アスメルの評判とは?料金、機能、使い方、評価を紹介
アスメルは、ステップメールの元祖サービスとして、 コンサルタントや通販企業に人気のあるメルマガ配信サービスです。特徴としては、ステップメールのシナリオ、顧客リスト数、月あたりのメール配信数に関係なく、料金が固定であり、月額3,333円という低価格で利用することができます。
最近は、LINE公式アカウントにLステップを組み合わせてステップメール配信を行うケースも増えてきました。業種によっては、LINE公式アカウントは活用できませんし、メールのやりとりの方がBtoBビジネス向きであるため、アスメルが活用されています。
アスメルは、お問い合わせや資料請求フォームに組み込むことで、ステップメールを機能させて成約率を上げたり、既存顧客向けにメールを配信する目的で活用します。
ステップメールアスメルの特徴とは?
アスメルは、株式会社レジェンドプロデュースが提供するステップメールサービスで、無制限のメール配信が特徴です。メール配信と言えば、従量課金が一般的です。配信シナリオ数、メール配信数がメールリスト数に関係なく無制限であるため、利用者数も企業、個人事業主共に多いです。
ステップメールのシナリオが無制限
ステップメールは、事前に設定したメールを自動的に段階的に送信するシステムです。ネットでの商品購入時、注文完了時に内容確認のメールやお礼のメールが自動的に送られるのが一例です。
例えば、とあるフォームからメールアドレスを登録すると、1日、3日、5日後に特定のメールが配信されます。これによって、資料を閲覧することを催促したり、価値を伝えるための追加コンテンツを配信したりすることで、購入意欲を高めることができます。ステップメール機能は、コンテンツマーケティングで見込み客の購入意欲を高める目的でよく活用されています。
シナリオが無制限であることで、ターゲットや販売する商品ごとにシナリオを準備することができ、条件を細分化したメールマーケティングを行うことが可能です。
配信シナリオ数に制限があると、作りたいステップメールが増えた時に、別のシナリオを削除して入れ替えなければなりません。
アスメルはメルマガ配信の回数も無制限
アスメルは、メール配信数無制限です。メルマガ配信ツールは、毎月のメール件数やメールリスト数によって利用料金が変わる従量課金制であることが珍しくありません。
従量課金であれば、毎日のようにメールを配信した場合、従量課金制では料金が跳ね上がります。メール配信数無制限であることは、固定費として計算することができるため、導入しやすいメリットがあります。
獲得したリストはCSVで管理可能。SNSマーケティングにも活用できる。
ステップメールのシナリオ数が無制限であることを利用して、属性の異なるメールアドレスのリストを収集することができます。これらのメールリストをCSVで入出力することがアスメルでは可能です。
例えば、X(旧Twitter)広告のテーラードオーディエンスやFacebookのカスタムオーディエンスでは、メールリストを使って精度の高いターゲット広告をすることができます。この時に、アスメルで収集したメールリストを利用することができます。
LINE公式アカウントは、メールリストが手元に残らないため、何らかの理由でのアカウント停止および関連する別事業への転用ができないデメリットがあります。
アスメルの料金はいくらなのか?
初期設定費用 | 15,980円(税込) |
月額費用 | 2023年12月分から3999円(税込)に値上がりします |
アスメルの支払いは、クレジットカードと銀行振込の2種類から選択することができます。どちらの支払いでも、申込日から30日以内であれば、全額返金保証制度がついています。
アスメルはどんなことに活用することができるのか?
