マイクロコピーとは?役割の解説と用途別テンプレ40選

デザインやコンテンツが良いランディングページを用意しても、最終的に購入や問い合わせ申込みなどの行動を起こさないと成約は発生しません。最後の行動を発生させる工夫として登場するのがマイクロコピーです。マイクロコピーは、行動を促す短いコピー(フレーズ)であり、適切なマイクロコピーを採用することで、成約率を高めることができます。

ここでは、マイクロコピーについて、詳しく紹介していきます。

目次

マイクロコピーとは?

マイクロコピーとは、ウェブサイトやアプリケーションのインターフェース上で、ユーザーに対して短く具体的な指示や情報を提供する短いコピーのことです。具体的には、ボタンのラベル、エラーメッセージ、ヒントに含まれるコピーがマイクロコピーに該当します。

マイクロコピーが特に使われるのは、ランディングページや無料体験(フリープラン)のインターフェース上です。どちらも購入や有料プランを申し込んでもらうための媒体であることに共通しています。

マイクロコピーの役割とは?

ユーザーに対して適切な情報を提供し、行動を促し、使いやすさを定着させることで、マイクロコピーはマーケティングの成功に不可欠な役割を果たします。

ユーザーの行動を促す

マイクロコピーは、ユーザーに次のステップを示し、特定の行動を促すために役立ちます。たとえば、ウェブサイトのサインアップボタンに「今すぐ始めよう」というフレーズを用いることで、登録プロセスの開始を促すことができます。このように短い文言が、ユーザーの意思決定をサポートし、サイトのコンバージョン率向上に貢献します。

ユーザーの不安を軽減する

マイクロコピーは、ユーザーが感じる不安や疑問を軽減するのにも効果的です。たとえば、無料トライアル終了前の通知といったマイクロコピーは、ユーザーがサービスを試す際の心配を和らげることができます。このような文言により、ユーザーに安心感を与え、信頼できるユーザー体験を提供します。

ユーザーの行動を適切に指示する

ウェブサイトやアプリにおけるマイクロコピーは、ユーザーに必要な情報を明確に伝える重要な役割を持ちます。例えば、パスワード入力欄に「半角英数字8文字以上」という指示のマイクロコピーがあると、ユーザーは必要なアクションをすぐに理解できます。このようにマイクロコピーを活用することで、ユーザーは迷うことなく目標を達成できるように導かれます。

UX(体験価値)が向上する

良質なマイクロコピーは、ユーザー体験全体を向上させることができます。ユーザーが遭遇するかもしれない障壁を取り除き、操作の流れをスムーズにすることによって、ストレスなくサイトやアプリを使用できるようになります。その結果、ユーザーの満足度が高まり、サイトの再訪やサービスの長期利用が促されます。

用途別マイクロコピー40選

様々な用途に合わせてマイクロコピーは使い分けを行うことができます。マイクロコピーは特定の行動を促すため、ランディングページのみならず、管理画面の操作性を改善するために使われます。

ユーザーの目線で考えれば、A社とB社では同じ目的のページに誘導しようとしているのにマイクロコピーが異なれば、ユーザーは異なる目的のページに誘導されると誤認します。

そのため、マイクロコピーは、わかりやすさが最重視されます。ここでは、用途別によく使われるマイクロコピーを40種類紹介します。

購入を促すマイクロコピー15選

  1. 「カートに追加」
  2. 「今すぐ購入して割引を受ける」
  3. 「予約はこちらから」
  4. 「お得なプランを見る」
  5. 「期間限定オファー」
  6. 「チェックアウトへ進む」
  7. 「今すぐ予約して確実に席を確保」
  8. 「特別割引価格で購入」
  9. 「会員限定オファーを見る」
  10. 「無料トライアルを開始」
  11. 「限定販売商品をチェック」
  12. 「サービスにサインアップして特典を受け取る」
  13. 「次回入荷の通知を受け取る」
  14. 「ギフトカードを購入」
  15. 「この商品についてもっと知る」

サインアップ(登録)を求めるマイクロコピー5選

  1. 「無料アカウントを作成」
  2. 「始めるにはこちらをクリック」
  3. 「今すぐ参加しよう」
  4. 「登録して特典をゲット」
  5. 「メールで続きを読む」

問い合わせ・サポート関連のマイクロコピー5選

  1. 「質問がある?お問い合わせください」
  2. 「ヘルプが必要ですか?」
  3. 「サポートチームに連絡する」
  4. 「FAQをチェックする」
  5. 「チャットで相談する」

アンケートを求めるマイクロコピー5選

  1. 「ご意見をお聞かせください」
  2. 「フィードバックを送信」
  3. 「短いアンケートに答える」
  4. 「あなたの声を聞かせてください」
  5. 「評価してご協力ください」

ソーシャルメディアキャンペーンに使えるマイクロコピー5選

  1. 「友達にシェアする」
  2. 「フォローして最新情報をゲット」
  3. 「#ハッシュタグで参加しよう」
  4. 「いいね!で応援」
  5. 「ストーリーに追加」

セキュリティチェックを求めるマイクロコピー5選

  1. 「安全にログイン」
  2. 「パスワードを忘れた方はこちら」
  3. 「2段階認証を設定する」
  4. 「アカウントを保護する」
  5. 「セキュアチェックを行う」

まとめ:マイクロコピーはこんな人におすすめ

マイクロコピーとは、特定の行動を引き起こすために使われる短いコピー(フレーズ)のことです。集客で言えば、ランディングページの最終的な行動を引き起こせない成約が発生しません。また、適切なマイクロコピーは、ウェブサイトやシステムの管理画面をわかりやすくし、使いやすくする効果もあります。

マイクロコピーを学ぶべき人は、特にウェブマーケティングを学びたい人はもちろん、管理画面を構成するデザイナーやエンジニアにもおすすめです。

マイクロコピーを学習したい方には、以下の書籍をおすすめします。

最終更新日 : 2024年4月20日

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