X(旧Twitter)のインプレッションの確認方法と伸ばす方法とは?
X(旧Twitter)のインプレッションは、投稿がどれだけのユーザーに表示されたかを示す指標です。つまり、投稿の表示回数です。この指標は、SNSマーケティングにおいて投稿した情報がどれだけ幅広くリーチしているのか表しています。ここでは、Xでインプレッションを確認する方法やインプレッションの増やし方について解説したいと思います。
Xのインプレッションを伸ばす利点とは?
企業アカウントがエックス(旧Twitter)のインプレッションを増やすことには以下のような良い点があります。
ブランド認知度の向上
インプレッションの増加は、より多くのユーザーに企業や製品が見られる機会を意味します。これにより、ブランドの認知度が向上し、市場での存在感が高まります。
新規顧客獲得の機会拡大
投稿がより広範囲に露出することで、潜在顧客にリーチする機会が増えます。結果として、新たな顧客層を開拓し、市場のシェアを広げることが可能になります。
顧客エンゲージメントの増加
投稿が多くのユーザーに見られることで、いいねやリツイートなどのエンゲージメントが増えます。これは顧客との対話のチャンスを増やし、ブランドへの忠誠心や満足度を高めることにつながります。
売上増加の可能性
高いインプレッションは、製品やサービスへの関心を高めることができます。その結果、売上の増加や長期的な顧客関係の構築に寄与する可能性があります。
Xがインプレッションを伸ばすデメリットとは?
Xで表示回数が伸びやすいアカウントでは、炎上のリスクも高まります。読み違いから、スクショや録画などの管理できないファイルに変換されて拡散していき、株価などに悪影響を及ぼすこともあります。最近は、わざと炎上させて注目を集める手法も大手企業も行っていますが、賛否両論を呼ぶため、炎上対策が十分にできない場合はブランド毀損を起こすだけです。
Xでの投稿は、十分に確認し、イメージから逸脱し過ぎないものを投稿する必要性があります。
Xでインプレッションの確認方法
インプレッションを確認する方法には、投稿ごとに確認をするか、アナリティクスで確認するかの2つのパターンがあります。
ポストアクティビティを通じた確認
投稿の下にあるインプレッション数が表示されています。特定のポストのインプレッションを閲覧する時には、そのまま特定のポストを確認すれば表示されています。
Xアナリティクスの利用
アナリティクスでは、過去28日間のインプレッション数、エンゲージ数、エンゲージ率を含む、詳細なデータ分析が可能です。複数のツイートを比較して、エンゲージ率の高いポストの傾向を掴みたい時は、Xアナリティクスを確認して分析を行います。
Xでインプレッション数を増やす方法とは?
①フォロワーとのエンゲージメントを向上させる。
フォロワーとの相互作用を高めることで、より強いリアルグラフ(エンゲージメントの度合い)を築き、タイムラインに表示される可能性が高まります。
具体的には、フォロワーからのリプライに返信する、リポストやいいねを活用するなどが効果的です。双方でエンゲージメントが高いとポストが表示されやすくなります。
②質の高いコンテンツの投稿
ユーザーの関心に合った、魅力的で関連性の高いコンテンツの提供が重要です。質の高いコンテンツは、エンゲージメントを引き出し、フォロワーの増加にも寄与します。
質の高いコンテンツの定義は、アカウントにフォロワーが期待しているニーズによって異なります。有用な情報を求められるアカウントもあれば、元気になるようなポジティブなポストを期待されるアカウントもあります。
マーケティングに活用する場合は、成約につながるような情報が良いでしょう。例えば、掃除機を販売しているのであれば、吸引力を示すショート動画を投稿したり、短時間で掃除が終了する様子を撮影することが該当します。
③フォロワー数とエンゲージメント数のバランス
フォロワー数が多いだけでは不十分です。エンゲージメントが少ないアカウントは、アルゴリズムによるランク付けで不利になる可能性があるため、エンゲージメントを意識した運用が求められます。
