X(Twitter)のフォロワーを増やす方法と注意点
X(Twitter)のフォロワーを増やすと、たくさんのユーザーに訴求しやすくなりますが、増やし方を間違えると、思ったよりも表示回数(インプレッション)が伸びないアカウントになってしまいます。そこで、Xのフォロワーを増やす方法について解説をします。
フォロワーとは?
X(Twitter)のフォロワーとは、あなたのアカウントをフォローしているユーザーのことです。
アクティブで自社に興味を持つフォロワーを増やすことで、あなたのメッセージやコンテンツのリーチが拡大し、影響力が増します。これにより、ブランド認知度の向上、商品やサービスの宣伝効果の増大、さらにはビジネスチャンスの拡大につながる可能性があります。
X(Twitter)の特徴から考えるフォロワーの増やし方
以前は、単純にフォロワーを増やすことが影響力を高めるためには効果的とされてきましたが、X(Twitter)で多くのユーザーがタイムラインのデフォルトにしているおすすめの表示アルゴリズムからはそうではないといえます。
おすすめのタイムラインは、1500のポストがフォローしていないユーザーとフォローしているユーザーから50:50の割合で選ばれます。
フォロワーのタイムラインには、リアルグラフ(関係性)が影響します。リアルグラフは、交流の度合いからスコアリングされています。つまり、フォローされていても、関係性がなければタイムラインには表示されません。
フォロワーを増やすことは、自社PR能力を高めるためなので、フォロワーは、アクティブで興味関心の高いユーザーであることが求められます。
フォロワーを増やすためのプロセスとは?
興味関心の高いユーザーにフォローしてもらうためには、まずは興味を持ってもらうことが重要です。
- フォローしてもらいたいユーザーを具体的に定義する。
- フォローしてもらいたいユーザーが興味を持つようなポストを投稿する。
- フォローしてもらいたいユーザーを刺激する。
- ポジティブなエンゲージメントを獲得する。
- プロフィールを最適化する。
なお、ビジネス活用を前提にするのであれば、X Premium以上のプランで運用することをおすすめします。これは、スパムアカウントの自動生成を防止するため、作成した直後のアカウントは、表示回数が制限されているためで、外部にいいねやリプライなどのエンゲージをしても、一定期間表示されないことがあるからです。また、おすすめやリプライでの表示のブーストがかかります。
【ターゲティング】フォローしてもらいたいユーザーを具体的に定義する。
フォローしてほしいユーザーを具体的に定義します。X(Twitter)の特徴は、非公開アカウント(鍵垢)以外の投稿を検索できることにあります。そのため、ポジションや何に興味を持っているかは、プロフィールや投稿からキーワード検索することができます。
キーワードを5〜10つ程度にまとめると、どんなコンテンツの方向性を決定することができます。
【コンテンツ作成】フォローしてもらいたいユーザーが興味を持つようなポストを投稿する。
次にコンテンツを作成します。X(Twitter)では、テキスト、画像、動画を投稿することができ、有料アカウントにすることで、文字数制限や動画の長さが緩和されます。
ターゲティングで定義したキーワードに関連する趣旨のコンテンツを作成します。この時、長文の方が良いことや動画や画像などのリッチコンテンツは、3つ以上の方が評価されやすいなどがありますが、コンテンツは、表示回数が伸びても、読まれないと意味がないため、適切な長さで投稿をすることを心がけます。
フォローしてもらいたいユーザーを刺激する。
ある程度の投稿した後は、興味関心のあるユーザーを検索し、存在を知らせるためにアプローチをします。
- キーワード検索などで、フォローしてほしい人を検索し、キーワードごとにリスト化する。(X Proを使うと効率化できる。)
- いいねやリプライを行い、関係性を高める。
- 返信や双方的なエンゲージが確認できた後に、選択的にフォローする。
ポジティブなエンゲージメントを獲得する。
ポジティブなエンゲージメントには、いいね、リポスト、リプライ、プロフィールの確認が含まれます。これらを獲得すると、フォローされていない興味関心が高いとされるユーザーにも投稿が表示されるようになります。
ポジティブなエンゲージメントを獲得するには、他のユーザーには見ない共感や関心を呼ぶコンテンツを投稿することが挙げられますが、作成のハードルが高く、拡散は運でしかないありません。
そのため、反応してほしいユーザーにポジティブなエンゲージメントを自分から行います。返報性の法則にて、ポジティブなエンゲージメントを獲得していきます。
プロフィールを最適化する。
ユーザーは、「誰が投稿したのか?」を重視します。X(Twitter)だけではありませんが、根拠のある投稿を自由にすることができるため、情報には信用するための担保が求められるからです。
過去の経験やどういった価値を提供している企業なのかを端的に示し、詳細については拡張プロフィールやURLで設定しましょう。プロフィールが現実的なものであり、その分野で活動をしていると確認ができれば、フォローされる確率が高まります。
その他のフォロワーを増やす方法
基本的なX(Twitter)のフォロワーの増やし方について解説をしましたが、それ以外の方法を紹介します。
フォロー&リポストキャンペーン
フォロー&リポストキャンペーンは、参加者に自分のアカウントをフォローし、特定の投稿をリポスト(再投稿)してもらう方法です。キャンペーンの告知は魅力的な内容で行い、参加条件や期間、賞品を明確にします。
このキャンペーンは、アカウントの露出を増やし、フォロワー数を効果的に増加させることができます。リポストにより、参加者のフォロワーにも自分のアカウントが紹介され、さらなる拡散が期待できます。また、賞品を設定することで参加意欲を高め、エンゲージメントの向上にも寄与します。
X広告
X広告を使うことで、表示回数を強制的に増やすことができます。広告はエンゲージを増やすを選択します。
広告を出稿するには、Proアカウントにする必要性があります。
X広告を利用してフォロワーを獲得するには、ターゲットとなるオーディエンスを明確に設定します。魅力的なビジュアルと簡潔なメッセージで広告を作成し、ユーザーの興味を引きます。広告には明確にフォローしてほしいことを含めて記載し、ユーザーにフォローを促します。
フォロワーを増やす際の注意点
自分からフォローを行い、フォローをされ返すことを待つフォローバックの方法が行われることが多かったです。
しかし、フォローバックは、興味のないユーザーのフォローとフォロワーが増えてしまうことから、リアルグラフを高めることが非常に難しいです。また、FF比(フォローしているユーザー数:フォロワー数)が 1:1に近いと、スパムアカウントとしてみなされるケースもあり、結果として、フォロワーが多いのに、表示回数が伸びないアカウントになります。
ミュートやブロックは、ネガティブなエンゲージメントに該当し、スコアリングを大きく下げてしまいます。興味のないけれど、フォローされているユーザーはむしろ増えない方がX(Twitter)では良いとされています。
まとめ
X(Twitter)のフォロワーを増やすためには、アルゴリズムを理解した上で、アクティブで自社に興味のあるフォロワーを増やすことが重要です。
他のマーケティング方法にも共通しており、フォロワーを具体的に定義して、そのフォロワーが興味を持つ情報を発信することに尽きます。初期段階では、リアルグラフを重視し、積極的にフォローして欲しいユーザーと交流しましょう。
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最終更新日 : 2024年4月6日