X(Twitter)キャンペーンの事例6選!目的・種類を理解して、キャンペーンを使いこなす

X(Twitter)キャンペーンは、ブランドの認知度向上や販売促進、新規フォロワーの獲得などを目的に行われるマーケティング活動です。これには通常のフォロー&リツイートキャンペーンや、インスタントウィンキャンペーンなどが含まれます。企画毎に参加条件が設定され、効率的な運用を可能にする専用ツールを使います。

X(Twitter)キャンペーンは、単発では効果がなく、継続的に実施することで、アカウントのスコアリングを高めることも狙えるため、アカウントが育つことにより、情報発信力が向上します。

特にゴールデンウィークや長期休みなどの際には、仕掛けておけば、勝手に情報の拡散をしてくれる対策です。短期でアカウントを育成したい企業アカウントにとっては基本的なXの施策ともいえます。

目次

1. X(Twitter)キャンペーンのメリットとは?

Xでの発信力強化は、今後のWebマーケティングでは重要とされています。なぜならば、SEOなどでは、大幅なアルゴリズムの改正やAIの導入などにより、マーケティングがしづらくなった、安定しなくなったという背景があるからです。それに比べると、Xでは大幅な表示アルゴリズムの変動があったとしても、情報発信力が安定しています。

Xキャンペーンは、オファーを提示することでブーストをかけて、短期で目的に合致した成果を発揮することができます。

1-1. ブランド認知度の向上

X(Twitter)キャンペーンを利用して、短期間で広く製品やサービスが認知されることになります。

例えば、ファミリーマートでは、Xキャンペーンを使って効率的に新商品のPRをしています。フォロー&リポストキャンペーンでは、フォロワーを獲得することができる他、リポストによって情報を拡散させることができます。これによって、広くファミリーマートに新商品が出たことを認知させることが可能で、近くの店舗によった時のついで買いを引き起こすことができます。

1-2. 新しいフォロワーの獲得

キャンペーンを通じて新規のフォロワーを増やすことができます。フォロワー数が増えることに意味があるのではなく、新鮮でアクティブなフォロワーを獲得することができる点で、Xキャンペーンにはメリットがあります。

アクティブなフォロワーは、投稿に対してエンゲージしてくれるため、キャンペーン対象以外の投稿の情報発信力も強化されます。

1-3. ユーザーとの関わりを深める

ユーザーが積極的に参加することで、より強い顧客関係を築くきっかけになります。

今までつながりのなかった人が、Xの双方向のコミュニケーションができる媒体で繋がることで、さまざまな意見を顧客側の目線で企業に発信することができます。それらの意見に真摯に対応することで、企業へのイメージが向上していき、実際の成約や集客数の増加に直結します。

2. X(Twitter)キャンペーンのデメリットとは?

Xキャンペーンにはデメリットもあります。

プレゼントがもらえるから参加しているユーザーも多いため、ターゲットと違った属性のユーザーからもフォローされます。これらのユーザーは顧客化できない可能性の方が高く、必ずしも好意的なエンゲージを得られるとも限りません。

そういった意味では、Xキャンペーンは、物量戦の施策であり、効果を早期に得られる分だけのデメリットも相応にあることを理解しておく必要があります。

3. X(Twitter)キャンペーンのタイプとは?

Xキャンペーンには複数のタイプがありますが、大きく分けるとフォロー+α型(手動抽選型)とインスタントウィンに分類することができます。

インスタントウィンは当選者数が、大人数の時に行われるキャンペーンでほとんどのXキャンペーンは、手動抽選型です。なので、Xキャンペーンの解説は手動抽選型を中心に解説します。

3-1. フォロー+α型(手動抽選型)

通常のXキャンペーンは、企業やブランドが簡単に設定できるプロモーション活動です。

このキャンペーンタイプでは、参加者が事前に設定された特定の条件(例えば、アカウントをフォローする、特定のツイートをリツイートするなど)を満たす必要があります。条件を満たした参加者の中から抽選が行われ、選ばれた当選者には賞品が後日送付されます。

手動抽選型では、条件を満たすことに期限を設けます。その期限が過ぎた時に、条件を満たしたアカウントを抽出します。この方法は全てを自動化するわけではないので、低コストで開始することができる点でメリットがあります。

キャンペーンの種類参加条件特徴
フォロー&リポスト対象アカウントをフォローし、対象のアカウントをリポストする・情報に拡散力がある
・参加者のハードルが低い
フォロー&リプライ対象アカウントをフォローし、対象のポストにリプライをつける・リプライはスコアリングに強く影響するため、通常ポストの表示回数を伸ばすことができる
・ただし、リプライに返信をしないと効果は薄いため、担当者に負担がかかる
フォロー&引用対象アカウントをフォローし、対象のポストに引用をつける。・口コミとして拡散される
・スコアリングも向上する他、トレンドなどにも掲載されやすくなる。

