コンバージョンとは?【簡単にわかるマーケティング・集客用語集】
コンバージョンとは、Webサイトや広告運用の目標となる最終的な成果を指します。Webマーケティングにおける重要な指標です。コンバージョンの種類には、商品購入、問い合わせフォームの送信、会員登録、ダウンロードなどがあります。これらのコンバージョンを達成することで、企業は目標を達成し、ビジネスの成長を図ることができます。
コンバージョン率は、特定のアクションを起こした人の数を、そのアクションを起こすことができた人の総数で割ったものです。例えば、100人がウェブサイトにアクセスし、10人が商品を購入した場合、コンバージョン率は10%です。
コンバージョンは、Eコマースサイトやランディングページなどで重要な指標になります。コンバージョン率が高いことは、そのサイトが訪問者にとって有用であり、目標を達成するために必要なアクションを起こしやすいことを意味しますし、収益性の高いサイトであると評価することができます。
コンバージョンの計測は、リスティング広告やSNS広告からランディングページに集客する際は必須です。
目次
コンバージョンを計測する方法とは?
コンバージョンを計測する方法にはいくつかありますが、主に以下の方法が使用されます。
- Google Analytics : Google Analyticsは、無料で使用できるウェブ分析ツールで、訪問者数やコンバージョン率などのデータを収集・分析することができます。一般的に普及している方法です。
- ピクセルトラッキング : コンバージョンを計測するために、ウェブサイトに小さな画像(ピクセル)を埋め込むことができます。特定のリンクをクリックすると、そのアクションが計測されます。アフィリエイト広告のコンバージョンを計測するのに使われています。
- フォームの計測: オンラインフォームに入力された情報を記録し、それがコンバージョンになったかどうかを判断する。
これらの方法は、各種の分析ツールを使用することで実行することができます。
コンバージョン率を上げるための方法とは?
コンバージョン率を上げるためのポイントとしては、以下の方法が挙げられます。
ユーザーエクスペリエンスの改善 | ウェブサイトやアプリケーションのナビゲーション、検索、フォーム入力などのインターフェイスをより使いやすくすることで、ユーザーが目的を達成することができる。 たとえば、ショップカートのカゴ落ちが原因で、ECの売上が伸びていないことが特定された場合に、ソーシャルログインを使って入力をする情報を減らしたり、カート内をわかりやすくする。 |
コンテンツマーケティングの実施 | 関連性の高いコンテンツを提供することで、興味関心の度合いが強い見込客の自然流入を増やすことができる。その結果、コンバージョン率を向上することができる。 |
マーケティングオートメーションの導入 | 一連のマーケティングタスクをオートメーションで実行することで、タイミングやターゲットを細かく調整し、コンバージョン率を改善できる。 また、マーケティングオートメーションでは、見込客と任意のタイミングでコミュニケーションすることができるため、接触回数も増やすことができる。 |
リターゲティングの実施 | ウェブサイトやアプリケーションを訪れたことがあるユーザーに対して、特定のアクションを促す広告を配信することで、コンバージョン率を改善する。 |
また、コンバージョン率を向上させる代表的な計測方法としては、A/Bテストとクリエイティブ・テストが挙げられます。
A/Bテスト | 2つの異なるバージョンのウェブサイトを作成し、どちらがより多くのコンバージョンを生むかを比較する方法 |
クリエイティブ・テスト | 広告の見た目やコピーなどを変えて、どのバージョンがより多くのコンバージョンを生むかを比較する方法 |
コンバージョンに関連する主要指標
コンバージョン数(CV数) | アクセスのうちコンバージョンに至った数を示す指標。 |
コンバージョン率(CVR) | コンバージョンに至った割合を示す指標で、CVRを向上させることで効果的なマーケティング活動が実施できる。 |
1件あたり獲得単価(CPA) | 1つのコンバージョンを得るためにかかった費用を示す指標で、広告運用の効率性を測るために使用される。 |
最終更新日 : 2024年4月20日