チラシの作り方とは?おしゃれなチラシを自作できるツールとは?
チラシは、情報を効果的に伝えるための強力なツールです。しかし、その作成は一見難しそうに思えるかもしれませんが、見栄えの良いテンプレートが提供され、デザインツールもどんどん使いやすくなっています。
この記事では、チラシの作り方、デザインのヒント、そして便利なテンプレートについて詳しく説明します。
ただし、チラシができれば集客できるわけではありません。チラシに掲載する情報が顧客の来店動機に直結する必要があります。集客については、以下の記事をご覧ください。
チラシの役割とは?
チラシは、特定の情報を広く伝えるための印刷物です。それは商品やサービス、イベント、またはその他の告知を伝えるために使用されます。チラシは、視覚的に魅力的で、読みやすく、情報を簡潔に伝えることが重要です。これは印刷物の特性上、掲載できる情報量に限りがあるからです。
また、チラシの種類には以下のようなものがあります。
チラシの種類 | 特徴 |
---|---|
イベントチラシ | イベントの詳細を伝えるために使用。日時、場所、参加方法などを明確に提示します。 |
ビジネスチラシ | 企業のサービスや製品を宣伝。会社のロゴや連絡先、製品の特徴を強調します。 |
プロモーションチラシ | 特定の取引や販売を強調。期間限定のセールや新製品の紹介に最適です。 |
メニューチラシ | レストランの料理や価格を表示。シズル感を煽る写真と詳細な説明が重要です。 |
セールスチラシ | 商品やサービスを販売するために使用。価格、特徴、購入方法を明示します。 |
チラシを作るためのステップ
チラシ作成の最初のステップは、その目的とターゲットを明確にすることです。
1H5Wを意識することで、効果的なデザインとメッセージを考えることができます。
- 何を伝えたいのか(What)
- 誰に伝えたいのか(Who)
- いつ伝えるのか(When)
- どこで伝えるのか(Where)
- なぜ伝えるのか(Why)
- どのように伝えるのか(How)
チラシに掲載する情報をリストアップし、その中から最も重要な情報を選び出しましょう。情報過多は読み手を混乱させるため、必要な情報だけを選び、それを優先順位に従って配置します。
チラシの魅力的な価値とコンセプトを明確にすることで、読み手にとって魅力的で説得力のあるコンテンツを作ることができます。これらの要素を明確にすることで、チラシは誘引性の高い集客のツールになります。優先順位は、ターゲットにとって魅力度の高い情報ほど高くなります。
チラシのデザインは、そのメッセージを強調し、視覚的に魅力的にするための重要な要素です。色、フォント、画像などを選び、それらが一貫性を持つようにしましょう。
チラシのテンプレートに合致するように適切な長さのコピーに情報を加工します。ターゲットがわかりやすく、そして、問題解決に効果があることを訴求し、特定の行動を促すようなチラシを作成します。
よく広告に情報量の詰め込みや複数の行動を促そうとする事業者がいますが、わかりづらくなり、反響率が下がります。必ず、コンバージョンは1つに限定しましょう。
チラシの初稿が完成したら、他の人からフィードバックを収集しましょう。それにより、理解しづらい部分や改善点を見つけることができます。
印刷会社を使って印刷をします。配布枚数が多くなるため、プリンターで印刷するよりもコストは安くなります。また、印刷会社は、ポスティングまで行っています。チラシの配布にも膨大な時間がかかりますので、ポスティングも一緒に発注します。
チラシのテンプレートはこの2つがおすすめ
チラシのテンプレートは、印刷会社も用意していますが、非常に簡単なものが中心です。そのため、思ったようなデザインのチラシを作成することができません。
以下の2つを活用すると、プロがデザインしたテンプレートを使用して、チラシのデザインをすることができます。
デザインしたチラシのファイルはPDFで出力します。
Canva(Proプランがおすすめ)
Canvaは、デザイン経験がない人でも簡単に美しいチラシを作成できるオンラインツールです。豊富なテンプレートから選ぶことができ、自分の好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。また、画像やアイコン、フォントなどの素材も豊富に用意されており、自由に組み合わせてオリジナルのデザインを作ることができます。
Canvaの最大の特徴はその使いやすさで、AIのアシスタントやドラッグ&ドロップの操作で簡単にデザインを作成できます。これにより、時間とコストを節約しながら、プロフェッショナルなチラシを作成することが可能です。
Adobe Express(プレミアムがおすすめ)
Adobe Expressもまた、誰でも簡単にチラシを作成できるツールです。
