飲食店が行いたいフェイスブック集客を成功させるための8つのコツ
本来、フェイスブックは飲食店とかなり相性の良い媒体です。ですが、活用方法がわからないということでかなり残念なことになっているケースが多いです。
フェイスブックページを使って、飲食店が即座に集客するためのコツを今回は紹介いたします。
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そもそも、フェイスブックって、どんな媒体?
フェイスブックはSNSと一言でグルーピングされがちですが、その中身(仕組み)を理解しないと上手に運用することができないと思います。
ユーザーに関して
- 日本の月間アクティブユーザー数は2,600万人
- アクティブ率は50~60%。つまり、1250万人〜1,500万人は月に一度以上フェイスブックを見ている。
フェイスブックは他のSNSと比べるとクローズな環境です。mixiに最も近いSNSであり、友人同士のコミュニケーションに活用されている傾向があり、幅広い世代に人気があります。
フェイスブックの仕組み
- フェイスブックの投稿はフェイスブックページを登録しているファンのタイムラインに表示される。
- フェイスブックにはエッジランクというものがあり、フォロワーにも情報が届かない場合がある。簡単にいうとリアクションしないフェイスブックページの情報は見ていないものと見なされ、徐々に表示頻度が低下していく仕組み。
- 興味のある投稿には、多彩なエンゲージが用意されている。
- 自然な形でタイムラインに表示されるフェイスブック広告が利用可能。年齢、性別、商圏、興味関心でオーディエンス(ターゲット)設定を実施可能。
フェイスブックの活用用途
フェイスブックは既存顧客とのコミュニケーションに活用可能です。フェイスブックの投稿で最新の情報を認知してもらいます。活動のイメージをつきやすくするための言葉選びをすると、広報活動をするイメージです。
これによって、来店回数を増やすことが期待できます。結果として売上アップします。また、高い精度を誇り、準備期間をかけずに配信することができるフェイスブック広告と併用することで、新規の顧客を集客することにも活用できます。
ただし、難点もあります。
いいねがつかない投稿ばかり行っていると、登録したファンに表示がされづらくなっていきます。例えば、営業日のお知らせなどはいいねがほぼつきません。
あくまで画像がメインのコミュニケーション手段ですので、メッセージの到達率の均等さを意識するのであればメルマガやLINE公式アカウントを活用するか、X(旧Twitter)とInstagramを併用するのがとても重要です。
フェイスブックには個人ページとフェイスブックページがある。
基本的なことですが、フェイスブックはSNSであるため、登録すると個人のアカウントを作ることができます。
私ならば、「小形洸太」というアカウントができます。
これはあくまで個人としてコミュニケーションをとることのみを想定されているため、お店がこのページを活用することは望ましくありません。
そこで、フェイスブックページを作成します。フェイスブックページは、ビジネスを目的にしたページを作成することができます。
最近ではフェイスブックページにつけられた口コミがグーグルに読み込まれ、地図情報に表示されています。
飲食店がフェイスブックページで成功するためには?
飲食店がフェイスブックの集客で成功するためには、以下のことを重視して運用するべきでしょう。
1.フェイスブックページは、新規顧客が見てもわかる内容にする。
身内向けに投稿を作ってしまいがちですが、こういう内容は、身内からの反応も低い傾向にあります。実際は、既存顧客であっても店舗のことを詳しいわけでもありません。
フェイスブックページは、広告と一緒で、投稿の一つ一つが店舗のことを知らない人向けに作り込まなければなりません。そして、魅力が伝わるような投稿でなければ集客の効果は得られません。一つの投稿につき1つの魅力を紹介することを意識しましょう。
2.フェイスブックページは、写真カタログをイメージする。
フェイスブックページには、写真の項目があります。私がコンサルティングを行う場合は、まずここを見ます。
写真が整理されていると、興味を持ってフェイスブックページを閲覧しているフェイスブックユーザーは、イメージがつきやすく注文もしやすくなります。
写真のアルバムに表示される写真の品質を改善しただけで、体感でわかるだけの客足の増加があります。
3.フェイスブックに投稿するキラーコンテンツを用意する。
「この画像を投稿すれば、必ず何人かは反応する」
例えば、パンの焼き上がりの画像、焼きたてのパンをちぎっている画像、そしてそれらの動画など。
こういった料理が一番美味しく見える瞬間の写真をスマホやタブレットにストックしておくといいです。
こういったキラーコンテンツは、1回だけではなく、数回は利用可能です。
4.画像投稿には必ずテキストでメッセージもつける。
画像だけ投稿しても、魅力が伝わるわけではありません。必ず、投稿にはテキストを付与します。
- 簡単な挨拶
- 写真の説明
- 来店方法・予約方法の紹介
最低でも以上の内容は盛り込む必要性があります。また、来店方法や予約方法に関しては、HPのURLを差し込むのも良いですし、GoogleマイビジネスのURLを入力するのも良いでしょう。
ただし、GoogleマイビジネスのURLが入っている投稿をGoogleマイビジネスに差し込むと広告がブロックされる場合があります。
5.フェイスブック限定商品を用意する。
日本人は、限定に弱い生き物です。反応率を高めるためには、期間限定商品を用意しておくと、高い反応が得られます。
6.コメントには返信する。
コメントは基本放置せずに、返信することを心がけます。これもコメントが、投稿の表示に影響を与えるエッジランクに影響すると言われているためです。
基本的に全てのSNSでは肯定的なコメントには返信します。単純にそれをやった方が感じが良いですし、また行きたいという気持ちになりますよね。
7.フェイスブック広告を利用する。
