POS+food（ポスタスフード）とは何ができるレジ？機能・メリット・デメリット【飲食店DX向けPOSレジ】

飲食店の経営を効率化し、売上向上に貢献するツールとして、POSレジシステムが不可欠です。

その中でも、飲食店に特化したクラウド型モバイルPOSレジシステム「POS+food（ポスタスフード）」は、多くの飲食店で導入されています。

本記事では、POS+foodのメリット、デメリット、独自の強み、機能、費用・プラン、オプションについて詳しく解説します。POS+foodの導入を検討している方、飲食店の経営効率化を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

POS+food（ポスタスフード）とは？

POS+food（ポスタスフード）は、飲食店経営に特化したクラウド型のモバイルPOSレジです。

売上管理や顧客管理などの基本的な機能に加えて、テイクアウト・デリバリー対応、セルフオーダーシステム、複数店舗管理など、飲食店運営に必要な機能を幅広く備えています。

これらの機能により、業務効率化、人手不足解消、顧客満足度向上、売上向上など、さまざまな効果が期待できます。POS+foodは、小規模店舗からチェーン店まで、幅広い規模の飲食店で導入されています。

POS+food（ポスタスフード）のメリットとは？

POS+food（ポスタスフード）導入のメリットは、飲食店の業務効率化と売上向上を同時に実現できる点があります。

具体的には以下のような効果が期待できます。

• 業務プロセスの効率化
• データに基づいたマーケティング
• 多様な顧客ニーズへの対応
• 迅速な経営判断のサポート
• 拡張性の高さ

業務効率化によるコスト削減と人手不足解消

POS+foodは、注文から会計までの業務を自動化・効率化することで、スタッフの作業時間を大幅に削減できます。例えば、ハンディターミナルを使った注文入力は、オーダーミスを減らし、調理場への指示も迅速化します。また、自動釣銭機との連携により、会計時のミスを防止し、レジ締め作業も簡略化できます。

これらの効率化により、人件費の削減や、人手不足の解消につながります。さらに、スタッフは接客などの顧客サービスに注力できるようになり、顧客満足度の向上にも貢献します。

データ分析による効果的なマーケティングと売上向上

POS+foodは、売上データや顧客データを蓄積・分析することで、効果的なマーケティング施策の立案を支援します。例えば、曜日別・時間帯別の売れ筋商品や、顧客の来店頻度、購買履歴などを分析することで、ターゲットを絞ったプロモーションや、リピーター獲得のための施策を実施できます。

また、ABC分析などを活用して、メニューの改善や在庫管理の最適化にも役立ちます。これらのデータに基づいた戦略的な経営により、売上向上と利益率の改善が期待できます。

多彩な外部サービス連携で広がる可能性

POS+foodは、多くの外部サービスと連携できる点も大きなメリットです。例えば、トレタやTableCheckなどの予約台帳システムと連携することで、予約管理から来店時の顧客情報確認までをスムーズに行えます。これにより、予約のダブルブッキング防止や、顧客に合わせたきめ細やかな接客が可能になり、顧客満足度の向上につながります。

また、会計ソフトとの連携により、経理業務の効率化も実現できます。このように、POS+foodは様々な外部サービスとの連携によって、飲食店の業務を総合的にサポートし、経営の効率化を促進します。

柔軟にカスタマイズをすることができる

POS+foodは、店舗のニーズに合わせて機能をカスタマイズできる柔軟性も備えています。

例えば、オプションの「POS+ selfregi」を導入することで、セルフレジとしても活用できます。これにより、顧客自身が注文から会計までを行うことができ、スタッフの負担軽減と人手不足解消に大きく貢献します。特に、ピーク時の混雑緩和や、非接触型サービスの提供が求められる現代において、セルフレジの導入は大きなメリットとなります。

店舗の規模や業態、オペレーションに合わせて最適なシステムを構築できる点が、POS+foodの強みです。

LINE公式アカウントとの連携強化：LINEミニアプリでマーケティングを効率化

POS+foodは、LINEミニアプリとの連携にも対応しています。これにより、簡単にLINE公式アカウントにも登録を促すことができ、LINE公式アカウントを活用した効果的なマーケティング施策を容易に導入できます。

例えば、LINE上でポイントカード機能を提供したり、クーポンを配信したりすることで、顧客の来店促進やリピート率向上を図ることができます。

POS+food（ポスタスフード）のデメリットとは？

POS+foodは、カスタマイズ性に優れたPOSレジですが、カスタマイズをすれば相応の初期導入費用が必要になります。

また、無料のPOSレジではないので、月額費用が発生します。

POS+food（ポスタスフード）の独自の強み

POS+foodは、他のPOSレジシステムと比較して、飲食店に特化した独自の機能を備えています。例えば、「テーブルトップオーダー（TTO）」機能では、顧客がテーブルに設置されたタブレット端末から直接注文を行うことができ、スタッフの負担軽減と注文ミス削減を実現します。

