LINE公式アカウントの友だちを効率良く増やす方法
LINE公式アカウントは、リピーター向けのコミュニケーション手法として普及しています。LINEは、スマホユーザーの8~9割利用しているメッセージアプリです。LINE公式アカウントは企業専用のアカウントでクーポンやショップカードなどの集客に特化した機能が豊富に搭載されています。
LINE公式アカウントを運用する中で、一番の問題は、SNSでフォロワーに相当する友だちをどのように効率良く増やすかです。友達が増えなければ、メッセージを送信しても届いている人が少ないので、期待できる顧客数が増えません。
ここでは、効率良く顧客にLINE公式アカウントに登録してもらうためのテクニックと動線を紹介したいと思います。この記事を読めば、LINE公式アカウントの友だちの人数を増やし、売上を大きく伸ばすことができるようになるでしょう。
LINE公式アカウントの友だちを募集するためには?
LINE公式アカウントの登録を促す際には、必ず、「どのような情報を受け取ることができるのか?」を明確にし、販促物に明記しましょう。たとえば、キャンペーンの優先案内、新商品のリリース情報、LINE公式アカウント会員限定のサービスクーポンの受け取りなどが含まれます。
また、流入経路が、LINEミニアプリであることやLINE公式アカウントを連携アプリでカスタマイズしている時は、特に登録の必要性を助言するために、スタッフが直接登録するように一声かけます。
ショップカードやPOPを使って、友だちを増やす場合
ショップカードやPOPを使う時は、QRコードを印字します。QRコードは、LINE公式アカウントのダッシュボードのメニューから友だち追加ガイドを選択します。
QRコードは2種類作成することができます。
友だち追加QRコードを作成
LINE公式アカウントに友だち登録する専用のQRコードを発行することができます。あいさつメッセージにクーポンを追加することで、登録特典をつけることができますが、現在は、クーポンQRコードがありますので、重複するのでこの設定は避けます。
クーポンQRコードを作成
クーポンQRコードを設定することで、クーポンを表示し、使用した時に友だちを追加してもらえる仕組みです。この時、その場で使えるクーポンを用意することで、新規顧客の集客も期待することができます。
ウェブサイトでお友だちを集める。
LINE公式アカウントは連携アプリを使うことがあります。たとえば、医療機関や薬局では、定期通院を促すような連携アプリを導入しています。これを使うときは、ボタンや URLを使います。
ボタンを使う時は、生成されたHTMLコードをウェブサイトの該当の部分に貼り付けます。
LINE公式アカウントの友だちを増やすためのテクニック
ここで紹介するのは、LINE公式アカウントの友だちを増やしやすくするためのテクニックを紹介します。
テクニック1. LINEミニアプリを導入する。
LINEミニアプリは、LINEプラットフォーム上で店舗サービスを提供するためのツールです。
モバイルオーダー、デジタル会員証、順番待ちシステムなど、店舗運営に必要な機能を直接LINEアプリから利用できます。ユーザーは新たなアプリをダウンロードすることなく、これらのサービスを利用できます。
LINEミニアプリは、POSシステムと連携することで、会員証として機能します。そして、ポイントなどをLINEミニアプリに付与することが可能です。
LINEミニアプリは、新規ダウンロードの必要がなく、QRコードを読み取ることで簡単に登録することができます。この時に、LINE公式アカウントの登録を一緒に促すことができます。そのため、登録の必要性が感じてもらいやすく、クーポンやくじ引きキャンペーンで友だちを増やすよりも高い反応で登録してもらえる機会を作ることができます。
テクニック2. サービスクーポンを付与する。
クーポンQRコードを使うことで、クーポンの発行とLINE公式アカウントに友だちを追加することができます。
たとえば、デザートやドリンク1杯をサービスするクーポンを用意することで登録の動機付けを行うことができます。サービスクーポンは、次回のサービスよりも今回のサービスの方が、スタッフもおすすめしやすく、興味も湧きやすいため、多くの友だちを獲得しやすくなります。
テクニック3. くじ引きを行う。
日本人はガチャが好きなので、くじ引きも有効です。射倖心を煽ることで、LINE公式アカウントの友だち件数をより多く伸ばすことができます。ただし、LINE公式アカウントのくじ引き機能は、当たり外れを確率で出力する簡単なものなので、プレミアム感が全くないです。そのため、クーポンをくじ引き引換券として発行し、くじ引きを別の方法で行います。
テクニック4. 登録のタイミングを工夫する。
LINE公式アカウントの登録でやってしまいがちなのは、会計の時に登録をおすすめすることです。これをやってしまうと、会計の時間が長くなってしまいますし、会計をした顧客しか登録しません。
LINE公式アカウントを登録させるタイミングとしては、顧客が時間を持て余しているタイミングです。飲食店であればテーブルについた時、美容サロンなどでは待合いの時が挙げられます。
テクニック5.友だち追加広告を使って友だちを増やす。
友だち追加広告は、ユーザーが自然にブランドとコミュニケーションを取ることを可能にします。広告はユーザーのタイムラインやトーク画面に表示され、ユーザーが広告をタップすると、そのままブランドの公式アカウントが友だちリストに追加されます。これにより、ブランドは直接ユーザーにメッセージを送ることができ、長期的な関係を築くことが可能になります。
友だち追加広告では、以下のようなターゲティングが可能です。
- デモグラフィックデータ配信:ユーザーの基本的なデモグラフィック情報を基にターゲティングします。デモグラフィック情報とは、年齢、性別、家族構成、職業、学歴、年収、ライフステージなど人口統計学的なデータのことです。
- エリアターゲティング:市区町村レベルでの地域指定が可能です。地域に密着した広告配信や、特定の地域でのイベント告知などに活用できます。
- オーディエンス配信:特定のオーディエンスを対象に広告を配信します。ただし、これはLINE広告からの配信時のみ利用可能で、LINE公式アカウントの管理画面からの配信では利用できません。
まとめ
LINE公式アカウントは、日本国内トップシェアのメッセージアプリであるLINEを使い、個人に対してメッセージを送ります。売上を上げるためには、リピーターの育成が重要であり、定期的に来店動機を付与するコミュニケーション方法を確立することが重要です。
また、拡張アプリやLINEミニアプリを導入すると、予約、顧客管理、順番待ち、モバイルオーダー、会員証機能を実装することができるため、利便性を上げることもできます。
LINE公式アカウントの運用は、顧客の登録率を高めることで効果を発揮します。友だちを効率良く増やす方法を導入し、売上を大きく上げましょう。
最終更新日 : 2024年5月30日