フェイスブック広告は敬遠されがちですが、詳細なエリア設定が可能であり、地方誌の広告と比べると表示枠も競合の数も有利にはたらくため、費用対効果でみれば圧倒的にフェイスブック広告が良い場合が多いです。
フェイスブック広告の運用は、飲食店であれば不可欠です。毎月、1万円〜2万円の出資でグルメサイトに匹敵する集客を作ることができるからです。
地方誌と同程度の広告費をかけた結果、地方誌からの問い合わせは一件だけでしたが、フェイスブック広告では体感できる数の集客増は見られたとのことでした。
反応率は画像の品質に依存する所が大きく、プロカメラマンによるメニュー撮影は必須でしょう。
8.定期的に最新の情報は発信する。
フェイスブックの場合、フェイスブック広告を主軸にした方が、見込み客に情報を届けることができます。
そのため毎日投稿する必要はありませんが、週に2〜3本のペースで最新の投稿をアップしておくと、集客に貢献します。
フェイスブック集客の運用手順
フェイスブック集客を成功に導く上で運用には手順があります。
フェイスブックページを作成する。
フェイスブックページを作成します。フェイスブックページはグーグルマイビジネス同様に、100%に近い情報を埋め込むことが重要です。
<<注意点>>
フェイスブックページはこちらのURLで作成可能です。地域ビジネスまたは場所を選びます。
レストラン・カフェを選択し、事業またはスポットの名前は、正式名称をご記入ください。なぜならば、グーグルマイビジネス側と同期されるからです。
投稿を10〜15個を事前に行っておく。
FACEBOOKページを作って、何にも投稿していないのに、すぐに知人や既存顧客に知らせてしまう人もいますが、この運営方法は明らかに間違いです。
具体的にどのような情報を発信するのか、登録を促された人はわからず戸惑ってしまうからです。
スマホで料理の写真を投稿する場合は、必ず横で撮るのが基本です。これは、縦横比が縦の場合だと最適化されていないからです。また、器がちょっと切れるくらいに接写することで美味しそうに映ります。
フェイスブックのために、スマホを購入した方が良いのか?
この質問も多いですが、例えば、Wifiが店舗にある場合は、このために毎月の通信費が大きくなるスマートフォンへの変更は望ましくありません。タブレットの方がランニング費用がかからないためです。話し放題のガラケー+タブレット端末にした方が恐らく安いです。
フェイスブックをやっていることを既存客に伝える。
フェイスブックをやっていることを既存客に伝えて、連絡網を作り上げます。
フェイスブックに登録してもらう際は、何もなければ登録してもらえない可能性の方が高いため、必ず「小鉢1品もしくは大盛り無料」などのオファーをつけます。
目の前でいいね!を押してもらえば、判定することも容易です。最近は、ソフトバンクのスーパーフライデーで提示型のクーポンに慣れている人が増加しているため、抵抗なく提示が可能だと思います。
なお、人数は200人は最低欲しいところです。これ以下だと、フェイスブックを活用する旨味である情報の拡散がほとんど望めず、恐らく効果が全くない形で終了してしまうからです。
やっちゃいけないことは、ポスターでフェイスブックをやっています!と書いただけ、メニューに載せただけで対処することです。フェイスブックの成否は、登録者数と言ってもよく、これらの手法では人を集めることができません。必ず、声がけを行って、登録のタイミングを作ってください。
投稿をフェイスブック広告で商圏内の人に拡散する。
フェイスブック広告を使い、商圏内に拡散します。
現在営業している市町村を指定し、半径を17km~20kmに指定します。これにより、商圏内に立ち寄った経験のあるフェイスブックユーザー向けに広告を出稿することができます。
広告の出稿方式は、エンゲージメントを増やすを選択します。リンクへのクリックを増やす広告は、コンバージョン単価が高く、次の施策に繋がりません。いいねや超いいねをつけたユーザー向けに、フェイスブックページへのフォローのリクエストを送信し、フェイスブックページを育成しましょう。
反響率の高い投稿を行う。
前述の通り、フェイスブックは投稿にいいねがつかなくなり始めるとリーチが次第に下がりだします。
紹介しているフェイスブックページのように、ビジュアルで情報が瞬時に伝わる投稿を心がけましょう。
飲食店のフェイスブックの運用事例
Ktarou
Ktarouはケータリングで石窯で焼いたピザやかき氷などを販売しているお店です。動画を有効活用しており、料理の熱々感を表現しています。
拉麺 二段
この近隣に用事がある時には、なぜか定休日で食べに行きたいけれど食べに行けていない山形県長井市のラーメン店のフェイスブックです。研究熱心な店主が運営しており、限定メニューと食べに行ったラーメン店のラーメンの画像が主にシェアされています。
祢保希(ねぼけ)
祢保希(ねぼけ)のフェイスブックは、旬の素材の紹介とその素材の調理後の画像を多数シェアしています。
「食べたい」「美味しそう」と思わせる画像を厳選していると考えられ、いいね数も安定の3桁の良い例です。
寿司みなと
寿司みなとは、新鮮な素材と男前の板前が2ショットの画像を多数投稿しています。寿司店は素材の新鮮さが武器であり、板前さんのナイスなキャラクターと調和して、多くのいいねを獲得しています。
飲食店は全てのSNSを使いわけるべき。
集客のプロである私には様々な相談があります。
SNSはどれをやるべきなのか?
この質問に対しては、明確に答えます。全てのSNSを使いわけて運用するべきでしょう。
X(旧Twitter)は、ニュースやトレンドを知るためのSNSとなっており、興味を持ってもらえば、情報を積極的に読み込んでもらえます。Instagramは、非現実的な情報のやりとりが好まれる傾向にあります。
フェイスブックは、広告が何よりも優れていますので、感覚としてはグルメサイトとして広告費を毎月捻出するイメージで運用することをおすすめします。
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最終更新日 : 2024年4月6日