン名を変更することができません。

認証にかかる期間は、時期によって違います。頻繁にアカウント名やアイコン名を変更する運用をしているアカウントは、通常アカウントの方が良いでしょう。

X Premiumとその他のプランとの比較

Xの有料プランには、Premiumの他にベーシックとPremium+があります。それぞれのプランの機能の違いと料金の違いは以下の通りです。

機能ベーシックプレミアムプレミアムプラス
月額料金368円980円1,980円
年間料金3,916円12,800円25,600円
投稿の編集ありありあり
長い投稿ありありあり
応答のブースト
広告表示の削減表示される半減される完全に非表示
ブルーチェックマークなしありあり
リプライの優先順位最大
動画のアップロード長い動画可長い動画可長い動画可
クリエイターハブへのアクセス
(収益化の可否)
できないできるできる
身分確認なしありあり

ベーシックプラン

  • 投稿の編集、長い投稿、小規模な応答ブーストなどの基本的な機能が含まれる。
  • ブルーチェックマークや広告の削減は含まれない。

編集機能だけX Premiumと一緒にしたい時は、ベーシックプランを選ぶのが良いでしょう。クリエイターハブが使えないので、Xから収益を得ることはできません。

プレミアムプラン

  • ベーシックプランの機能に加え、広告表示の半減、ブルーチェックマーク、クリエイターハブへのアクセスなどが含まれる。
  • リプライのブーストは中規模。

プレミアムプラスプラン

  • プレミアムプランの機能に加え、広告表示が完全非表示、最大規模の応答ブースト
  • より高度な機能とサービスを提供

広告が完全に非表示になり、リプライの表示のブーストが最大になります。また、Xaiが開発しているchat型AIのGrokが使えるとされていますが、日本向けにはまだサービスを開始していないようです。

また、X内で記事を作成できる機能が使えるのもこのプレミアムプラスプラン以上です。

まとめ:Xに課金する価値はあるのか?

X Premiumは、ほぼ全てのXの機能を使うことができ、無料アカウントは、利用の範囲が制限されています。

ブルーバッジが有効になっているアカウントが優遇されており、Xの収益を伸ばす条件が、「X Premiumユーザーからのエンゲージ(いいねやリプライ)のみを評価」すると言われているので、マーケティングに使うアカウントはブルーにする必要があります。

また、Xでは、課金をすることで、収益化の権利を得ることができます。決して報酬は多くはありませんが、空き時間でスマホで行うことができる点を考えれば、都合のお小遣い稼ぎはできるでしょう。収益化する方法はこちら

最終更新日 : 2024年10月17日

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