WIXの評判とは-飲食店のホームページ制作するのは適しているのか?
飲食店や美容室のホームページ制作で、「WIX」はどうですか?と聞かれることが多いです。
WIXはおしゃれなテンプレートが豊富で、WordPressでは一工夫が必要な機能の設置も可能です。ブログも設置できます。ホームページを制作するだけであればWIXでも有効です。
ただし、ホームページに求める役割は、飲食店の規模や業態によって異なることが多いです。そのため、インタビューなどを受けた時には、誤解がないように触れないことの方が多いです。
では、WIXでのホームページ制作はどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
WIXとは?
WIXは無料でホームページ制作できるサービスです。
豊富なデザインが特徴であり、デザインで決められた箇所のテキストや画像を差し替えるだけでホームページの作成が可能です。
また、様々な機能が存在し、ブログの追加やネットショップ関連の機能、ニュースレター、オンライン請求書発行、ライブチャットなどWordPressでは一部対応ができない接客機能も追加可能であることが魅力と言えます。
WIXでホームページを作成するメリット
WIXでは、豊富に用意されたテンプレートが元になって、その内容を組み替えることで自店舗のホームページを作成します。そのため、HTMLなどの知識を必要としなくてもホームページ自体は作成可能です。
見栄えの良いホームページを作成することができる。
飲食店に限らず、WIXのテンプレートは、豊富に用意されています。見栄えの良いホームページのテンプレートを選んで、文章と画像を入れ替えるだけで公式のホームページを簡単に作成できます。
自分で保守をする必要がない。
WordPressのようにレンタルサーバーで保守する必要はありません。
費用を抑えることができる。
結局これが一番のメリットで、とりあえず自分のホームページを持ち、メニュー表などをWeb上から掲載したいという人にとっては、最も高くかかる制作費用を抑えることができます。
WIXのデメリット
デメリットは、他のCMSと比較してのお話になります。
WIXと同じような簡易的にホームページ作成するサービスと比較すると差はないのですが、WordPressなどで作成したものに比べると差が出ます。
デザインの変更が効かない。
WIXは、テンプレートを選択することから作成します。変更箇所にナンバリングがされていて、紐づけられているわけではありませんので、WordPressのようにデザインの変更はできません。
移行できない。
WordPressの場合は、他のCMSにコンテンツを移行させることができます。
それに対して、WIXはバックアップする機能そのものが存在しておらず、その他のCMSに移管することができません。
電話によるサポートがない。
電話の窓口が存在しても英語、スペイン語、ポルトガル語イタリア語のみの対応になります。日本語の対応がありません。どうしてもわからない場合は、ミラサポなどに申し込んで作り込む方法を聞いた方が良いかもしれません。
コンテンツマーケティング向きではない。
WIXで作成したホームページが競合サイトが多いジャンルで上位に表示されているところを見たことがありません。
事例ページを見てみると、ロゴの部分にh1タグが使われており、全ページ共通になっていました。また、CSSも分離されていないテンプレートもあるようです。基礎的なSEO対策はできると思うのですが、万全さに関しては残念ながら欠けるのではないかと思われます。
WordPressをSEOを強化するための12個の重要な設定方法
WIXは人口の少ない地域の飲食店では有効
基本的に人口の少ない地域であれば、食べログやホットペッパーグルメを使って飲食店を探す習慣がありません。そのため、広告を出稿している飲食店も少なく、ホームページを持っていないため、商工会で作ったポータルサイトを店舗ページにしているところすらあります。
この場合は、ホームページを持っていても使いこなせていない飲食店ばかりですので、何を使っても大差ありません。そのため、WIXを使う選択肢も十分にあります。
知名度の拡大を狙ったマーケティングを仕掛けるのであれば、WordPressを活用
競合が多く、食べログやホットペッパーグルメが強い地域では、グルメサイトだけではなく、ホームページの強化などその他の集客を行わなければ十分に顧客獲得ができません。
そのため、積極的にコンテンツマーケティングを実施している店舗が徐々に増え始めています。この時に、やはり、十分なSEO対策ができるWordPressのようなCMSでなければ不利になります。
WIXを使うのであれば、プレミアムプランの導入が前提
無料ホームページですので、広告が表示される他、帯域幅が低く設定されています。帯域幅が低いと情報量の多い画像や動画が多いページは注目を集めた時に表示されなくなります。
そのため、最低でもベーシックプラン以上の契約と、SERPにもドメインは表示されますので、独自ドメインは設定した方がいいでしょう。
最終更新日 : 2022年3月9日