アスメルは、次のような用途で使われています。
- 見込み客を育成して成約率を高める。
- 顧客にメルマガを配信して、次回の購入動機を付与する。
具体的には以下のようにして活用されることが多いです。
オウンドメディアやブログなどのリスト取り
見込み客の収集は、見込み客にとっては魅力的な情報をまとめたPDFをダウンロードする代わりに、個人情報の登録を求めるようにします。この時に使うのが、アスメルやHubSpotなどのステップメール機能を含んだツールです。
例えば、PDFの内容では、営業成果を上げる方法を解説したとします。この中で、自社が提供するサービスを使った方法を中心に紹介し、ステップメールで追加で事例のコンテンツを提供することで、サービスを導入する意欲を高めることで、商談発生数を増やします。
見込み客リストを作るためにはオウンドメディア(ブログ)が必要です。
オウンドメディア・ブログ集客の初心者おすすめセット
特徴 | 価格 (2022/10/25 現在) | 公式サイト | |
---|---|---|---|
SWELL | 初心者にも使いやすく、ユーザーも多い。 テーマで迷ったら、SWELLを選ぶのが良い。 | 17,600円(税込) | 詳細はこちら |
エックスサーバー | レンタルサーバー国内シェアNo.1。 安定&高速動作。電話対応あり。 | 月額990円~ | 詳細はこちら |
Nobilista | クラウド型検索順位チェックツール。 書いた記事とキーワードを記帳して、改善。 | 月額990円~ | 詳細はこちら |
SE Ranking | クラウド型統合SEOツール。 コスパが良く、キーワード選定や順位改善に 必要なデータの計測が可能。 (こちらを導入すれば、Nobilistaの必要なし) | 月額5,200円〜 | 詳細はこちら |
SEOで結果を出すためには、デフォルトでも十分戦える環境と、適切に改善できることが重要です。
キーワード選定と順位チェックを徹底することで、集客や収益化で結果が出ます。
通信販売などの顧客に対する一斉メール
通販では、メールマガジンの配信を既存顧客向けに行います。新商品のリリースや役立つコンテンツを配信することで、次回の購入動機を作るためです。アスメルの特徴は、メール配信が定額制であるため、従量課金を気にすることなく、利用し続けることができます。
アスメルは使いやすさは?
設定のしやすさ | |
メール配信のしやすさ | |
HTMLメール配信のしやすさ |
マーケティングツールで最も重要な要素は、求める機能の要件を満たすことでもありますが、日常的に活用するツールほど使いやすくなければなりません。ステップメールのアスメルの構造は非常にシンプルで使いやすいです。
シナリオの作成は必須項目を設定します。その後作成するフォームの必要な項目を入力します。「メールアドレス」は必須です。必要に応じて「名前」や「住所」などの項目を設置します。シナリオごとに登録件数などが分かりやすく分けられています。
アスメルのデメリットとして挙げられるポイントとは?
アスメルは、ステップメール配信とメルマガ配信の双方を実行することができますが、HTMLメールにテンプレが用意されていないため、HTMLの知識が必要です。また、POSレジなどとシステム連携ができないことも挙げられます。
アスメルはフォームやHTMLメールのデザインがしづらい。
アスメルに用意されている機能でデザインができるフォームのデザインが古臭い点がデメリットとして挙げられます。また、HTMLメールを送信する機能はありますが、ほかのメール配信システムのようにテンプレートやドロップアンドペーストで作成できるエディタが用意されているわけではありません。
そのため、アスメルでHTMLメールでメルマガ配信したい時は向きません。
アスメルは、システム間の連携ができない。
例えば、利用者数が多いPOSレジや顧客管理システムと連携し、自動でリストを収集することはできません。そのため、顧客リストをダウンロードし、CSVファイルに編集してアップロードする必要性があります。
MAツールではないので、オウンドメディア内のクッキーで履歴を追跡できない。
アスメルはあくまでステップメールであるため、マーケティングオートメーションツール(MAツール)のように登録した人が、「何のコンテンツを閲覧しているのか?」などの閲覧履歴を計測することができません。
そのため、ホームページやオウンドメディアのどのページを見て、資料請求やお問い合わせをしたのかまではわかりません。
アスメルと他のメルマガ配信ツールとの違いは?