例えば、フォロワー数が2万人を超えていても、1万人以上が半年以上ログインをしていなければ、エンゲージメントが極端に下がります。高いエンゲージメントを維持するためには、ログインしていないアカウントのフォロー・フォロワーを解除する必要があります。
残念ながら、Xの機能には、非アクティブアカウントを判定する機能がありません。そのため、Socialdogの機能を使い、半年以上ポストをしていないアカウントを見つけ出し、解除作業を行います。
④新しい認証バッジ(Verified Organizations)の取得
金バッジを取得することで、タイムライン表示において優先されます。これは、信頼性と正確性の証となり、ユーザーの信頼を得るためにも有効です。Verified Organizationsには、ベーシックとフルアクセスがあり、フルアクセスを選択すると、おすすめへの表示が、通常の2倍になります。
⑤ネガティブフィードバックの管理
ミュートやブロックなどのネガティブフィードバックを避けるためには、ユーザーに不快感を与えないコンテンツを心がけることが重要です。不快感を与えるコンテンツは、フォロワーの離反を招く可能性があります。さらに、通報を受けると、劇的に表示ランクが下がります。
そのため、投稿はポジティブなものに限定し、通報をされる原因になる著作物を無断でポストしたり、差別につながる表現を回避する必要があります。
⑥タイムリーな投稿
投稿の関連性は時間の経過とともに低下するため、定期的かつタイムリーに投稿することが重要です。ターゲットユーザーのアクティブな時間帯に合わせて投稿することで、エンゲージメントとインプレッションの増加が期待できます。
⑦トレンドに関連があるポストを行う。
その時に話題になっているトレンドを含むポストを行えば、トレンドを検索したユーザーが表示します。この時に注意しなければならないのは、ネガティブなトレンドに便乗すると、ポストがネガティブになりがちなので、ポジティブなトレンドを選択することです。
例えば、スポーツ選手が結果を出した時や結婚した時の祝いのポストは許容されますが、結果が出なかった時の批判などは望ましくはありません。
⑧関連性の高いユーザーを検索し、いいねやリポストを行う。
表示されないアカウントの投稿を他のユーザーは知ることができません。そのため、X Proなどを使って、類似性の高いテーマをポストしているユーザーをタイムラインから探し出し、いいね、リポスト、リプライなどのポジティブなエンゲージを行い、外部を刺激します。
これにより、エンゲージされたユーザーとのリアルグラフが向上しますので、ポストが表示されやすくなります。良い関係性を構築すれば、相手側からもポジティブなエンゲージを獲得しやすくなります。
インプレッションの分析方法
インプレッションの確認方法
インプレッション数の確認には、ツイートアクティビティとXアナリティクスの二つの方法があります。ツイートアクティビティでは、各投稿の下段に表示されるグラフアイコンをクリックしてインプレッション数を確認します。Xアナリティクスでは、「もっと見る」から「Creator Studio」→「アナリティクス」を選択し、過去28日間のインプレッション数(合計値)を確認できます。
ポスト内容の種類ごとに分析
投稿の内容によってインプレッション数が異なります。例えば、文字だけの投稿、画像や動画を含む投稿、リンク付きの投稿などがあります。これらの違いを比較し、ユーザーに好まれる投稿内容を把握することが重要です。
投稿タイミングの分析
Xのユーザー属性に応じて、利用する時間帯が異なります。適切なタイミングで投稿することが、インプレッション数を高める鍵です。
エンゲージメント数とエンゲージメント率の分析
エンゲージメント数は、投稿に対するユーザーの反応を示す指標です。インプレッションに対するエンゲージメント数の割合を示すエンゲージメント率も重要な指標です。エンゲージメント数が多いほど、インプレッションが増える可能性が高まります。
まとめ
Xのインプレッションは、適切な分析と戦略により、マーケティング活動の効果を高める重要な指標です。これらの方法を用いて、インプレッション数を最大化しましょう。
X(Twitter)の基礎
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最終更新日 : 2024年4月6日