位置情報を変更してGoogle検索の順位を調べる方法とは?
Google検索では、全国どこでも同じ検索順位というわけではありません。
Googleにはベニス・アップデートと呼ばれる仕組みがあり、検索している地点ごとに検索順位が変化します。これは、例えば、美容室を検索した時に、新宿で検索したはずが、沖縄の美容室が表示されても仕方がないからで、その地点ごとに最適化された検索結果が表示されるようになっています。
特定の地域の検索順位を調べる方法を解説します。
なぜ、検索順位に位置情報を指定する必要があるのか?
ブログの検索順位を表示する時には、地域の指定をしても意味がありませんが、例えば、観光をテーマにしている時は、ターゲットになりやすい、東京や大阪での検索順位を計測したいです。
また、飲食店や美容室では、商圏内の地域での検索順位が重要であり、地域を絞り込んで検索順位の表示結果を取得したいです。
そのため、さまざまな順位計測ツールを使い、Googleビジネスプロフィールを含んだウェブサイトの平均掲載順位をマーケティングの指標としてみることがあります。
検索順位チェックツールに特定の位置情報を指定する。
ブロガーやメディア運用担当者にとっては、検索ボリュームの調査やターゲットにしている地域での検索順位を計測できないと集客の対策のしようがありません。
そのため、必ず、SEOツールと呼ばれる検索ボリュームや検索順位を調べることができるツールを導入します。
特定の地域に絞り込んだマーケティングを行なっている場合、SEOツールでは以下の2つをおすすめしています。
① SEranking
検索順位チェックツールでは、特定の位置(都道府県もしくは市町村)を登録することで、その地域の検索順位を表示するツールもあります。店舗などでは、ターゲットにしている地域でSEOは上位表示しなければ意味がありません。
SERankingでは、プロジェクトを作成する時の検索エンジンに位置の項目があります。この部分に英語表記で都道府県や市町村を指定することができます。
SERankingは、14日間無料で利用することができます。
SE Ranking
評価:
SEO対策に必要な競合分析、キーワードごとの検索ボリュームチェック、サイトの検索順位チェック、被リンクチェックなどの機能を網羅。オプションでコンテンツ生成機能やMEO機能を追加可能。
② Ubersuggest
Ubersuggestも、人気の統合型のSEOツールです。特定のドメインの順位を計測するプロジェクトを作る時に、都道府県や市町村をこちらも指定することができます。
ロケーションを選択するの項目で、国や都市を日本語で入力すると指定することができます。
GoogleChromeを使って位置情報を偽装して別の地域のGoogle検索を行う。
GoogleChromeのディベロッパーツールを利用することで、現在の地域ではなく別の地域のGoogle検索を表示することができます。
Google検索は、パーソナライズ機能により、それぞれの趣向に合わせて最適化されています。そのため、可能な限りパーソナライズ機能を抑えるために、シークレットモードにします。
次にディベロッパーモードにします。右クリックをして、検証を選択します。
コンソールドロワーの中からセンサー(Sensor)を選択します。
緯度 (Latitude)、経度 (Longitude)、タイムゾーン (Timezone ID)、ロケール (Locale) です。タイムゾーンとロケールは固定になりますので、検索の位置として指定したい緯度と経度を調べます。
Googleマップを開き、検索の拠点にしたい位置を検索します。例えば、仙台で居酒屋を探している人を対象にしたいと考えた時には、仙台駅を拠点にして考えます。
Googleマップ上で右クリックをすると、その地点での緯度経度が表示されます。10進法で、緯度コンマ経度になります。この部分をクリックすると、緯度と経度をコピーすることができます。テキストエディタにでも貼り付けましょう。
センサーに、ロケーションをOtherに設定し、緯度と経度を入力し、正確な現在地を指定するをクリックすると、仙台駅を位置に指定した検索を実行することができます。
まとめ:位置情報を検索順位チェックツールにあらかじめ設定しておくと便利
GoogleChromeで特定の位置情報を指定してGoogle検索の順位を無料でチェックすることができます。
しかし、この方法では、検索順位の変動をグラフ化する手間がかかりますし、単純に面倒です。
そのため、基本的に、SEOの施策であれば、検索順位チェックツールを使用し、今回のような位置情報を指定できるものを導入することが前提になります。
最終更新日 : 2024年4月6日