Adobe Expressは、Adobeの豊富な画像素材、デザインノウハウとユーザーフレンドリーなインターフェースを組み合わせたサービスで、高品質なデザインを手軽に作成することができます。
テンプレートは多岐にわたり、ビジネスやイベント、プロモーションなど、さまざまなシーンに対応しています。また、Adobe Expressでは、自分のブランドカラーやロゴを簡単に追加することができ、ブランドの一貫性を保つことが可能です。
AdobeExpressは、Adobe IllustratorやPhotoshop、Premiere、CreativeCloudを契約すると、プレミアムメンバーになります。別途契約をする必要がありません。
チラシのメッセージをAIを使って作成する
チラシに掲載する情報は、ChatGPTを使うことで精度の高いコピーやメッセージに変換することが可能です。以下のようなプロンプトを設定することで、メッセージの候補を出力することができ、適切なものを選択して使用すれば良いでしょう。
あなたは一流のコピーライターです。
以下の製品のコピーをA4のチラシに掲載できるように作成してください。
・キャッチコピーの候補を10通り
・ボディーコピーの候補を5通り
#製品情報(カテゴリー 製品名)
製品の特徴を羅列
製品のコンセプトも記述
なお、ChatGPTは無料でも使えますが、精度の高いChatGPT Plusを推奨します。
ラクスルでチラシを印刷する
チラシの印刷は、ネット印刷を推奨します。プリンターでカラー印刷をすると1枚あたりの費用がかなり高く付きますし、ポスティングを計画しているのであれば、自分たちでやるよりも外注した方が圧倒的に安価で素早く配布することができるからです。
たまに、配布用のチラシをコンビニで印刷しようとしているお店を見かけます。モノクロにしたとしても、裏表印刷だけで、1枚20円です。これが、200枚であれば、4,000円の印刷費であり、さらには紙がコピー用紙です。
今回は、ネット印刷でも最大手のラクスルを使った印刷の出稿を紹介したいと思います。
ラクスルを使えば、こんなことができます。
- 新聞折込やポスティングの配布やチラシのデザイン制作まで一括発注可能!
- 納期や配布完了日までの期間が長いほど、早期に入稿すれば料金も安くなる!
- ポスティングもオンライン上で地図を指定して配布エリアや属性も決定できる!
- チラシ印刷は、1枚1.1円〜(税抜)
チラシのサイズを指定する。
チラシの印刷をするにあたって、チラシ・フライヤー印刷をサイドメニューから選択します。すると、チラシのサイズごとに分かれていますので、今回はA4チラシ・フライヤー印刷を選択します。
用紙のサイズ、用紙/厚さ、印刷カラー、加工、印刷部数、ご注文件数(バリエーションがある場合は複数)、最短お届け予定日を選択することができます。そして、見積もりをすることができます。ネット印刷の場合は、5営業日以上の納期を指定すれば、値引額が最大になります。
データを入稿する
見積もりを設定した後に、カートに入れるとカートが開きます。「データを入稿してください」の文言をクリックします。
印刷データをドラッグ&ドロップします。対応フォーマットは、PDF、ai(Illustratorファイル)、psd(Photoshopファイル)、ppt(PowerPointファイル)、doc(Wordファイル)などです。ファイルをアップロードすると、データチェックが始まります。実際の印刷した後のイメージが表示されますので、問題があれば修正しましょう。
お支払い方法・お届け先の設定
チラシのネット印刷のお支払い方法とそのチラシを届ける住所を設定します。ラクスルでは請求書払い、銀行振込、コンビニ支払い、クレジットカード払いから選択することができます。確認ができれば、印刷手続きは完了です。
チラシを自作できるとマーケティングの幅は広がる。
チラシを自分で作成するテクニックを含めて紹介しました。通常は、データの作成をDTPデザイナーに外注しますが、それを自分ですることで、時間を短縮し、大きくコストを削減することもできます。
これによって、マーケティングの戦略を携わる人物を減らして実行することができるため、細かな対応をすることができます。たとえば、一部の画像やキャッチコピーを変更してテストすることもできます。
今回は、チラシをデザインツールで作成し、ラクスルで印刷する方法について解説しました。少ない枚数の印刷を自社のコピー機でやってしまおうとしている会社も見かけますが、そもそも書類用のコピー用紙とインクを使っています。価格が高い上に、チラシほどの枚数を印刷するとプリンターの故障の原因になります。
集客を目的にするのであれば、チラシはしっかりとした紙とインクを使うべきで、印刷屋に外注するのが必須です。ラクスルは、最安値のラインにはのっていますし、初心者でも発注しやすいので非常におすすめです。
最終更新日 : 2024年4月6日