また、多言語対応機能により、外国人観光客の多いエリアでもスムーズな対応が可能です。

さらに、トレーニング機能を使うことで、実際の店舗データを用いてレジ操作の練習ができるため、新人スタッフの即戦力化にも貢献します。これらの独自機能により、飲食店の運営をより効率的かつ効果的にサポートします。

POS+food（ポスタスフード）の機能一覧

機能	説明
レジ機能	iPadアプリを使った飲食店専用のレジ機能で、直感的な操作で注文から会計までをスムーズに行えます。
注文機能	サブメニュー設定や商品検索機能、注文状況に応じた調理指示など、柔軟な注文管理が可能です。
顧客分析	顧客データの分析と管理を行い、顧客の嗜好や来店頻度などを把握し、効果的なマーケティング施策に活用できます。
キャッシュレス決済	多様なキャッシュレス決済端末との連携により、現金以外の支払い方法にも対応し、顧客の利便性を向上させます。
セルフオーダー	お客様自身で注文と会計を行うことで、スタッフの負担軽減と効率的なオペレーションを実現します。
テイクアウト・デリバリー	テイクアウト注文と事前決済機能を備え、新たな販売チャネルの拡大を支援します。
オーダー管理	調理から配膳までの状況を一元管理し、スムーズな店舗運営をサポートします。
スタッフ管理	勤怠管理やシフト管理を一元化し、スタッフの効率的な配置と労務管理を支援します。
トレーニング機能	実際の店舗情報を元にレジ機能のトレーニングが可能で、新人スタッフの即戦力化に貢献します。

POS+food（ポスタスフード）の費用・プラン

席数50席未満	初期費用400,000円〜 月額料金14,000円〜
席数50席以上	初期費用600,000円〜 月額費用16,000円〜

これらの費用には、POSタブレット、レシートプリンター、キャッシュドロワー、アクセスポイントなどの機器が含まれます。また、3店舗目以降は個別見積もりとなるため、詳細な費用については問い合わせが必要です。

POS+foodのオプションサービス

POS+には独自のオプションサービスがあり、これらと外部連携を組み合わせることで自由度の高いPOSレジにすることができます。

製品名	概要
POS+ CRM	顧客情報の一元管理、分析、販促活動に活用できるクラウド型の顧客管理システム。
POS+ connect	複数のアプリケーションやシステムを柔軟に連携させ、業務効率化を実現するデータ連携プラットフォーム(iPaaS)。
POS+ assist	導入から運用までをトータルにサポートするコンサルティングサービス。
POS+ kitchen display	調理場に設置したディスプレイに注文情報を表示し、調理の効率化と進捗管理を支援するシステム。
POS+ selfregi	お客様自身で商品のスキャンから会計までを行うセルフPOSレジシステム。
POS+ order & pay	店舗スタッフのオペレーションを変えずにマルチチャネルからの注文・決済を簡単に実現するシステム。
POS+ self order	お客様自身のスマートフォンやタブレットを使って、非対面で注文を行うことができるシステム。(モバイルオーダー、テーブルオーダー)
POS+ TTO	テイクアウト専用の事前注文・決済アプリ。
POS+ OES	飲食店向け多機能モバイルPOS(ハンディターミナル)システム。注文受付から会計まで一連の業務に対応。
POS+ notice	本部-店舗間のコミュニケーションをデジタル化し、情報共有を円滑にする店舗支援システム。
POS+ time recorder	スタッフの勤怠情報を管理し、給与計算や労務管理を効率化するクラウド型の勤怠管理システム。

POS+foodが連携できるサービス・システム

連携可能なキャッシュレス決済	stera terminal JT-VT10 STORES 決済 PAYGATE Station PAYGATE AIR 楽天ペイ
会計・経理	弥生 freee Money Forward
予約台帳システム	TableCheck Toreta ebica
デリバリー	UberEats
仕入れ・発注・在庫管理	BtoB プラットフォーム まかせて! ロット EX ASPIT
その他	EBI LAB ぴかいちナビ FOOD ITX Fooding Journal

まとめ

POS+foodは、有料のPOSレジですので、細かなニーズに応える独自のオプションや外部連携して欲しいサービスと連携しているため、店内の効率化を図りたいと考えた時には、システムを構築しやすいサービスです。

最終更新日　：　2024年12月25日