このキャンペーンを行うために必要なものは以下のようになります。

コンテンツ説明
画像・画像の最適なアスペクト比:16:9  3:4
・推奨される解像度:1200×675ピクセル 900×1200ピクセル
・正方形の画像:1080×1080ピクセル
ハッシュタグ・オリジナルのハッシュタグを用意する
キャンペーンページ・自社ドメインにWordPressなどをいれて、特設ページを作成する
(他社サービスを使うと、自社ドメインの育成にならないので注意)
プレゼント引きの良いプレゼントを選択する
用意ができないなら、Amazonギフトカード1,000円分を3枚とかでも良い

また、手動抽選型のXキャンペーンでは、特定の投稿の反応を分析しなければならず、ツールが必要になります。最もお手頃な価格のものが、SocialDogのビジネスプランです。

3-2. インスタントウィンキャンペーン

参加直後に当選または落選がわかるタイプで、専用ツールを用いた自動化が一般的です。参加者を即座に増やす効果がありますが、運用のハードルが高い点と費用がかかる点がデメリットです。

インスタントウィンは大規模なXキャンペーンに向いています。例えば、特定の商品の無料クーポンを自動配布する目的で、インスタントウィンが使われることがあります。これにより、コンビニのような日常的な買い物をする店舗では来客を呼び寄せることができます。ついでに商品を買ってもらうという基本的なフリーミアムを用いたマーケティングです。

4. 厳選したXキャンペーン事例

実際に行われているXキャンペーンを知ることができれば、具体的なキャンペーン像もイメージしやすいと思います。そこで、比較的最近行われているキャンペーンについて厳選して紹介したいと思います。

実例を見てもわかる通り、インスタントウィンを活用している企業の規模は、大企業規模です。

4-1. ロマンシングサガ

キャンペーンフォロー&リポスト(手動抽選型)
キャンペーン実施期間〜2024年4月28日(日) 23:59まで
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
スクエニメンバーズへの無料登録
プレゼント内容サガエメ特製キラカード
当選者数23名

4-2. ローソン

キャンペーンフォロー&リポスト(インスタントウィン)
キャンペーン実施期間〜2024年4月28日(日) 23:59まで
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
プレゼント内容果汁たっぷりピーチティーもしくはフルーツティー無料クーポン
当選者数毎日1万名

4-3. 丸ウロコ三和水産

キャンペーンフォロー&リポスト(手動抽選型)
キャンペーン実施期間〜2024年4月30日(日) 23:59まで
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
プレゼント内容特大かにしゅうまい6個入りプレゼント
当選者数5名

4-4. エアトリ

キャンペーンフォロー&リポスト(手動抽選型)
キャンペーン実施期間〜2024年5月13日 23:59
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
プレゼント内容国内旅行一泊プレゼント
当選者数1名

4-5. 魚べい

キャンペーンフォロー&リポスト(手動抽選型)
キャンペーン実施期間〜2024年4月27日 23:59
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
プレゼント内容5,000円分のお食事券
当選者数10名

4-6. ビープル

キャンペーンフォロー&リポスト(手動抽選型)
キャンペーン実施期間〜2024年4月30日 23:59
参加条件対象アカウントのフォロー&ポストをリポスト
プレゼント内容3個セット
当選者数3名

5. X(Twitter)キャンペーン実施の注意点

5-1. ガイドライン違反にならないようにする

XキャンペーンでX社のガイドライン違反になるケースは珍しいですが、誤解を及ぼすような表現や他社の権利を侵害する行為は禁止されています。そのため、投稿や詳細を記述するページを作成する際は、文言を注意して作成しましょう。

参考:Xサービス利用規約

5-2. X Premiumにするべきか?

X Premiumでは、タイムラインのおすすめへの表示の度合いが向上するため、Xキャンペーンの表示頻度が向上します。また、文字数が140文字では書きたいことも書けないため、最低でも青バッジがつくX Premiumの導入は必要になります。

5-3. SocialDogの設定を忘れずに行う

Xキャンペーンの手動抽選型でもツールが必要です。ツールがないと、全てのリポストしたアカウントを把握することができないからです。そのため、SocialDogの「投稿への反応」を忘れずに設定します。この設定をしないと、それ以前の投稿の統計を閲覧することができないことから、Xキャンペーンの抽選を行うことができません。

socialdog

SNS運用ツールSocialDog

評価:

Xの予約投稿やフォロー管理、ソーシャルリスニング機能で口コミの管理もできます。 Businessプランを使うことで、Xキャンペーンの施策の実行ができます。

最終更新日 : 2024年5月30日

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