メルマガ配信、MAツール、LINE公式アカウントと比較します。アスメルは、ステップメールを目的に導入します。それぞれ代表的なサービスと比較します。
アスメルとブラストメール
アスメルはステップメールであり、顧客フォローをすることや資料の読了率を高めることで、商談成立率を高めることが目的として挙げられることが多いです。また、無料のPDFのダウンロードをするのにメールアドレスの入力を必要とするリードマーケティングは、ステップメール機能がないと向きません。
それに対して、ブラストメールは、メール配信に特化しています。ステップメール機能がない代わりに、HTMLメールが設計しやすいエディタを採用しており、専門知識がなくてもチラシのようなメールを作成することができます。そのため、小売店などのメルマガ配信にはブラストメールの方が使いやすいです。
Blastmail
評価:
直感的な感覚でチラシのようなHTMLメールを配信することができる。大手企業を含む国内22,000社が導入しており、メルマガ配信技術に定評がある株式会社ラクスライトクラウドが運営している。
アスメルとHubSpot
アスメルは、ステップメールなのに対して、HubSpotはMAツールです。MAツールでは、ステップメールを配信することができるほかに、登録した見込み客の閲覧履歴を見ることができるため、その後の営業のクロージングが有利になります。
基本的にオウンドメディアで見込み客を収集する時は、MAツールの方を使いますので、HubSpotを選択する時が多いです。ただし、とにかくさまざまな種類の特化ブログを作り、リストの属性を細かく分けたい時は、アスメルの方がコストが安いので、アスメルを使う時が多いです。
アスメルとLINE公式アカウント
アスメルは配信であり、LINE公式アカウントはLINEを対象にしています。
現在、LINEのスマホユーザーのシェアが特定の年代では9割を超えていることや、発信側と受信側が一致していることもあり、メッセージ到達率は、LINE公式アカウントの方が高いです。また、Lステップと組み合わせることで、LINE公式アカウントは、個人向けのマーケティングにとても向いています。
それに対して、アスメルは、LINE公式アカウントほどの到達率はありませんが、BtoB向けの見込み客獲得に向いており、メールリストをCSVで出力できます。前出のように、X(旧Twitter)広告やFacebook広告のオーディエンスの生成に活用することができ、新規の集客に役立つ広告の配信ができます。
アスメルの契約方法と解約方法
アスメルの契約方法
ステップメールのアスメルの契約方法は、支払い方法によって2通りの方法があります。
- クレジットカードによる自動課金: 月額利用料3999円が毎月1日に自動課金されます。初期設定費用として15980円の入金が必要です。お申し込み月の翌月から課金が始まります。
- 銀行口座からの自動引落: 毎月末(27日頃)に翌月分の利用料が銀行口座から引き落とされます。お申し込み月の月額使用料は無料で、2ヶ月分の利用料の先払いが必要です。自動引き落としは2ヶ月後から開始されます。
いずれの方法も全額返金保証制度が付いており、申込日から30日以内で解約された場合、全額返金されます。また、契約には身分証明書の提出が必要で、個人契約の場合は運転免許証など、法人契約の場合は履歴事項全部証明書などが必要です。
アスメルの解約方法
アスメルを解約したい時は、解約月の25日前までに解約フォームから連絡をします。サービスの解約はその月の月末になります。未払い料金がある時は、解約ができません。必ず、ギリギリではなく、解約の旨を伝えた後に、未払いがないかを確認しましょう。
また、収集したメールアドレスなどのデータは、サービス解約の2ヶ月以内に完全削除されます。そのため、事前に収集したデータは、CSVで出力するようにしておきましょう。
アスメルの評価は?
見込み客向けのマーケティングでは、ステップメールが影響するのは、メールの到達率が成果に強く影響します。
メールは100%届けられるものだと思われがちですが、実は、システム内のエラーでメールが配信されなかったり、docomo、au、SoftBankなどの各キャリアが設定しているフィルターにブロックされる可能性があります。また、フリーメールの場合、開封率が低い送り主のメールはプロモーションや迷惑フォルダに振り分ける自動機能が備わっています。
そのため、メールは届くのは100%ではありません。極端な話、メールの到達率が30%であることもあれば、60%であることもあります。メールが届かなければ当然マーケティングになりません。
アスメルはリーズナブルな金額で、シナリオ無制限、配信回数無制限のステップメールです。また、ステップメールの先駆けの存在でもありますので、古くから使い続けているユーザーも多いです。
そこでアスメルは以下の対策を実施しています。
- 配信リストクリーニングをしている。未達のメールを大量に出しているメール配信業者は追い出している。
- 専用IP型のアスメルプラチナNEOを用意している。
基本的に、プラチナNEOにしなくても、通常のアスメルでHTMLメールを送信すれば、到達率はある程度の水準で配信することができます。到達率の精度を上げたい時は、プラチナNEOを検討していきます。
最終更新日 : 2024年11月12日